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培養容器のメーカー23社一覧や企業ランキングを掲載中!培養容器関連企業の2025年8月注目ランキングは1位:柴田科学株式会社、2位:コーニングインターナショナル株式会社、3位:ローツェライフサイエンス株式会社となっています。 培養容器の概要、用途、原理もチェック!
培養容器とは、生命科学分野や創薬分野の研究開発などにおいて細胞などを培養するのに使用される容器です。
シャーレ (ディッシュ) や、フラスコなどの種類があります。培養面は均一で凹凸がないため、明瞭な視界を得ることができ、培養物の観察に最適です。
従来は、ガラス製の培養容器が主流でしたが、現在は通常、透明性と加工性の高さからポリエチレンなどの樹脂素材を用いたディスポーザブル培養容器を使用するようになりました。樹脂のままでは表面が疎水性で細胞との親和性が悪いため、表面を親水化することで細胞接着性を向上させています。
また、滅菌処理を行ったり、培養物が触れるブブをフィルム構造にすることで天板ごと外すことができるようにしたりするなど、用途に合わせて様々な工夫が施されています。
2025年8月の注目ランキングベスト10
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 柴田科学株式会社 |
15.4%
|
2 | コーニングインターナショナル株式会社 |
15.4%
|
3 | ローツェライフサイエンス株式会社 |
7.7%
|
4 | ビーエム機器株式会社 |
7.7%
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5 | 日本ゼオン株式会社 |
7.7%
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6 | ケニス株式会社 |
7.7%
|
7 | 住友ベークライト株式会社 |
7.7%
|
8 | DIC株式会社 |
7.7%
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9 | 株式会社サンプラテック |
7.7%
|
10 | サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社 |
7.7%
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28 点の製品がみつかりました
28 点の製品
株式会社協同インターナショナル
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in vitro 創薬モデル構築のために開発された生体機能チップOrgan-on-a-Chipは、従来の静置培養とは異なる流動的なマイクロ流体内におけ...
サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社
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返信の比較的早い企業
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独自に設計されたScientific™ Nunc™ Edge 2.0プレートを標準的な96ウェルプレートの代わりに使用すると、プレートの蒸発やエッジ効果に...
マイクロバイオ株式会社
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どの微生物の迅速検査キットでも,センシメディア ブランクを使用して,お望みの液体培地を入れれば、かんたんに検査キットを開発できま...
ライフテクノロジーズジャパン株式会社
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The Thermo Scientific Nunc 細胞培養イメージング製品群は、蛍光顕微鏡法、位相差顕微鏡法、共焦点顕微鏡法、生細胞イメージング、微分...
ライフテクノロジーズジャパン株式会社
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■高品質な細胞培養用プレートは、健康的で再現性の高い細胞増殖を促します。 各種の細胞培養アプリケーションに合わせ、多種多様な形、...
ライフテクノロジーズジャパン株式会社
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■スケールアップ時にご用途に合ったフラスコをお選びください Thermo Scientific™ 細胞培養フラスコは均一性、細胞の健全性や再現性が得...
ライフテクノロジーズジャパン株式会社
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■幅広い細胞種や用途に最適な性能を実現 さまざまなサイズと特長を備えた丸底、平底、および円錐形のチューブからお選びください。再利...
ワケンビーテック株式会社
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ibidi社のマイクロディッシュ35mmは高い細胞生存性と優れた光学特性を兼ね備えた、タイムラプスに最適なΦ35mmディッシュです。表面処理...
ワケンビーテック株式会社
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ibidiのカルチャーインサート/マイクロインサートはシリコン製のインサートで接着剤を使用することなくibidiマイクロディッシュ (ibidi...
ワケンビーテック株式会社
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ibidi社のマイクロスライド 8ウェルは細胞培養から免疫蛍光染色、ハイエンド顕微鏡観察まで1つのスライドでこなす8ウェルタイプのチャン...
ワケンビーテック株式会社
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ibidi社のマイクロスライドリムーバブルチャンバーは⽣体適合性の⾼いシリコン素材でできたチャンバーをガラススライドに接着した製品で...
ワケンビーテック株式会社
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ibidiのマイクロプレートは、底面にガラスと同等の光学性能と低い自家蛍光をあわせ持つ、ibidi社独自のプラスチックが採用されている24...
ワケンビーテック株式会社
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■浮遊細胞の培養に効果的な実績あるガラス製スピンナーフラスコ 多くの浮遊細胞の培養に適した撹拌環境を提供できます。比較的高回転で...
