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色彩照度計についての概要、用途、原理などをご説明します。また、色彩照度計のメーカー9社一覧や企業ランキングも掲載しております。色彩照度計関連企業の2025年2月注目ランキングは1位:コニカミノルタジャパン株式会社、2位:株式会社セコニック、3位:日本電色工業株式会社となっています。
色彩照度計とは、光の色と明るさを測定するための測定器です。
光の明るさを測定する照度計の機能と、光の色を測定する機能が組み合わされたものです。照度計は、光源から発せられる光の強さを単位面積あたりに測定し、単位ルクス (lux) で表示します。
また、色については光の波長を分析し、発光体の分光特性や色温度を測定して表示します
色彩照度計は、照明や表示装置などで光の品質管理や設計/調整に広く用られています。
具体的な用途は以下の通りです。
建物や店舗、オフィスなどの照明設計において、光の強さや色温度、色域などを測定し、適切な照明を提案するために使用されています。また、既存の照明設備の性能評価や改修計画の立案にも役立ちます。
照明器具やディスプレイなどの製品開発において、光の性能評価や改善を目的として使用されています。製品の色再現性や均一性、明るさの一定性などを評価することができます。
印刷や塗装などの色管理において、正確な色再現性を確保するために使用されています。色の違いを数値化し、規定値に合わせることで、一定の品質を維持できます。
光が健康に与える影響を測定するためにも使用されます。例えば、光の強さや色温度が適切でない場合には、眼精疲労や睡眠障害などの問題が発生することがあります。また、工場や建設現場などの安全管理においても、適切な照明環境を確保しなければなりません。
光に関する研究開発において、光の特性や光源の特性を評価するために使用されます。例えば、LEDの開発においては、色温度や色域の均一性を確認することが重要です。また、光を利用した医療機器やセンシング技術の開発にも活用されています。
色彩照度計は主に受光部と演算部から構成されます。
受光部は光を感知するセンサーとして、特定の波長域を透過する光学フィルターと受光素子であるシリコン・フォト・ダイオード (SiPD) とを組み合わせ、その出力電流を増幅する回路から構成されています。通常受光部は各々赤、青、緑に感度を持つ3つの光学フィルターと受光素子とを組み合わせたセンサーを備え、その出力信号を演算部に伝達するよう構成されているものです。
演算部は、受光部からの信号を基に光の明るさや色を演算して表示するものです。受光部が赤、緑、青の領域に感度を持たせた3つのセンサーを備えていれば、各センサーの信号の大きさから光量と色を算出することが可能です。
さらに、色彩照度計は人間の目で見たときの色を数値的に評価する必要があることから、演算部では可視光の各波長に対する感度が人間の目と一致するように感度を調整しています。
色温度計やスペクトル分布計では、光を分光してその波長分布を測定し、それを元に光の色を表す色温度や色域を算出します。
色彩照度計は、光の強度と色の情報を測定するための機器です。異なるタイプの色彩照度計がありますが、代表的な種類は以下のとおりです。
分光放射照度計は、光の波長スペクトルを測定します。波長ごとに光の強度を評価し、その結果から色やスペクトル分布を分析するものです。高度な色の測定やカラーコンサルティングなどに使用されます。
色温度計は、光源の色温度を測定するものです。色温度は光の色合いを表す指標で、一般的にケルビン (K) で表されます。照明環境の色調整や、写真撮影や映像制作などの分野で使用されます。
色差計は、測定した色と標準的な色との間の色差を評価するものです。色差は色の違いを表す指標であり、ΔEなどの数値で表されます。品質管理や製造業、印刷業界などで使用され、色の一貫性や正確性を確保することに役立っています。
これらは一般的な色彩照度計の種類ですが、実際にはさまざまな特殊な機能や応用が組み合わされた製品も存在します。具体的な用途や要件に基づいて、最適な色彩照度計を選択することが重要です。
色彩照度計は受光部に当たる光の強度から色を評価しているため、受光部への光の当たり方が重要になります。具体的には、光が当たる角度と光源からの距離が重要です。
シリコン・フォト・ダイオードは受光部の奥に設置されているため、光が受光部に斜めに入射すると受光部への光の当たり方が偏り、測定値が乱れます。光が受光部に対して垂直に入射する様設置して下さい。
また、照度は光源の距離の二乗に反比例するため、光源から離れた距離で測定すると光が微弱で誤差が相対的に大きくなります。近すぎると受光部が飽和して、正確な測定ができません。
光源の強さ (明るさ) に依存しますが、一般的には1メートル程度離れて測定することが望ましいです。
参考文献
https://www.konicaminolta.jp/instruments/products/light/cl200a/index.html
https://web-material3.yokogawa.com/19/13300/tabs/rd-tr-r04104-005.jp.pdf
https://www.ccs-inc.co.jp/guide/column/light_color_part2/vol06.html
https://www.keyence.co.jp/ss/imagemeasure/sokushiri/news/006/
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | コニカミノルタジャパン株式会社 |
28.6%
|
2 | 株式会社セコニック |
28.6%
|
3 | 日本電色工業株式会社 |
14.3%
|
4 | 株式会社カスタム |
14.3%
|
5 | 日置電機株式会社 |
14.3%
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