スイッチングレギュレータのメーカー12社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
スイッチングレギュレータは、電子回路などの電源ICとして用いられるDC/DCコンバータの変換方式のことをいいます。主に電子回路内において、直流電圧の昇圧・降圧、さらには負電圧へ反転させる際に採用される変換方式です。
DC/DCコンバータにはスイッチングレギュレータとリニアレギュレータの2種類の変換方式が使われています。スイッチングレギュレータは、リニアレギュレータに比べ変換効率が高く、消費電力が小さいため発熱による問題が少ないというメリットがあります。その反面、外付け素子が多くなったり設計が難しくなるというデメリットがあります。
スイッチングレギュレータは電子回路内に供給される直流電圧を昇圧、降圧、または負電圧へ反転させ、電圧を安定的に素子へ供給するために用いられます。電子回路に用いられる半導体部品の多くは直流電圧で動作します。そのため家庭用電源などAC100V電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換し、さらに半導体部品などの動作範囲内の電圧(24Vや3.3V)に降圧して供給する必要があるため、レギュレータが必要となります。
DC/DCコンバータの変換効率を高くし、消費電力をなるべく抑えたい時にスイッチングレギュレータの方式が多く採用されます。
スイッチングレギュレータは名前の通りスイッチ素子を用いた変換方式であり、出力をON/OFFで制御することにより電圧を変換しています。ここでは、一例として24Vの入力電圧を5Vに降圧し出力させる動作の原理を説明します。まず、電源供給時にスイッチをONし、出力電圧が0Vから5Vまで上昇するのを待ちます。その後、出力電圧が5Vまで上がったら、スイッチをOFFさせ、5Vより大きい電圧が出力されることを抑制します。スイッチをOFFすると、今度は5Vから電圧値が下がるので、規定の電圧値を下回ったら再度スイッチをONし5Vまで上昇させます。このON/OFF動作を高速で繰り返すことにより24Vの入力電圧を5Vに変換し出力されています。
上記のようにスイッチをON/OFFし電圧を変換したものをそのまま出力させると、5V付近を上下し、少し歪んだ電圧が出力されてしまいます。この歪みを無くすため、ON/OFF動作で得られた電圧を整流回路に通します。それにより、歪みの少ない安定した直流電圧が出力されるという原理です。
参考文献
https://www.hiraishinkouji.net/product/index[2].html
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
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