ワケンビーテック株式会社
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■マイクロキャリアービーズを用いた付着細胞、浮遊系動物細胞の培養に最適 PTFE製大型インペラーにより低い回転速度でもマイクロキャリ...
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■宙吊りインペラーの効果で、培養環境をグレードアップ シャフトが宙吊り構造になったスピンナーフラスコ (マイクロキャリアー) です。...
家田貿易株式会社
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■マイクロオブザベーションシステムについて マイクロオブザベーションシステムは、生細胞の顕微鏡観察に最適な環境をコントロールでき...
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■概要 FCS2クローズドシステムは、チャンバー内で灌流を行いながら細胞を長期的に培養できるシステムです。チャンバー内の培地容量は下...
ワトソン株式会社
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ワトソン株式会社
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スライド上で手軽に細胞培養 顕微鏡画像が非常に鮮明なガラス製スライドとPP製チャンバーの組み合わせでさらなる使いやすさとコストダ...
GVSジャパン株式会社
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ローラーボトルは、実験的および工業的生産の両方で細胞および組織の大規模生産の要件を満たすことができる一種の使い捨て容器であり、...
GVSジャパン株式会社
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■概要 ・さまざまな表面処理プロセスに従って、細胞培養フラスコは親水性細胞培養フラスコと疎水性細胞培養フラスコに分けることができ...
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■アプリケーション 流体せん断応力を増加させ、無細胞 DNA および細胞破片からの粘度を下げるバッフルを使用して設計されています。より...
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■概要 ・USP VI医療グレードに準拠した高品質のポリスチレン (PS) 原料、優れた光学的および化学的特性により、製品の安定性と顕微鏡観...
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■アプリケーション 微生物学、細胞生物学、その他の分野で広く使用されており、主に浮遊細胞培養に適した大容量培養シェーカーで使用で...
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■概要 多層セルファクトリーは、産業用大量生産、実験室操作、および大規模細胞培養のための接着細胞の理想的な選択肢です。 他のブラン...
培養容器とは、生命科学分野や創薬分野の研究開発などにおいて細胞などを培養するのに使用される容器です。
シャーレ (ディッシュ) や、フラスコなどの種類があります。培養面は均一で凹凸がないため、明瞭な視界を得ることができ、培養物の観察に最適です。
従来は、ガラス製の培養容器が主流でしたが、現在は通常、透明性と加工性の高さからポリエチレンなどの樹脂素材を用いたディスポーザブル培養容器を使用するようになりました。樹脂のままでは表面が疎水性で細胞との親和性が悪いため、表面を親水化することで細胞接着性を向上させています。
また、滅菌処理を行ったり、培養物が触れるブブをフィルム構造にすることで天板ごと外すことができるようにしたりするなど、用途に合わせて様々な工夫が施されています。
培養容器の主な使用目的は、接着細胞や浮遊細胞などの培養です。生命科学分野や製薬分野における様々なバイオプロセスにおいて、研究などの開発段階から製造リリースに至るまで、あらゆるステージで用いられます。
培養細胞は、多くの用途があり、細胞生物学者をはじめとする、生体材料研究者、臨床医などの研究者に加え、規制当局にも使用されているものです。
重要な細胞培養には、特に、ワクチンの研究や生産における細胞培養があります。培養細胞内で大量のウイルスを生育できることから、種々の疾患に対して、細胞培養技術を利用したワクチンの大量生産が使われています。
また、その他にも、哺乳動物細胞内でのタンパク質発現、がん研究や新規治療候補の試験におけるがん細胞の培養などがあります。
培養容器は、使用用途上、次のような条件を満たしていることが必須となっています。
これらの条件を満たすため、培養容器に使用する材質は適切なものが選択されます。培養面は均一で平滑な面に加工されているだけでなく、親水加工処理や滅菌処理などが施されています。
図1. 接着培養で用いる培養容器
培養容器の種類には、シャーレ (ディッシュ) 、ウェルプレート、フラスコなどがあります。
大きさ、形状、コーティングや蓋のあり/なしなどまで含めると、非常に多種多様な製品が存在するため、培養する対象や用途に合わせて適した形状の容器を選択することが大切です。
