色彩照度計のメーカー10社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
色彩照度計は物質の色彩を測定する装置です。色彩は明るさ、赤、青、緑の色の割合、鮮やかさなどから評価されます。色彩照度計はハンディタイプのものが多く、測定時間が短くて操作も容易なので製造現場で手軽に測定することが可能です。
色味が品質の一つとなっている製品で定量的に色を評価する際に色彩照度計は用いられます。ただし光源の強さや距離によって測定結果は変わるため、測定の際はどのように測定するか、測定法を手順化する必要があります。
色彩照度計は色を扱う様々な業種で使用されます。特に発光材料の評価に用いられることが多いです。例えばLED照明や有機ELの光の色、強度などの評価やインテリア照明や建築デザインにおける光の当たり方、色味の評価などに用いられます。
またLEDでは色温度と呼ばれる赤、青、緑の色味の評価も色彩照度計を用いて評価されます。暖色系の照明や寒色系の照明を設計する際に色温度は重要な指標の一つとなるので、照明の開発時にも色彩照度計を用いた評価が行われることがあります。
色彩照度計は受光部と演算部から構成されます。受光部はシリコンダイオードから成っており、可視光を受光します。色彩照度計は人間の目で見たときの色を数値的に評価することから色、すなわち可視光の各波長に対する感度が人間の目と一致するように感度を調整しています。
色彩照度計は受光部に当たる光の強度から色彩を評価しているため、受光部への光の当たり方が重要になります。具体的には光が当たる角度と光源からの距離が重要です。シリコンダイオードは受光部の奥にあるため、光が受光部に斜めに入射すると受光部への光の当たり方が偏り、測定値が乱れます。また照度は光源の距離の二乗に反比例するため、光源に近すぎる距離で測定すると誤差が相対的に大きくなります。一般的には1メートル以上離れて測定することが一般的と言われています。
なお、測定結果はエクセルで読み取れる形式で出力することが可能なので実際の測定結果の報告はエクセルファイルで実施されます。
参考文献
https://www.konicaminolta.jp/instruments/products/light/cl200a/index.html
https://web-material3.yokogawa.com/19/13300/tabs/rd-tr-r04104-005.jp.pdf
https://www.ccs-inc.co.jp/guide/column/light_color_part2/vol06.html
https://www.keyence.co.jp/ss/imagemeasure/sokushiri/news/006/
社員数の規模
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