電流発生器のメーカー4社・17製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
電流発生器は、電子機器などの測定のために定電流を発生させるための装置になります。製品としては、電圧電流発生器として発売されているものが多くなります。一定の電流を測定のために流し続ける必要があるため、電流発生器を電源とする回路において、負荷抵抗が変化しても定電流を流せるように、電流発生器にはオペアンプや基準電圧ICが搭載されており、電流の大きさを制御しています。大電流を流すことによって、大規模な電気設備の測定などを行うことができる電流発生器もあります。
電流発生器は、半導体デバイスや電子機器、電子部品の電気特性の評価や測定に使用されます。また、大電流を発生させることができる電流発生器では、ブレーカなどの遮断動作の確認や、ヒューズの溶断の検査、変電設備の評価などで使用されます。電流発生器には、電流計や電圧計が備え付けられている製品が多く、高精度で測定対象の電気特性を計測することができます。選定の際には、対応している電圧や電流の大きさ、測定精度、安全性などを考慮する必要があります。
電流発生器の動作原理を説明します。電流発生器は、定電流発生機構と電流計、電圧計で構成されています。電圧電流発生器には、定電圧発生機構も含まれています。定電流発生部は、オペアンプと基準電圧IC、抵抗、増幅用のトランジスタなどで構成されています。
定電流を発生させるためには、オペアンプの入力端子で0Vになるバーチャルショートを成立させるような回路にする必要があります。バーチャルショートを成立させる回路としては、吸い込み型と吐き出し型があります。吸い込み型は、外部から電流をトランジスタに吸い込むように定電流発生の回路に流し、オペアンプとグランドを利用して、バーチャルショートの回路を作る方式です。吐き出し型は、電流発生器の回路からトランジスタを利用して増幅させて吐き出すように、外部に電流を流すことでバーチャルショートを成立させる方式です。
参考文献
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kogyobutsurikagaku/40/4/40_258/_pdf
http://www.nahitech.com/nahitafu/mame/mame3/teid1.html
https://www.marutsu.co.jp/contents/shop/marutsu/mame/123.html
https://tmi.yokogawa.com/jp/solutions/products/generators-sources/source-measure-units/
http://www.tokyo-seiden.co.jp/technic/current/
社員数の規模
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