株式会社東陽テクニカ

【2021年版】ボルト軸力計5選 / メーカー9社一覧

ボルト軸力計のメーカー9社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。


目次


ボルト軸力計とは

ボルト軸力計とは、ボルトがどのくらいの力で締められているかを計測する装置です。

部品同士を固定する際にボルトが用いられますが、締め付けは重要な項目になります。きちんと締まっておらず緩んだ状態のままだと、製品が破損する恐れがあるからです。

超音波式と油圧式が存在しますが、超音波式の方がよく用いられています。超音波式には非破壊で検査が可能、装置が小さく使う場所を選ばないなどのメリットがあります。

自動車、プラントなどを中心に多くの業界で用いられています。 

ボルト軸力計の使用用途

ボルト軸力計はあらゆる業界で用いられていますが、代表的な使用が自動車関連です。

自動車はサスペンション、クラッチ、ラジエーターなど、様々なパーツで構成されています。パーツをしっかり結合させるため、ボルトによる固定が行われています。

自動車部品におけるボルトの緩みは、単なる製品不良を引き起こすだけではなく、人命にも大きな影響を与えます。そのため緩みの発見と改善が必要不可欠になります。

できるだけ実際の製品に近い状況下で測定が行われ、品質管理を維持しています。 

ボルト軸力計の原理

ボルト軸力計は、ボルトの締め付け力(軸力)を計測しています。

ボルトを締めることで、軸方向にボルトが引っ張られて少し伸びます。伸びると同時に元の長さに戻ろうとする力が働きます。もとに戻ろうとする力は、弾性の影響によるものです。

弾性は力を加えると変形し、力を除去すると変形がもとに戻る性質です。弾性は固体的な性質を表し、代表的なものとしてばねがあります。

弾性の影響により、材料部分が固定されます。この時材料が固定される力を、軸力と呼んでいます。軸力を測定することで、材料が正しく固定されているかを確認することができます。

ボルトの締め付けで計測されるパラメータとして、トルクも存在します。トルクでもある程度締め付け具合を測定できますが、課題があります。

トルクは力と回転半径の積で表されます。計算式には材料の状態を考慮するパラメータが入っていません。実際には材料とボルトの摩擦も影響します。材料の状態を考慮していないため、実際の緩み具合より小さく見積もられることがあります。 

参考文献
https://www.dakotajapan.com/maxseries.html
https://www.honda-el.co.jp/hb/3_25.html
https://www.tohnichi.co.jp/products/detail/79
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspe1933/43/506/43_506_223/_pdf
https://magazine.cartune.me/articles/2368
https://www.thermofisher.com/blog/learning-at-the-bench/viscoelasticity-basic1/

ボルト軸力計のメーカー情報

ボルト軸力計のメーカー9社一覧


ボルト軸力計のメーカーランキング

社員数の規模

  1. 1 株式会社東陽テクニカ
  2. 2 TONE株式会社
  3. 3 トルクシステム株式会社

設立年の新しい会社

  1. 1 ダコタ・ジャパン株式会社
  2. 2 有限会社RINO・CONNECTION.
  3. 3 トルクシステム株式会社

歴史のある会社

  1. 1 TONE株式会社
  2. 2 株式会社東陽テクニカ
  3. 3 センサ・システム株式会社

ボルト軸力計5選

超音波ボルト軸力計ECMー1

株式会社日本プララド

特徴

超音波ボルト軸力計ECMー1は超音波を用いた軸力計の中でトップクラスの高分解能力を有し、最小メモリは軸力が0.01kN、伸長が0.0001mmです。

測定器からボルトに対して超音波ビームを発生させ、底面で反射して戻ってくるまでの時間を締め付け前と締め付け後で比較することによりボルトの伸長および軸力を得られるため、分解することなく測定することができます。

トルクレンチでは難しいとされる軸力管理をリアルタイムかつ高精度に行うことができます。

測定可能なボルトは径M5以上で全長25.4~2435mmの範囲です。

株式会社日本プララドの会社概要

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MC950

株式会社NDTアドヴァンス MC950 画像出典: 株式会社NDTアドヴァンス公式サイト

特徴

MC950は最大周波数4,000Hzによって、4本のボルトに対して軸力、伸びに加えて角度までを同時に測定することのできる動的なデータ収集に対応した高機能かつ高性能を有するボルト軸力計です。

軸力は0.001kN、伸びは0.01μmという極めて優れた分解能を有していて、弾性域を超えた塑性域での軸力測定までを可能にしています。

締付けトルク、ねじ部トルク、座面トルク、摩擦係数、RPM、降伏点、ゆるみに関しても測定することが可能です。

測定のみならず、多彩な分析ソフトが搭載されているため、ボルト締付けに関する様々な解析を行うことができます。

株式会社NDTアドヴァンスの会社概要

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USM-3

トルクシステム株式会社

特徴

USM-3は±80Vという高出力波を採用することで長いボルトにも対応可能で接着式のトランスデューサを使うことにより測定ポイントを統一し、バラつきを抑制することのできるボルト軸力計です。

5インチほどの大型で暗い場所でも視認性に優れるディスプレイを採用し、材質はスチールとアルミを用いた2.25kgの軽量かつ防水設計となっているため操作性にも優れます。

電源はACアダプタおよび単一電池に対応しているため使用場所に合わせて選択することができます。

本体内蔵の大容量フラッシュメモリには20,000件の伸びおよび軸力値を保存することができ、USBを通してPCに転送可能です。

トルクシステム株式会社の会社概要

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電磁渦流式ボルト軸力計 BT-205

センサ・システム株式会社 電磁渦流式ボルト軸力計 BT-205 画像出典: センサ・システム株式会社公式サイト

特徴

電磁渦流式ボルト軸力計 BT-205はボルトヘッドにセンサプローブを取り付けるだけで、開始から3秒ほどの短時間でボルト軸力を測定することができます。

超音波機器での測定時には必要なボルトヘッドの刻印やペンキを剥がす作業を行う必要がないため、時間短縮や作業効率化につながります。

操作・表示画面はタッチパネル式になっているため操作性に優れ、コンパクトボディで重量は3.5kgという軽量設計のため持ち運びにも便利です。

測定可能なボルトサイズはM8~M24で強磁性体を有する材質のボルトに対応しています。

センサ・システム株式会社の会社概要

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油圧式軽量軸力計

TONE株式会社 油圧式軽量軸力計 画像出典: TONE株式会社公式サイト

特徴

±3%という高精度な測定が可能なため、厳しい管理が要求される土木や建設業界におけるトルシアボルトおよび六角ボルトの受入検査としての利用に最適なボルト軸力計です。

油圧式を採用していて、本体およびケースはアルミ合金製のため重量は10kgと軽量であり、ボルトまわり止め付きのプレートやブッシングといった測定金具が搭載されているため操作性に優れています。

測定可能なボルトサイズはM16、M20、M22、M24、最小メモリは5kN、測定範囲は50~400kNです。

TONE株式会社の会社概要

  • 会社所在地: 大阪府大阪市浪速区湊町2丁目1番57号難波サンケイビル12階
  • URL: https://www.tonetool.co.jp/
  • 創業: 1938年
  • 従業員数: 132人

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