アスピレータのメーカー12社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
アスピレータとは、減圧状態を作り出す、吸引機です。
装置の内部を減圧することによって対象物を「引っ張る」ことができます。
水を用いて減圧するものが一般的で、科学実験や、医療などに幅広く活用されています。
アスピレータは水道の水圧を利用することで、安価で手軽に減圧状態を作ることができます。
しかし、水道では水圧にムラがあるため、減圧の程度が不安定になることもあります。
そこで、減圧状態を一定にさせるために、循環式にした製品や、液体を使わない乾式の製品も開発されています。
医療用では、一般家庭でも使えるような簡易な製品も販売されています。
科学実験としての用途は、
などがあります。
また、医療用としては、
など、様々な用途に使われています。
更にユニークな用途としては、医療用アスピレータを用いてトラフグの耳石を収集する研究なども行われています。
流路の中に、他よりも径の細い場所を作ると、その場所を水が通過する時に、太い場所よりも圧力が低くなります。
これをベンチュリ効果といいますが、この原理を利用して考案されたのがアスピレータです。
水の流れの中に竜巻のような回転を発生させると、排出先の周辺の空気が吸引され、減圧を生じます。
この原理で考案された最も簡易なものは、水道に直接設置するガラス製や金属製のアスピレータです。
ただし、水道は水温や設置状態によって水圧に差があり、減圧状態が一定しない、もしくは真空度が足りない等のデメリットがあるため、ロータリーポンプなどを使って減圧することもあります。
また、水槽を設置し、水を循環させるタイプのものや、ダイアフラムドライポンプを内蔵した、乾式のアスピレータもあります。
ちなみに、アスピレータの吸引効果は、あくまでも流れる水の力と、減圧とのバランスがとれていることであり、このバランスが崩れると逆流してしまう恐れがあるので注意が必要です。
参考文献
https://doi.org/10.14894/faruawpsj.6.6_439
https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3020060270
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