MCUのメーカー4社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
MCUとはMicro Controller Unitの略語でマイクロプロセッサと同義であると考えて問題ありません。
コンピュータを構成する要素としてMCU、メモリ、グラフィックスやHDDドライブユニット、イーサネット通信インターフェースなどの入出力装置に分類することができます。
コンピュータが出始めた初期には、これらの構成要素がバラバラで、これを組み合わせてコンピュータを作っていました。
これらの構成要素の中でMCUは、内部に持つ命令を読みだして実行する手段に基づき
メモリに格納された命令群を1つづつ読みだしては実行する装置です。
その後の半導体技術の急速な発達に伴い、半導体の微細加工の進展と高度化により、従来はMCUの外側にあったメモリ、グラフィックスや各種インターフェース機能がMCUの内部に取り込まれ、機器の小型軽量化に大きく貢献しています。
MCUは全てのコンピュータに搭載されています。
スーパーコンピュータから業務用高性能コンピュータや民生用コンピュータ、更には、我々が日常よく使用しているノートPC、スマートフォンやタブレット端末に至るまでその規模こそ異なりますが、MCUが搭載されています。
また、様々な民生用機器や業務用機器にもMCUが搭載されています。
テレビやレコーダー、各種オーディオ機器、更に車やバイク、業務用の各種測定機器などです。これらに搭載されたMCUの多くは、シングルチップマイクロコンピュータとも呼ばれ、夫々の分野や用途に応じて最適な周辺ハードウェア等も取り込み機器の小型化に貢献しています。
MCUの初期の役割は、メモリ上の命令を読みだして、それを解読し実行することでした。
実行とは、加減乗除の演算を行いその結果をメモリに戻すという動作です。
MCUの内部には、理解することのできる命令群と夫々の命令に対して何をしなければならないかということがあらかじめ定められています。メモリ上の命令は、MCUにより、メモリ上のアドレスの小さい番地から順次読みだされ、逐次実行されていきます。
演算結果に従い、周辺デバイスに対してデータを出力したり、周辺デバイスからデータを読み込んだりします。
更にグラフィックス機能が内蔵されている場合は、グラフィックスに対してデータを書き込むことにより、
その先に接続された液晶ディスプレイやモニタなどに表示されます。
またイーサネット通信機能が内蔵されている場合は、ネットワーク上の自身に対して送られてきたパケットデータを取り込み、内部で解析・演算し、再びネットワーク上へデータを出力します。
参考文献
https://www.tel.co.jp/museum/exhibition/principle/microprocessor.html
https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/innovation/mpuworks.html
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社