図2. 浮遊培養で用いる培養容器
接着培養の培養には、ペトリディッシュ (シャーレ) 、培養フラスコ、マルチウェルプレートなどを用い、浮遊細胞の培養には、培養フラスコ、スピンナーフラスコや振とうフラスコを用います。どちらの場合も、接着培養用にコーティングされたもの、或いは、浮遊培養用に接着しないようになっているものを用いることが重要です。
シャーレ型の培養容器には、直径35mm・60mm・80mm・90mmなどの種類があります。高さは12mm〜20mmの間であるものが多いです。また、外縁に滑り止めがついていたり、スタッキングして保管・培養できるようになっていたりと、製品によって、操作性の工夫がなされています。
マルチウェルプレートは、ウェルと呼ばれる窪みが一つの容器に複数ついている培養容器です。シャーレ型と異なり、複数の培養条件を一つの容器上で検討することが可能です。6, 12, 24, 48, 96などのウェル数のプレートがありますが、通常ウェル数が増えるに従って一つ一つのウェルの大きさは小さくなります。
フラスコ型の培養容器は、スクリューキャップを閉めることで簡単に閉鎖系の培養が可能となることが特徴です。細胞の種類にもよりますが、フラスコ内を培地で満たして密栓することで一日程度の輸送にも耐えることが可能となります。
また、効率的に大量培養を行うために、フラスコを複数枚重ねて層状にした多層タイプの製品も利用されています。多層タイプのフラスコは重量があり、培養の際には片手でこの容器を支えながら、各層に対して培地の注入と排出を繰り返すことになります。そのため、操作手順が複雑で、容器の大きさや重量の問題もあって扱いにくいことが課題でした。
しかし、最近では、多層タイプのフラスコを用いた培養を機械化し、培養から観察までの一連の操作を、コンピュータを用いて自動制御するシステムも開発されています。また、浮遊細胞の培養容器では、撹拌棒が設置されているスピンナーフラスコや、振とう中に飛沫が上がりにくくなっている振とうフラスコなどがあります。
培養容器の中には、セルカルチャーインサートを用いたものもあります。セルカルチャーインサートは、培養容器を上下に区切って細胞培養を可能とする器具です。
仕切り面に様々な材質からなる多孔のメンブレンフィルタをもつ構造となっています。すなわち、これにより、培地と気相の両面から異なる条件を同時に細胞に曝露させることができるのです。
接着細胞の培養は、メンブレンフィルタの上面、あるいは底面のいずれにおいても可能です。更に、浮遊細胞の培養を組み込むこともできます。複数の細胞を用いた共培養などの、より複雑な培養にも対応可能です。また、インサートの外側のみに培地を入れることで、容易に気相液相界面培養ができます。
このような培養法は、呼吸器系や皮膚、角膜など外気に接触している器官の細胞の培養などに活用されています。従来の単層細胞の実験では、脂溶性成分や粉体をそのまま曝露して評価することは困難でした。しかし、インサートを用いたモデルではそのような物質でも評価が可能となっています。
図3. 接着細胞と浮遊細胞
細胞は、接着細胞と呼ばれる培養容器に付着しながら増殖する細胞と、浮遊細胞と呼ばれる、培地中で浮遊した状態で増殖する培養細胞の2種類に分けることができます。
脊髄動物由来の細胞の大多数は、血球由来細胞など一部の浮遊細胞を除き、組織中で固着しながら増殖する接着細胞です。細胞の特性から、主な培養方法には下記の種類があります。
1. 静置培養 (単層培養)
接着細胞を培養容器に接着させ、単層の状態で培養する、接着培養の通常の方法です。正常細胞は基本的に単層状に伸展・増殖します。培養容器はペトリディッシュ (シャーレ) 、培養フラスコ、マルチウェルプレートなどが適切です。
2. 浮遊培養
血球由来の細胞などの浮遊細胞を、細胞を培地に浮遊させた状態で増殖させる培養方法です。培養容器は、細胞が接着しないようにコーティングされた専用のものが適切です。大量に培養する場合は、振とうフラスコやスピンナーフラスコを用います。
3. 回転培養 (ローラー培養)
回転培養専用の培養容器であるローラーボトルを、緩やかに回転させ、そのボトルの内壁に細胞を接着させて培養する接着培養の方法です。
4. 旋回培養 (振とう培養)
浮遊培養方法の一つであり、振とうフラスコを用い、シェーカーで振とうしながら培養します。菌体や植物細胞、リンパ球由来細胞などの、浮遊系細胞に適しています。
参考文献
https://www.sumibe.co.jp/product/s-bio/cell-culture/large-scale-flask/index.html
https://www.thermofisher.com/jp/ja/home/life-science/cell-culture/cell-culture-plastics.html
https://www.jstage.jst.go.jp/article/membrane/30/3/30_171/_pdf/-char/ja
https://www.corning.com/jp/jp/products/life-sciences/applications/bioprocess-applications.html
https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2020/200226_4884.html