セルフレベリング材のメーカー12社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
セルフレベリング材とは、セルフレベリング(日本語で自己水平性と訳す)の名の通り、流し込むだけで水平で均一なレベルを形成する特徴を持つ、石膏またはセメント系の自然流動材のことです。
セルフレベリング材は、同様の役割を持つモルタルと比較すると、画期的な床材で、モルタルを用いると職人の熟練度によって、平滑さに差が生じてしまい、仕上がりが大きく差が出るのに対し、セルフレベリング材を用いると、流し込んだ後で、トンボで慣らすこと によって、平滑な床下地をこれまでよりも早く完成させることが可能になります。
セルフレベリング材はレベラーとも別名で呼ばれることもあります。
セルフレベリング材は、このように床下地を平滑なコンクリート面で整えるときに使います。
導入する個所としては、ビルや、マンションや、学校や、病院や、フォークリフトなどの重量車両が走行する工場や、駐車場や、食品工場や、厨房や、屋上防水地下や、タイルなどの張り物等の仕上げ材を張る前段階の施工する地下調整などがあげられます。
新築工事そして改修工事問わず、実施例があります。
なお同様の役割をするモルタルと比較すると、材料費はセルフレベリング材の方が高いですが、工期は短くなるので、その分コストを抑えることができます。
ただし、セルフレベリング材は、その自己水平性ゆえに1回の施行で厚みを取ることが難しく、20㎜以上の場合は重ねがけが必要になるので、その際はモルタルの方が適していると言えます。
セルフレベリング材を用いた、セルフレベリング工法の原理は、石膏及びモルタルをスリラー状の液体にして床面に流し込み、このセルフレベリング材のスリラーが、自然に流動することで平面になる性質を利用して、平滑な床面を施工するものです。
セルフレベリング工法は、次のような工程を辿って実行されます。
まず、施工前準備として、レベルチェックや墨出しを行い、材料のセルフレベリング材が外部に漏れ出していかないように、モルタルなどで隙間を埋めて、直射日光や風が直に当たらないように、養生して遮断するなどの、施工前準備を行います。
次に、下処理として、特殊なブラシを用いて、下地を清掃して、レイタンスや油分や突起物などの処理をすることにより、セルフレベリング材と床がよく接着可能になるようにします。
そして、プライマを塗布することで、床下面に接着性を持たせます。
こうした準備を終えてから、いよいよセルフレベリング材を流し込んでいきます。
セルフレベリング材を、コテを使用して、墨やレベルポイントに合わせていき、静かにしかし速やかに、そして、均一になるように流し込んでいきます。
最後に完成前検査として、打設完成後に、歩行が可能となった後に、レベルの検査を行って、取りあい部分や 打ち継ぎなどの確認を行い、コンクリートが適切な高さを確保したか、そして高低差が生じていないか等で、全ての箇所の確認を行います。
打ち継ぎ部の段差や、気泡など生じた場合は修正処理を行います。
参考文献
https://www.fa-concrete.com/topics/column/%E4%BB%95%E4%B8%8A%E3%81%92%E8%AA%BF%E6%95%B4%E6%9D%90%E3%81%AB%E3%81%AF%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%99%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%80%81%E3%83%A2%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%81%AE/
https://www.fa-concrete.com/self.html
https://sekokan-navi.jp/magazine/skk_words/%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%99%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E5%B7%A5%E6%B3%95
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