タコジェネレータのメーカー6社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
タコジェネレータはモーターの軸に取付け、回転速度に応じた直流電圧を発生させることで、回転速度の検出をするために用いられます。
その形はモーターと類似しており、内部のつくりもDCモーターと同様で、回転子と固定子、整流子(ブラシ含む)からなり、出力端子はプラス極とマイナス極の2線となっています。
ブラシを通じて電圧を出力しますが、出力端子への接続方向を誤ってしまうと回転認識が反対方向となってしまうため注意が必要です。
概要でも述べたようにタコジェネレータは、主にDCモーターの軸に取付けられ、回転速度の検出を行っています。
モーターの自動速度制御では、タコジェネレータから得られた直流電圧をフィードバックとして用い、速度基準と掛け合わせることで本来使用したい速さとの差を求め、モーター回転速度の加減速を行います。
近年ではACモーターが主流となってきており、タコジェネレータに代わって、PLGなどの速度検出器が増えてきています。
タコジェネレータの原理はDCモーターと似ており、電圧を発生させる役割の固定子・回転子と、電圧を外部へ出力する整流子・ブラシ等からなり、モーターに取り付けられた軸が回転することで主に永久磁石から作られる固定子と、コイルの巻き線からなる回転子との間で誘導起電力が発生し(フレミングの右手の法則から)その電圧を、整流子(ブラシ)を通じて外部へ出力しています。
モーターの回転方向によって誘導起電力のプラス/マイナスの向きも反転するため、回転速度に加えて回転方向も判別することができます。
自動制御の場合、配線の接続をプラス/マイナス逆にしてしまうと、例えば速度基準がプラスの場合、モーターを正転させる指令が出ますが、タコジェネレータからのフィードバックがマイナスのため、モーターへの正転の速度指令がどんどん大きくなってしまい、その結果モーターを必要以上に加速させてしまうので設備破壊やモーターのスペックオーバーで、故障の原因となってしまいます。
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