高効率モーターのメーカー9社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
モーターは電気の力を回転運動に変える機械で、多くの工場やプラントで使用される産業界では非常に重要な機器です。
しかし、モーターも電気の力を100%回転運動に変える事は出来ず、供給される電気の力の何%かは常に熱として放出されています。この損失はモーター1台だけであれば非常に少ないですが。日本国内にモーターは約1億台あるといわれているので、その損失は非常に大きいです。
それらの損失を低くするために開発されたのが高効率モーターとなります。
高効率モーターは既存のモーターの置き換えとして、すでに日本国内で多く出回っています。その使用用途としてはモーターの使用される製品すべてといっても過言ではありません。
その為、送水に使用されるポンプや、送風に使われるルーツブロワーなど多くの回転機器で高効率モーターの採用が増えています。
これら高効率モーターは世界的な規格である、IEC規格と同等であり一般的にはプレミアム効率クラス(IE3)として規定されています。
高効率モーターは一般的なモーターよりも電力消費量が少ないので、地球温暖化への対応と消費電力の削減という大きなメリットがある一方で、注意が必要な点もあります。
モーターの置き換えだけれあれば一般的には同じものを購入すればよいのですが、もし高効率モーターだけしか代替品が無かった場合には注意が必要です。
高効率モーターは回転数が高くなる傾向があるので、何も調べずにポンプやファンに接続すると逆に消費動力の増加により、消費電力が増加する恐れがあります。また、始動電流も大きくなる恐れがあるので、配線やブレーカ、マグネットなどの関連機器が問題ないかを事前に確認する必要があります。
それ以外にも発生トルクが大きくなる事や、デルタスター始動方式では採用できないので、従来のモーターから高効率モーターへの載せ替えは機器のメーカーに必ず確認する必要があります。
しかし、地球温暖化の問題によりCO2排出量を少しでも減らすことは、企業の責務となりつつあります。
可能であれば高効率モーターへの載せ替えが、会社としての環境対応として高く評価されることになります。
参考文献
https://www.tmeic.co.jp/product/rotating_machinery/motor/high_efficiency/about_toprunner/
http://www.mohno-pump.co.jp/learning/manabiya/b6.html
社員数の規模
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