ゴム球についての概要、用途、原理などをご説明します。また、ゴム球のメーカー13社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。ゴム球関連企業の2023年5月注目ランキングは1位:株式会社東都ラバーインダストリー、2位:鍋屋バイテック会社、3位:イナバゴム株式会社となっています。
ゴム球とは液体や気体を移す際に使用するための器具です。
一口にゴム球といっても、単純に対象物を吸引・吐出する単球タイプのものの他に、吐出のみに使用するもの、排気や吸引の際に押す箇所が異なる複数のバルブを持つもの、血圧計で加圧する際に空気を送り込むものなど用途に合わせ大きさや形状にはバリエーションが見られます。
また使用される素材ももっとも一般的なラバー素材(天然ゴム)のほか、耐薬品性に優れたシリコーン製など用途に合わせて様々な種類があります。
気体を対象物とするゴム球の例としては血圧計用ゴム球があり、血圧測定時の加圧のため手動で空気を腕帯へ送気するのに使用されます。
一方液体を対象とする例としてはピペットや駒込ピペットと組み合わせて液体を容器から容器に移す際に使用します。この時、メスピペットなど標線や目盛のあるピペットをと共に使用することで一定量の溶媒を計り取ることもできます。また特殊な三点バルブを持つ安全ピペッターでは強酸や強アルカリ、毒性のある物質などを計り取る際に使用します。
基本的にゴム球による物質の移動はゴム球を押しつぶすことに伴うゴム球内部の気体の排気と、排気による陰圧状態を解放しようとする圧を利用したものになります。
血圧計用ゴム球は押しつぶすことでゴム球内にある空気が血圧計側に送気され、手を緩めると外部から吸気して元の状態まで膨らみます。この動作を繰り返すことで効率よく腕帯内に送気し、血圧測定に必要な加圧を得ることができます。
ピペットと組み合わせて使用するゴム球(単球タイプ)はピペットにセットしたのち溶液中でゴム球を押しつぶすと中の空気が抜けて陰圧となり、そのまま液体中で手を緩めると外部からの圧力に押されて溶液がピペット先端からピペット内部に流れ込みます。この状態から液体を移したい容器の上で再度ゆっくりとゴム球を押しつぶすとピペット内部に保持されている溶媒が押し出されます。
安全ピペッターではゴム球内の脱気時、液体吸い上げ時、液体吐出時時それぞれに用いるバルブが異なります。ゴム球内の陰圧を利用して溶媒を吸引する原理は通常のゴム球と同じですが、吐出の際は吐出用バルブを押し潰して外部の空気をゴム球内へ取り込むことでその体積分の溶媒をピペット内に保持できなくなり自然落下で吐出されます。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2023年5月の注目ランキングベスト10
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
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1 | 株式会社東都ラバーインダストリー |
12.5%
|
2 | 鍋屋バイテック会社 |
12.5%
|
3 | イナバゴム株式会社 |
9.4%
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4 | 内外ゴム株式会社 |
9.4%
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5 | 株式会社柴田ゴム工業所 |
9.4%
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6 | 佐藤鉄工株式会社 |
9.4%
|
7 | 株式会社協和商会 |
9.4%
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8 | アラム株式会社 |
6.3%
|
9 | 株式会社丸一ゴム製作所 |
6.3%
|
10 | Huashen Rubber Co., Ltd |
6.3%
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注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2023年5月のゴム球ページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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