IDカードプリンターについての概要、用途、原理などをご説明します。また、IDカードプリンターのメーカー6社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。IDカードプリンター関連企業の2023年08月注目ランキングは1位:キャノンファインテックニスカ株式会社、2位:デュプロ販売株式会社、3位:Zebra Technologies Corporationとなっています。
IDカードプリンター (英: ID-card printer) とは、社員証や身分証などを印刷する装置です。
IDカードプリンターを導入することによって、外部に委託しないので社員の個人情報の流出の危険性や外注するコストを抑えられます。
また、少ない枚数から発行することも可能です。ICチップや磁気ストライプが埋め込まれているプラスチックのカードに、インクを熱によって気化させて転写します。印刷の方式には、ダイレクト印刷式と再転写印刷式に分類できます。
IDカードプリンターは、会社や施設内で利用する社員証や身分証の印刷に使用されます。会社のセキュリティ強化のための通行証や勤怠の管理、コピー機やパソコンなどの電子機器の認証のために有用です。
製品によっては、ICチップに情報を入力するICエンコーダや、磁気ストライプカードに情報を入力する磁気エンコーダが搭載されています。選定の際には、印刷方式や印刷に対応しているカードの種類、印刷速度、印刷の仕上がりなどを考慮する必要があります。
IDカードプリンターが、プラスチックカードに印刷する方式には、ダイレクト印刷式と再転写印刷式があります。
ダイレクト印刷式は、印刷対象のプラスチックカードに直接、熱によって気化させたインクを転写させる印刷方式です。印刷に必要な工程が少ないため、安価な装置が多く、ランニングコストも少なくなります。
しかし、ICチップ上には印刷できない他、埃や皮脂などの影響を大きく受けます。また、印刷対象のカードによっては、印刷できない可能性があるので、注意が必要です。
カードのエッジ部分への印刷はできません。ただし、ポリ塩化ビニールPVC製のカードに対応しています。
再転写印刷式は、一度印刷する画像を再転写フィルムに印刷し、そのフィルムを印刷対象のカードに押し当てて、熱を加えることでフィルムからカードに画像を転写する方式です。
鮮明な印刷を行うことができるうえ、印刷対象のカードの表面に凹凸がある場合や、ICカードの上からでも印刷することができます。また、再転写式は、カードのエッジ部分まで全面に印刷可能です。一方、フィルムなどを使用するため、ランニングコストが高くなります。
直接印字しない方式なので、ポリ塩化ビニールPVC素材のカードだけではなく、他の素材のカードにも印刷できます。具体的には、ポリエチレンテレフタレートPET/PET-G/ポリカーボネートPCなどです。
再転写技術による縁なし全面印刷で、デザイン性の高いカラー画像が印刷できます。
解像度が600~1,200dpi仕様の場合、極小文字も精細度高く表示可能です。小さなQRコードもデザイン性を維持してレイアウトができます。
エンコーダーを使用して、非接触ICカードにエンコードしながら、カードに印刷ができます。また、インクジェット方式のプリンターでは、50枚/m以上の高速印刷が可能です。
既存の自社システム、会員管理・学校管理システムなどとの連携ができます。
社員証、身分証、学生証、会員証、診察券などを内製すると、メリットが多くあります。まず、社員や学生、会員、患者などの大切な個人情報が外部に漏れないことです。
次に、納期にとらわれず、1枚のカードでも、すぐ印刷可能です。人事異動などに対応できます。診察券は、診察中に発行でき、帰りに手渡しできます。
また、コストも有利です。カードを外作すると、1枚数百円かかりますが、内製で印刷すれば、100円以下に抑えられます。さらに、大量発行が可能のメリットがあります。顔写真入りのカードを1分50枚以上の高速印刷が可能です。
インクジェット方式のプリンタであれば、インクリボンのデータがないので、個人情報の漏洩のリスクが更に小さくなります。高解像度のカラープリントが可能で、顔写真、文字、デザイン模様などを精彩に美しく印刷可能です。
裏面粘着カードは、ICカードを繰り返し利用できるIDカードです。個人情報などを印刷してから剥離紙をはがしてICカードに貼ることで、カードができます。裏面粘着カードをはがせば、高価なICカードの再利用が可能です。
参考文献
https://cweb.canon.jp/idprinter/iccard/icprinterselect/retransfer-printer.html
https://cweb.canon.jp/cardprinter/special/solution/cases-employees.html?xadid=00001
http://www.kowasystem.com/card-printer/glossary.php
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IDカードプリンターのカタログ一覧はこちら企業
カーデックス株式会社*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2023年08月の注目ランキングベスト6
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | キャノンファインテックニスカ株式会社 |
