塗装用養生シートのメーカー6社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
塗装用養生シート(Paint Curing Sheet)とは、建築外壁や内壁の塗装を行う際、塗料が飛散して周りにある自動車、建築物、庭木、
家具などに付着しないようにカバーする目的で使用する道具です。
外壁用、屋根用、自動車用など作業環境により選択でき、シートとマスキングテープが一体化したタイプや、乾燥した塗料が剥がれないよう
コロナ処理したタイプ、ノンカッタータイプで手でも方向性良く切れるタイプなど様々ですので、現場の状況に応じて適切なシートを選択する必要があります。
塗装用養生シートは工事など塗装を行う際、
ノリ残りや塗装ラインの見切りを良くしたい場合や塗料の溶剤で溶けてしまう可能性がある場合、床や階段を傷つけたくない場合など塗料がついては困る
壁・床・資材・製品などを予め保護する必要がある現場で使われています。
具体的な使用例は以下の通りです。
塗装用養生シートは一般的に水や油に強く、ゴミとして燃やしても、有毒ガスが発生しないポリエチレン(PE)フィルム製のものが使われます。
それに基材の表面張力を向上させ液体がはじけなくなり、インクやマスキングテープなどの密着性を高めるコロナ放電処理加工が
施されているシートが良く使われます。
マスキングテープを接着し使用するのが通常ですが、マスキングテープと養生シートが一体化されているものは布テープにシートの片面が付いていますので、
簡単に設置ができ、養生作業を素早く終わらせることが出来ます。
布テープの代わりにパイオランマスカーが付いている養生シートもあります。パイオランマスカーは粘着力が強くて、糊が残りにくいです。
車の補修塗装専用のシートは150℃30分の加熱に耐えるアクリル系粘着剤が付いた和紙のテープを使用しており、糊残り、変色が起きにくく、
塗料の剥離が起きないようテープ背面を処理しています。
ロールタイプはシートの厚み、幅、長さがそれぞれ違うため塗装を行う現場の状況に合わせて必要な種類を用意する必要があります。
参考文献
https://www.irisplaza.co.jp/index.php?KB=SHOSAI&SID=H573053F
https://www.nitto-lmaterials.com/product/curing/#dr_cur_sheet
https://www.diatex.co.jp/publics/index/137/
https://www.yk-world.com/wp-content/themes/yk-world/pdf/masking.pdf
https://www.jefcom.co.jp/lineup/search/index.php/search?cell003=DENSAN+%E6%8E%83%E9%99%A4%E3%83%BB%E9%A4%8A%E7%94%9F%E7%94%A8%E5%85%B7&cell004=%E9%A4%8A%E7%94%9F%E7%94%A8%E5%85%B7&label=1
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