サージプロテクタのメーカー9社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
「サージ」とは、落雷・雷雲や工業機械などから発生する数千ボルトの電圧のことを指します。自然災害では雷がありますが、スポット溶接、プラズマ切断など高電圧による作業は、放電の瞬間に極度の高電圧(スパイク)高電流(サージ)を発生し、電子機器・コントローラー回路などに破損の影響を与える場合があります。サージプロテクタはそれらによる事故を軽減、保護するための物です。
サージ被害が発生した場合、被害がないと思われる器具にも損傷がある場合があるので、器具を設置したと同時にサージプロテクタの取り付けを行う必要があります。
使用先として、以下の場所で発生するサージに対して使用されます。
サージプロテクタの仕組みと選定方法について説明します。
サージから器具を保護するためには、場所や使用先によって特徴の異なる製品を選定する必要があります。用途に応じて適切にサージプロテクタを設置し、雷害対策を強化することが重要です。
サージプロテクタは、サージ電流を分流させ過電圧を制限するため、1個以上の非線形素子(電圧をかけたとき、素子に流れる電流が電圧と比例しない素子)を内蔵しています。
サージプロテクタは通常の時は、電気を通さない絶縁物と同等の状態で、電源電圧に対して高抵抗です。サージが発生したときに、瞬時に高抵抗から低抵抗となります。そしてサージ電流を接地側に流すと同時に、雷サージの電圧を抑制しています。サージプロテクタは抑制後に、元の高抵抗に戻ります。このため、電流が流れることがありません。
サージプロテクタを選定するポイントは、通常にサージ処理した時の残留電圧に基づく電圧防護レベルです。
残留電圧とは雷サージを処理したときの生じる電圧です。各機器の使用電圧よりやや高い位置にサージプロテクタの動作開始電圧があります。サージプロテクタは動作開始電圧を越えたサージ部分を大地にアースします。このとき電流の大きさに応じて残留電圧が発生します。
参考文献
https://nichido-ind.co.jp/Surge_protector.html
https://www.otowadenki.co.jp/basic2/
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社