斜ニッパーのメーカー7社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
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斜ニッパーは一般的なニッパーの刃が傾くように作られたニッパーで、一般的なニッパーでは切断し辛い場所、例えば抵抗やコンデンサなどをはんだ付けした後の余分な金属を切断する場合などに使用されてます。
刃の角度はグリップに対して40°弱ほどありますので一般的なニッパーでは綺麗に切れない出っ張りなどを上手く切り取ることが可能になります。また、刃には穴の開いているものもあり、ケーブルの被覆を剥がす際に重宝します。
斜ニッパーは主に切断に使用されます。このため、刃は丈夫な材質で作られておりますが、それでも素材によっては切れるものと切れないものが出てきます。
銅線などの柔らかいケーブルは軟線と呼ばれますが、この軟線を切断する際には柔いのでどの材質の斜ニッパーでも切れますが、ステンレス線など硬線と呼ばれる硬いものを切断する際には焼き入れを行ったクロムバナジウム鋼など非常に硬い素材で作られたタイプを用いなければ刃がすぐに劣化してしまいますので注意が必要です。
また、斜ニッパーは二本の線がくっついたケーブル中央の平行線を割く際にも重宝します。
斜ニッパーは刃とグリップに角度がありますので、刃を平面と平行にした際にグリップが浮き上がった状態になります。このため、一般的なニッパーでは刃を平面と平行にする際にはグリップも平面と平行になるように寝かせないといけません。このため、一般的なニッパーでは平面から飛び出た釘の頭などを綺麗に切断することは難しいのですが、斜ニッパーを使用すると簡単かつ綺麗に切断出来てしまいます。
また、斜ニッパーは刃の形状からバールのようにてこの原理を利用して釘などを引き抜くこともできます。この場合は、釘の根元を斜ニッパーで掴んでグリップを倒すことで引き抜くことができます。
斜ニッパーの切断力はその大きさにより変わり、小さいものでは細い線しか切れませんが、大きなものになるとより太い線を切断することが可能になりますが、プラモデルの作成などに使用する場合には柔らかいプラスチックを切断しますのでサイズが小さい斜ニッパーでもある程度の太さや厚さを持ったプラスチックも切断できます。
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