熱風発生装置についての概要、用途、原理などをご説明します。また、熱風発生装置のメーカー21社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。熱風発生装置関連企業の2022年4月注目ランキングは1位:株式会社スイデン、2位:株式会社八光電機、3位:坂口電熱株式会社となっています。
熱風発生装置とは、熱風や温風を発生させるヒーターなどの装置のことをいいます。
瞬間的に大量の熱風を生成することができるため、作動後、短時間で目的とする用途に使用することが出来ます。
シンプルな構造をしており、容易に風量や温度を調節することが出来、操作性に優れています。
用途に応じてノズルと併用できる設計の熱風発生装置もあり、外付けで送風口に用途に合った形状のノズルを取り付けることで、送風の方向や、範囲を決めることができるので、より効果の高い使用性を得ることが出来ます。
ここで、熱風発生装置の使用用途について説明します。
高温の熱風を利用して、空調などで、室内の温度を上昇させるほか、乾燥や、加熱、殺菌、溶解などを行うことができるので、食品製造の分野や、薬品製造の分野、工業分野などで幅広く使用されており、用途例には、乾燥設備や、食品・薬品などの製造設備、製鋼・化学などの製造設備や、空調設備などがあります。
具体的には、高温な熱風を吹きかけることによって、ビンなどの内部を熱殺菌したり、塗装をすばやく乾燥させたり、化学繊維や金属や熱可塑性の樹脂などを高温で溶解させたりすることに使用しています。
また、室内の空気を上昇させる目的で、暖房などの空調設備として利用される場合もあります。
続いて、熱風発生装置の原理について説明します。
熱風発生装置は、温度調節部分と送風部分で構成されています。
外部から取り込んだ熱を温度調節部分の熱源で加熱し、加熱された空気を送風部分から外部に放出することで熱風を送り込んでいます。
温度調節の部分にはさまざまな方式があり、バーナーと燃焼ガスによって直火を熱源として熱風を生成する方式や、燃焼炉からの熱を取り込んで間接的に空気を加熱する方式や、電気を熱源とする電気方式などがあります。
燃焼による加熱方式よりも電気方式の方が安全性が高い点や、細かい温度調節が行える点で優れています。
参考文献
https://www.nekken-sangyo.co.jp/product/fireplace/
https://www.nekken-sangyo.co.jp/product/fireplace/indirect.html
https://www.nekken-sangyo.co.jp/product/fireplace/fire.html
https://nnh-kk.jp/products/hot-air/
https://teitokusha.co.jp/haga/
https://www.nippon-heater.co.jp/products/gas/hotwind/
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年4月の注目ランキングベスト10
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 株式会社スイデン | 24.7% |
2 | 株式会社八光電機 | 18% |
3 | 坂口電熱株式会社 | 11.2% |
4 | 日本ヒーター株式会社 | 7.9% |
5 | 株式会社正英製作所 | 5.6% |
6 | ジャスト株式会社 | 4.5% |
7 | 貞徳舎株式会社 | 4.5% |
8 | 細山熱器株式会社 | 3.4% |
9 | 中日本ヒーター株式会社 | 3.4% |
10 | 加藤電気炉材製造有限会社 | 2.2% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年4月の熱風発生装置ページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
ガス燃焼超高効率間接型熱風発生機 コンデンシングエアーヒーターは低位発熱量基準において105%という非常に高い効率をほこる熱風発生装置です。
比例温度制御を採用しているので設定の温度を安定して供給することができます。
さらに間接的に加熱する方式をとっているので燃焼ガスなどを含むことなく、作業現場・環境にやさしいクリーンな設計です。
高品位メッキ・塗装・食品・薬品・ガラス管など幅広い現場で使用することができます。
熱風発生機6000シリーズは最大で吐出口気体温度450度および吸入気体温度340度での使用することができる高温の循環式熱風発生機です。
コントローラーによって温度および風量の制御が容易にできます。
ステンレスシーズーヒータを使用しているので、作業現場・環境にやさしくクリーンでさらに高い耐久性をほこります。
使用用途は乾燥炉内の昇温・乾燥・加熱をはじめ、洗浄後の水分除去や塗装部分の乾燥・水切り、各種炉の熱源として幅広く使用することができます。
マイクロケーブルエアーヒーターNシリーズは熱を生成するマイクロヒーターを特徴的な形状に加工し、USパイプに挿し込むことで空気や窒素ガスなどを加熱することのできる熱風器です。
発熱体に細いシースヒータを使用し、特殊な加工により高効率で気体を加熱することが可能です。
シースヒータに取り付けられている内蔵熱電対により、ヒーターの過剰加熱が抑えられ安全に作業を行うことができます。
主に半導体分野やなどで採用されています。
熱風発生装置キャビネットヒーター循環型は熱を生成するヒーターと熱風を送りこむファンが一つのユニットになった構造の熱風発生装置です。
保温庫などに使用されるため、非常にコンパクトに設計されており省スペース化に貢献します。
塗料・接着剤などを保温庫に保存し、適切な粘度を保つためにこの熱風発生装置を使用することができます。
蒸気を利用した自然や環境にやさしい設計になっており、ファンレス構造のため防爆地域での暖房に最適です。
HF ホットコーナー・直火加熱式熱風発生装置はバーナーによって燃焼された燃焼ガスと空気を混合させ温風・熱風を発生させる機器です。
ガスの燃焼室は完全燃焼が可能な構造をしているので煤や一酸化炭素の発生を極限まで抑えることが可能です。
熱風の温度は低温の40度からおよそ1000度の高温まで自由に調節・制御することができます。
工業・農業・水産業製品の水分調整や生産工場の湿度調節、塗装の乾燥など使用できる現場・産業は多岐に渡ります。