ゴム硬度計のメーカー8社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
ゴム硬度計とは、ゴムの硬さを測定するための装置です。ゴムの硬度計には、主にデュロメータと呼ばれる装置が使われます。この装置は、バネの力で針を測定物に押し付け、測定物を変形をさせて、針の測定物への押込み深さによりゴム硬度を測定します。計測するゴムの硬度により針の先端形状の違う、タイプAデュロメータ、タイプDデュロメータ、タイプEデュロメータから選択します。その他の測定方法としては、押込み方式と呼ばれるもので、測定物に対してバネの力で針を押し付け、押し付けた力とくぼみの面積により測定をします。
ゴム硬度計の使用用途は、先にも述べましたが、ゴムの硬さを測定するため装置です。ここでは、ゴム硬度計測に主に使われているデュロメータについて説明します。ゴムの硬度により、タイプAデュロメータ、タイプDデュロメータ、タイプEデュロメータがあります。それぞれ装置の針の先端形状、スプリング荷重が異なります。そのため測定物の硬度により選択が必要となります。
例として以下にゴム製品の硬さを示します。消しゴム:40〜50、自動車のタイヤ:70、野球の硬球:90となります。
ゴム硬度計測の原理ついて、硬さ測定をする際に一般的に使われているデュロメータ をご紹介します。
この装置は測定物に対して、バネの力で針を押し付けて変形をさせます。同時に測定物はこの押し付け力に対して反発力を発生します。この両者の力が平衡となった時の針の測定物への押込み量より硬さの値を測定します。反発力が弱い場合には柔らかく、反発力が強い場合には硬くなります。
測定時の注意事項としては、
・測定物のゴムは温度や湿度の影響を行けると正確に測定ができません。
・ゴム硬度計の測定物への押し当て方、測定物表面に凸凹やそりがあると正確に測定できません。
・測定物の同じ場所を繰り返し測定すると値が低くなるので、複数箇所測定する場合には、別のポイントで測定してください。一般的には、測定ポイントを6mm以上離すことが推奨されています。
・測定物の薄さの影響もあるため注意が必要です。一般的にタイプAデュロメータでは、6mm以上の厚さが必要となります。
参考文献
https://www.jstage.jst.go.jp/article/gomu1944/71/3/71_3_161/_pdf
https://kikakurui.com/k6/K6253-3-2012-01.html
http://www.shimopa.co.jp/product/data/rubber.pdf
https://www.measuring.jp/pdfdoc/tan1003c.pdf
https://www.jstage.jst.go.jp/article/gomu1944/48/4/48_4_225/_pdf
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社