差圧計のメーカー18社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
差圧計はある箇所の入口と出口の圧力差を測定したい場合に使用します。非常に簡単なものであれば圧力計を二個使用すればいいですが、それだと人間の目で判断せねばなりません。
その為圧力計に高圧側と低圧側の接続口を設けて自動的に差圧を表示する物や、自動的に4-20mAの信号を出力するものが主流です。
また、クリーンルームなどで常に外部より内部が揚圧の部屋などでは、入室の前に内部の圧力が高いことを確認する必要があります。
このような差圧計は微差圧計と呼ばれ部屋のドアの上部などに取り付けられています。
差圧計は非常に小さい物であればクリーンルームのドアの上部などに取付、クリーンルーム内が常に揚圧で外部からちりやほこりが入り込まない事を確認する為に用いられます。
また、その他にも化学工場などで多く用いられます。例えばタンクに入っている液体の量を知りたいときは、タンク下部の圧力とタンク上部の空気層の差圧を計算する事で液の量を計算しています。
他にもベルヌーイの定理を用いたオリフィス流量計による流量測定ではオリフィス前後の差圧を測定するのに使います。
これ以外でもフィルターの前後の圧損を計算する事で、フィルターがどの程度詰まっているのかを測定して交換目安とします。
差圧計の最も簡単なものはU字型の配管に水を入れ、両側から圧力を加えたものです。
入口と出口で圧力の差があれば、水柱に差が生じるのでその差を読むことで差圧に換算できます。ただし水柱だと高さが高くなりすぎるので、その場合に水銀を用いる事もあります。
ブルドン管式の場合は内部で差圧がブルドン管を変形させるようにできていますが、必ずバイパス弁を設置する必要があります。
なぜなら使用開始時にはバイパス弁を開いて差圧を0としないと差圧計が壊れてしまうからです。
差圧計で流体の流量を求める場合はオリフィスの入口と出口での差圧を求める事により、ベルヌーイの定理から流量を求める事が出来ます。これは非常に簡単な構造で信頼性も高い流量計ですが、あくまでも流体でしか測定はできません。
また、タンク内に入っている水の量を求める場合はタンクの下部と上部の差圧を計算すれば、液体の比重から液面までの高さを計算できます。これによりタンク内の液体の量を計算する事が出来るのです。
参考文献
https://ekuippmagazine.com/measuring/mano/
http://products.naganokeiki.co.jp/product/2/19/20/1613.html
社員数の規模
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