POEスイッチのメーカー13社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
POEスイッチとはネットワークで利用するスイッチングハブのことで、POEスイッチングハブと言い換えることができます。
POE(Power over Ethernet)はイーサネットの機能を有する機器がイーサネットケーブルを介して受電機器に電源を供給することです。
POEスイッチは、この給電機能に対応したスイッチングハブのことです。
POEは標準規格化されていますので、この規格に対応した給電機器と受電機器をイーサネットで接続することにより、例えば、IP電話機やIPカメラなどがこの機能を利用して受電することができるようになっています。
また、スイッチングハブとは、ご存じの方も多いかと思いますが、複数のコンピュータ間で通信を行うためのネットワークを構築するときに、その中継を行うとともに、効率的な通信をサポートする機器のことです。
POEは電源の供給が難しい場所もしくは、電源供給のために新たな電源工事が必要な場所での使用にとくに効果的です。
このような用途に使われるスイッチングハブと通常のハブの違いについて述べておきます。
通常のハブは、入ってきた通信データをそのまま、無条件で接続された全ての機器に再送信し、通信相手以外にも届いてしまうことからネットワークのトラフィックが上がってしまいます。
これに対しスイッチングハブは相手先の機器を特定して、必要なポートにのみ通信データを出力するため、いたずらにネットワークのトラフィックを上げることはありません。
スイッチングハブは、ネットワーク上における機器間の通信を効率的に行うことをサポートする機器であると言えます。
POEにおいては給電側と受電側が互いに通信を行い、受電側の必要な電力に応じて給電側から給電される仕組みになっています。このように電力に応じて給電し、受電される関係がその電力量に応じてクラス分けされ規格化されています。
次にスイッチングハブがその役割を果たすネットワーク上における階層モデルの規格に関して説明します。
スイッチングハブは通信機器のMACアドレスを判断して通信を行います。 MACアドレスはOSI 7階層参照モデルのレベル2(データリンク層)の中で定義されていることからスイッチングハブのことをレイヤ2スイッチまたはL2スイッチとも呼ばれます。
OSI7階層モデルはISO(国際標準化機構)によって定義されたネットワーク上で異なる機器が通信を行う際に相互接続を実現するための規格として標準化されたものです。 物理的な接続方法を定めた第1層(物理層)から、相互に通信する機器間のデータの受け渡しを定めた第2層(データリンク層)、更に第3層(ネットワーク層)、第4層(トランスポート層)、第5層(セッション層)、第6層(プレゼンテーション層)、第7層(アプリケーション層)、以上の7レイヤから構成されています。
スイッチングハブは1990年代に製品が発売されました。その頃のネットワークは10Gbpsが一般的なスピードでしたが、現在では100Gbpsやそれ以上の通信速度に上がっており、スイッチングハブもこのスピードに対応した製品が発売されています。
参考文献
https://www.jp.netgear.com/business/solutions/feature/PoE/
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
この商品は、LANケーブルを使って従来品よりも約2倍もの電力を供給出来るIEEE802.3at-Draft3.0規格に対応したPOEスイッチです。
VCCI ClassAとFCC ClassAに準拠しているので電波が漏洩しにくく、周辺の機器に悪影響を及ぼす事がありません。
更に、トラッキング防止加工済3P電源コードを搭載しているので、トラッキング現象とそれによって生じる障害を未然に防げます。
ネットワーク機器や設定を変えなくてもインジェクターを追加するだけでPOE機能を導入出来るので、現在使用している機器でネットワークのアップグレードをしたいと考えている事業者様にも使う事が出来ます。
この商品は、LANケーブルのみでデータと電源を供給でき、全てのポートがギガに対応しているので自動で接続先の環境を識別して接続してくれるPOEスイッチです。
TV会議等のリアルタイムアプリケーションで使用されるQOS機能が搭載されていて、更にACLによってポリシー設定が出来るのでQOS機能のコントロールも可能です。
可動部を減らし排熱を上手に行ってくれるファンレス仕様で設計されているので、騒音が出にくい上にファンの故障も起きません。
ジャンボフレームに使用しても高速でのデータ通信を実現してくれるのでらジャンボフレーム機器等に使う事が出来ます。
この商品は、1.0G SFP +スロット及び10G銅線ポート、ファイバーとマルチギガビット銅線ポートがそれぞれ16個付いていて、それらの組み合わせが自由なPOEスイッチです。
2.5または5ギガでの接続が可能なので、ワイヤレス及び高速ネットワーク通信を行えます。
Autonomous ManagementFrameworkを採用しているので自動でネットワークとデバイスの管理をしてくれます。
スタックとレイヤー3機能を備え付けてある為、コア・ディストリビューション・スイッチやサーバースイッチなど大きな帯域幅やポートの密度の高さを必要とする機械に使う事が出来ます。
この商品は、最大30W使える802.3af/atPOE+ポートを4つ搭載する事で、データ転送とPOEパワーバジェット(電源の供給)を可能にしたPOEスイッチです。
マルチメディアトラフィック環境を改善し、IPTVなどの作動性を向上させる事が出来ます。
更に、ネットワークを複数のグループに小分けしたので、攻撃された時も全体が被害を受けることなく安全性に優れています。
IGMPスヌーピングを採用したので多数のPOEデバイスと互換する事が出来るので、PCやプリンター、IPTVなどPOEに対応していない有線機器でも使う事が出来ます。