ヒートニッパーのメーカー1社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
ヒートニッパーは刃の部分にヒーターが内蔵されており、刃が加熱されるタイプのニッパーを指します。
ヒーターはケーブルを介して電源に接続されていますので、一般的なニッパーに比べて扱いが難しくなります。
ヒートニッパーはヒーターをオンにしなければ普通のニッパーとして使用できますが、加熱することで温度が低い状態ではクラッキングが入ったりバリが出来てしまったりするような素材を滑らかに切断できるようになります。
ヒートニッパーは割れやすい樹脂の切断に用います。
アクリルなどは室温で切断すると割れてしまい、上手く切断できません。しかし、温度が高い状態で切断すると温度により軟らかくなりますので滑らかに切ることができます。
ヒートニッパーには用途に合わせて様々な刃の形状が存在しています。一般的な形状である三角形の刃から毛抜きのような形状である喰い切り、薄手の刃や細長いタイプの刃もあり、どのタイプを使用するかは用途に合わせて選択されます。
樹脂類はよく射出成形により加工されますが、この加工を行うと場合によってはパーツとランナーを繋ぐゲートが出来るケースがあります。プラモデルをイメージしていただくとわかりやすいですが、フレーム部分であるランナーとパーツがくっついた状態です。このランナーとパーツとをつなぐ部分はゲートと呼ばれており、ここを切断するとランナーからパーツを取り出すことができます。
しかし、プラスチック製でも綺麗に切断しようとしてもどうしても滑らかにならずにヤスリやサンドペーパーで切断部分を磨いて仕上げを行う必要があります。アクリルなど割れやすい樹脂類の場合はこのゲート部分の切断が非常に難しくなります。ヒートニッパーはこのゲート部分を熱しながら綺麗に切断することができます。
ヒートニッパーの電源部分にはトランスが内蔵されており、このトランスを調整することでヒーターの温度が調整されます。あまりにも高い温度ですとパーツが燃えてしまう恐れもありますので、素材に合わせて適切な温度に設定されて使用されます。
参考文献
https://www.monotaro.com/s/pages/cocomite/363/
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