カラーセンサーのメーカー18社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
カラーセンサーは物体の色を判別することができるセンサーであり、光電センサー(物体に光を照射してその物体の情報を得るセンサー)の一種です。対象物体が赤・青・緑の3色をどの程度反射・吸収するかという情報を元にして物体の色を決定します。
カラーセンサーには単一波長の光電センサーに比べて、
といったメリットがあります。
カラーセンサーは、色を検出する必要があるさまざまな場所で利用されています。
一例として、ディスプレイ画像の調整が挙げられます。ディスプレイに当たる周囲光をカラーセンサーで分析し、分析結果に合わせてディスプレイの色などを補正するのです。この技術は、液晶TV、スマートフォン、タブレットなどの表示画像補正に利用されています。また、同様の技術がLED照明の色調整などにも用いられています。
この他、工場での製品の色管理、金属の色判別、レジマークの検出などにもカラーセンサーが利用されます。
カラーセンサーは、赤・青・緑3色の光を物体に当て、どの色(波長)の光がどれだけ吸収されたかを検出することで物体の色を判定しています。
例えば赤・青・緑の光がリンゴなどの赤色の物体に当たると、赤色の光だけが反射し、青色と緑色の光は吸収されます。その結果私たちの目には反射した赤色の光だけが届くため、リンゴは赤く見えるのです。またこれら3色の光が白い物体に当たると、全ての光が反射します。反射した全ての光が目に届くため、私たちには物体が白く見えるということですね。
このように、物体の色は「どの色の光が・どの程度反射されるか」により決まります。これを人間の目ではなく装置として検出するのがカラーセンサーなのです。
カラーセンサーの内部には、光を発射する投光部と、物体で反射した光を検出する受光部が組み込まれています。色の判定には、受光部で検出した赤・青・緑3色の受光比率を用います。例えば、受光比率が赤:青:緑=1:1:1であれば物体の色は白であり、1:0:0であれば物体の色は赤、といった具合です。
参考文献
https://www.keyence.co.jp/ss/products/sensor/sensorbasics/color-info.jsp
https://www.keyence.co.jp/ss/products/sensor/sensorbasics/color-feature.jsp
https://www.keyence.co.jp/ss/products/sensor/sensorbasics/color-case.jsp
https://techweb.rohm.co.jp/iot/knowledge/iot05/s-iot05/01-s-iot05/5077
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社