ビームセンサーのメーカー9社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
ビームセンサ(光電センサ)とは、光を出力する「投光部」と光を受ける「受光部」から構成されています。
さまざまな光の性質を利用して、投光部から投光される信号光が、検出物体によって遮断または透過されたり、反射するなどの変化を受けることにより、受光部で検知する光の量が変化します。この変化を検出して電気信号に変換し、出力信号を得ます。総称して「光を媒体として対象物を検知するもの」を指しています。使用される光は可視光と赤外光が多く占めています。
ビームが遮断されることにより、以下の用途など多様に使用されています。
参考文献
https://www3.panasonic.biz/ac/j/service/tech_support/fasys/tech_guide/photoelectric/index.jsp
https://www.hero-jp.net/bouhan/SENCER.html
https://www.fa-mart.co.jp/sunx/67.html
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
GKMシリーズは、アンプ内蔵形のビームセンサーであり、 高温・高圧水に対する保護構造を採用した堅牢なつくりになっている点が最大の特徴です。
その保護構造のためIP69Kという極めて高い保護性能を備えます。
さらに油環境の影響を受けにくい耐油タイプと、浄剤・殺菌剤や高温水洗浄の影響を受けにくい耐水タイプのラインナップが用意されています。
自動車・工作機製造業界や食品関連機械の洗浄環境など、油や洗浄水を多用する現場での使用に適した製品です。
フリー電源・小型ビームセンサ[電源内蔵] NX5は、世界各国の電源で動作可能なビームセンサーです。
AC 24-240 VまたはDC 12~240 V電源対応したフリー電源仕様であるため、センサー用に電源の変換回路を用意する手間が省けます。
フリー電源ながら奥行きわずか35 mmという薄さを実現している点も大きな特徴です。
立体駐車場での車の位置検出や工場でのコンベアを流れる製品の検出などの用途に利用できます。
距離設定形光電センサ E3ASシリーズは、ライン状にビームを投光をすることを特徴としたビームセンサーです。
ライン状にビームを投光することで、曲面・光沢・凹凸を有する対象物体であっても安定検出できる点が大きな特徴であり、金属加工品などの検出用途に適しています。
広い角度範囲で検知が可能なためセンサー設置時の取り付け角度調整にかかる手間も省けます。
検出面へ防汚コーティングを施しており、誤検出頻度と清掃回数も削減できるなど、運用面にも配慮された製品です。
NR60AQSは、赤外線ビームセンサーであり、投光器から放出される赤外線が一定時間受光器に到達しない場合に信号を出力する製品です。
小動物あるいは落葉等による誤検知を防止するため、縦に4つ配置したビームを同時に遮断しなければ、信号を出力しない仕様になっています。
他にも誤作動しないよう投光量調節機能や、取付場所に応じた遮光時間の設定機能を備えています。
雨・霧・霜等によりビームが減衰しても安定検出ができるように100倍の感度余裕を持っている点も特徴です。
PB-100FZは、赤外線ビームセンサーであり、ビーム投光器と受光器間への侵入物体の検出が可能な製品です。
可視光カットフィルターの採用と外光補償回路の強化により、5万ルクスの照度変化でも影響を受けることがない外乱に強い設計となっています。
太陽光、水銀灯、蛍光灯、車のヘッドライトなどの通常使用環境において影響を受けることなく使用可能です。
侵入者の検出など防犯用途に適しており、前述の特徴から日中屋外にも設置可能です。