摩擦計のメーカー10社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
摩擦計とは、様々な摩擦力を計測できる装置の総称です。摩擦とは二つの物体が触れ合ったまま運動する際に発生する抵抗力の一種で、静止摩擦力と動摩擦力があります。静止摩擦力は静止している物体に加わっている摩擦力で、動摩擦力は運動している物体に加わる摩擦力です。物体は静止摩擦力によって静止しており、最大静止摩擦力を越える力を加えることで運動し始めます。そして運動中も常に動摩擦力が加わります。このように摩擦は物体のすべりやすさや摩耗の度合いに影響を与えるもので、摩擦計を用いることで様々な製品の評価が可能になります。
摩擦計は様々な材料や製品の検査や性能評価のために使用されます。例えば、ゴムや樹脂の評価です。ゴムやプラスチックなどの樹脂は衝撃の緩衝材や安全装置によく使用されています。摩擦計を用いて摩擦力を計測することで、素材の寿命や安全性をチェックすることができるのです。
また、塗装面の評価にも使用されます。自動車のボディなどを塗装する際には、ある程度の摩擦に耐えうる耐久性が必要になります。また、表面をコーティングした場合は傷つきにくく、はがれにくい性能が求められます。摩擦計はこれらの評価や検品工程に利用されます。
摩擦計の原理としては、測定対象の表面に触れた状態で運動させ、測定した変化量から摩擦係数を算出しています。測定する変化量としては、回転トルクやモーターの負荷電力の変化、振り子の減衰振動などを検出します。また、測定対象との接触方法の違いから大きく分けて三つの手法があります。ここでは、それぞれの方法から特徴までをご紹介していきます。
参考文献
https://www.juntsu.co.jp/masatsu/masatsu01.php
https://www.face-kyowa.co.jp/science/theory/what_tribology.html
https://www.face-kyowa.co.jp/science/theory/what_tribology/what_tribology-1.html
社員数の規模
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