3相インバータのメーカー10社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
3相インバータとは、主にモーター制御に使うため、電源電圧や周波数をコントロールする回路を指します。
本回路はコンバータ、コンデンサ、インバータの3つで構成されています。
この回路を使うことでコンセントから供給される電源を元にモーターを効率的に制御します。
最近はパワーデバイスの登場により、3相インバーター回路にも変化が生じています
パワーデバイスとは電気エネルギーの変換に用いられる半導体素子のことでインバーター回路で活用されています。
このパワーデバイスを使うことのメリットして電流容量や耐電圧が大きい。また発熱が少ないことが挙げられます。
3相インバータの使用用途は、身近なところで家庭用エアコンや電車、高層ビルの空調装置やエレベーターのモーター制御として使われています。
また、IH(誘導加熱)クッキングヒーターや蛍光灯等の高周波電力制御にも使われています。
モーター制御としてインバータを使う場合は、電圧と周波数の両方を変換する手法を使います。
この手法は「可変電圧可変周波数制御」と言います。略称ではVVVF(Variable Voltage Variable Frequency)と呼ばれています。
高周波電力制御としてインバータを使う場合は、周波数のみを変換する手法を使います。
この手法は「定電圧可変周波数制御」と言います。略称ではCVVF(Constant Voltage Variable Frequency)と呼ばれています。
3相インバータは、電源電圧と周波数を制御することで様々な装置で使うモーターの回転速度をコントロールする回路です。
本回路の基本構成はコンバータ、ダイオード、インバータの3つです。
コンバータは電源電圧の交流(AC)を直流(DC)に変換する回路です。次にコンデンサで充放電を繰り返すことで正方向の直流になります。その後、インバータで直流を交流に戻し、規定の周波数や電圧にして出力します。
このインバータでは一般的にパルス幅変調が用いられています。略称ではPWM(Pulse Width Modulation)と呼ばれています。
本制御はスイッチのON/OFF比率をコントロールすることで所定の出力を制御します。
本制御を用いることにより、低消費電力と小型化をすることが可能です。
なお、別の方式としてVFM(Variable Frequency Modulation)があります。
この方式は日本語にすると周波数可変変調となります。本方式はPWMと比較すると低負荷時にはVFMの方が高効率で動作します。
参考文献
https://www.matsusada.co.jp/column/inverter.html
https://www.fujielectric.co.jp/products/column/inverter/inverter_02.html
https://take26.com/vvvf_inverter
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社