25.5%
|
2 | デュプロ販売株式会社 |
21.6%
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3 | Zebra Technologies Corporation |
19.4%
|
4 | 株式会社インソース |
14.4%
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5 | ピナクル株式会社 |
9.8%
|
6 | 株式会社フェニックス |
9.2%
|
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2023年8月のIDカードプリンターページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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IDカードプリンタGRASYS(グラシス)は、簡単に外注と同等のクオリティーでプラスチックカードを作成できるIDカードプリンターです。
コンパクトなため場所を選ばずに設置できる他、一枚一枚異なる情報が記載されている社員証などでも安価に発行できることや、データを作れば最速17秒で印刷が可能な特徴があります。
社員証や職員証、学生証、診察券、会員証、メンバーズカードのIDカードを即時発行する際に最適です。
ID170/ID170Wは、少量発行用途に適したIDカードプリンターで片面印刷対応のID170と両面印刷対応のID170Wの2タイプあります。
使用カードの種類はPVC、PET-G、印刷方式は昇華転写・熱溶融転写方式を採用、カードサイズはISO CR-80(54×86mm)でカード厚が0.38~1mm、解像度は300dpi(カラー&単色)・600&1200dpi(単色のみ)、メモリが64MB RAMといった仕様になっています。
他にも、フルカラーの片面印刷は1時間で最高156枚まで印刷可能、フルカラーの両面印刷は、1時間で最高124枚、単色の片面印刷は1時間で最高720枚の1枚あたり5秒といった時間で印刷を実現しています。
小型IDカードプリンター PR-C101は、熱転写ダイレクト印刷方式のIDカードプリンターです。
329×180×222mmというコンパクトなサイズであるため置き場所を選ばない他、解像度が300dpiであること、本体内蔵のカード排出口も2方向から取り出し可能なことが特徴です。
カード供給カセットに100枚のカードをセットすることができるので、スペースの限られた場所で多くのプリントが必要な際に最適です。
PR-C201は、社員証・学生証・資格証・修了証・会員カードや診察券などなど活用でき、FeliCaやMifareなどのICカードや磁気カードのエンコードや券面印字にも対応しており、解像度も600dpiと高く、再転写印刷方式を採用したハイエンドモデルになっています。
この再転写により、フィルムに一度印刷していたカードに対しても印刷が可能なため、PVC素材のカードだけでなく、いろんな素材のカードに印刷することが可能になっています。
また、印刷スピードについても1時間あたり145枚のカードが印刷でき、ファーストプリントも4色全面画像にて24.8秒/枚以内に印刷が可能、またカード供給カセットには250枚のカードをセットでき、排出ステッカーも250枚まで収納できるため、カード補充やカードを取っておく必要もないため、非常に便利になっています。
また、表面に写真や名前、裏面に注意書きを印刷するようなカードでも両面に対応したカラーインクリボンを使用することにより自動で両面印刷が可能となっています。
pr-c151は、できる、きれい、を実現した製品になります。
ネットワーク経由で印刷に対応しており通信データはIPsec暗号化採用によるセキュリティ面の安心も実現、また両面印刷や磁気にも対応した「できる」を実現しています。
オリジナルの新表色エンジンを搭載したことで色の再現性が向上し、更なる高画質を実現、また高性能なリボンも搭載しているため、この2つの性能搭載によりカードの仕上がりの「きれい」を実現しています。
他にも、環境を考慮した鉛などの特定有害物質を排除やRoHS指令にも対応したり、信頼性の高いシンプルなデザインのカードホッパーを採用して発行を停止させることなくカード補充が可能となっています。
ZXPシリーズ9 カードプリンタは、写真品質のカードを迅速に確実に作成可能なIDカードプリンターです。
多彩な色とにより鮮やかでリアルなカード印刷を可能にすることの他、ラミネータやカードフィーダオプションにロック機能がついており不正使用の対策も万全だということや、両面同時再転写印刷デザインにより作成中にプリンタが機械的にカードを裏返す必要がないことが特徴です。
写真やグラフィックの印刷に最適です。
ZXP SERIES 7カードプリンタは、カードの厚みに対して自動的に調整を行ってくれ、またリボンは簡単に取り付けることができ、更に色分けされたガイドとはっきりしたLCDコントロールパネルでどんな人でも簡単に利用可能な仕様となっています。
細かい設定なしで使用でき、写真のような品質及び色合いや奥行きを生み出すほどの写真印刷技術にも長けている製品になります。
他にも、待ち時間を短縮する高速印刷スピード機能も搭載されており、またこの高速印刷スピードにより、エンコードと印刷とラミネートを同時に処理することが可能で最高の処理能力を可能にした一台になります。