サイドカッターのメーカー7社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
サイドカッターとは、切削加工器具の一種であり、サイドカッターには外周面と両側面の、それぞれに切れ刃を保有していて、側フライスとも呼ばれています。
サイドカッターの刃の形状には、普通刃だけでなく、荒刃や、千鳥刃などが存在します。
ここで、サイドカッターに非常によく似ており、見分け方及び使い分け方が非常に難しい、切削加工器具にメタルソーと呼ばれているものがあります。
メタルソーは、外周面にのみ切れ刃を保有していて、刃の形状には、普通刃及び荒刃が存在しています。
このように、サイドカッターとメタルソーの両者の大きな違いは、両者の保有する切れ刃の位置が異なることであり、前述した通り、サイドカッターには外周面と両側面に、メタルソーには外周面にのみ、切れ刃を保有しているという違いがあります。
サイドカッターは切削加工器具として、溝切りや、段削りや、側面削りや、幅決めなどに用いられています。
では、サイドカッターとメタルソーは向いている用途にも違いがあります。
サイドカッターは、両側面に切れ刃を保有しているため、幅すなわち厚み方向の寸法が切れ刃の部分が最も大きく、本体の寸法がメタルソーに比べると小さくなっています。
つまり、切れ刃の幅(厚み)に比較して、本体の幅が薄いことにより、切込みの深さが大きいケースにおいても、本体の側面と工作物の側面が擦れることなく、溝部の側面を奇麗に仕上げることが可能です。
それ故に、サイドカッターは特に溝加工に適していると言えます。
その一方で、メタルソーは外周面にのみ切れ刃を保有している一方、両側面には切れ刃がないため、幅(厚み)方向には、切れ刃と本体の寸法が同じになります。
それ故に、切れ刃の高さ以上に切込みの深さを大きくしていくと、本体の側面と工作物の側面が擦れてしまい、加工した溝部の側面を奇麗な仕上げ面にできません。
それ故に、メタルソーは特に切断加工に適していると言えます。
サイドカッターを用いると、より効率的に、長く深く開いた溝を処理できるようになり、この種の切削加工工具としては、最高の剛性と生産性を得ることが可能です。
このサイドカッターは、ギャングに組み込むことも可能で、同一平面において、同時に1つ以上の加工面粗さに、加工することができます。
サイドカッターの使い方としては、まず少なくとも1つの刃先が常に切削部に食付くように、カッターサイズやピッチおよびその位置を選択していきます。
ここで、最適な刃当たり送りを得るために、切りくず厚さを必ず確認します。
なお、フライス加工条件が過酷なケースでは、動力とトルクの要求事項を必ず確認します。
ここで、アーバの一端が、固定できていない加工においては、アーバの剛性と突出し量が非常に重要になってきます。
次に、治具及びアーバサポートは、フライス加工の抵抗に耐えることができるように、強靭さを備えていなくてはなりません。
まず、最も推奨される加工方法であるのが、ダウンカットという方法です。
この方法では、主分力の方向に頑丈なストッパを採用して、主分力により加工物がテーブルに向かって下側へ押しつけられることがないようにします。
この方法では、送り方向は切削抵抗と同じになります。
それは、カッターが上方へとずれる傾向があることを意味しており、剛性とバックラッシュを取り除くことが非常に重要になってきます。
アップカットは剛性が不十分であるため、トラブルが生じるケースで、もしくは新しい被削材を加工するケースでの代替する加工方法のことです。
この方法を用いると、セットアップ剛性が不十分なケースや、深溝の切りくず詰まりによって発生するトラブルを解消可能です。
フライホイールは、セットアップ剛性が不十分かつ、機械動力とトルクが低いケースにおいて、優れた補完加工法を言います。
このフライホイールは、最大限工具の近くに設置します。
この方法では、加工物をよりしっかりと装着することは、最善の対策と言えます。
参考文献
https://www.monotaro.com/s/pages/readingseries/sessakukiso_0606/
https://jp.misumi-ec.com/vona2/detail/223000581685/
https://www.sandvik.coromant.com/ja-jp/knowledge/milling/pages/groove-or-slot-milling.aspx
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