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VMEボードについての概要、用途、原理などをご説明します。また、VMEボードのメーカー18社一覧や企業ランキングも掲載しております。VMEボード関連企業の2025年2月注目ランキングは1位:エムアイエス株式会社、2位:サンリツオートメイション株式会社、3位:株式会社電産となっています。
VME (Versa Module Europe) ボードとは、CPU用のバスであるVMEバスを使用したボードとして開発されたものです。
VMEボードにおいて使用されているVMEバスはもともとモトローラCPUである68000系向けに開発されたもので、その後、世界的な技術標準規格であるIEC (International Electrotechnical Commission : 国際電気標準会議) やIEEE (Institute of Electrical and Electronics Engineers: 電気・情報分野における標準化団体) において技術規格として標準化されました。
現在では、16bitCPUや32bitCPUに加え、64bitCPUに使用する標準的なバスとして使用されています。
VMEボードでは、複数のVMEボードを接続する土台側であるマザーボード上に9枚もしくは20枚のVMEコネクタが用意されています。このマザーボードのことをVMEバックプレーンボードもしくはVMEバックプレーンシャーシと呼んでおり、その性能や品質を維持するため材質やサイズなども決められています。
このVMEバックプレーンボードは、複数のVMEボードを電気的かつ構造的に接続する役割を果たしており、このボードを介してデータの送受信を行っているため非常に重要です。VMEバックプレーンボード上のスロットにCPUボードやIOボードが挿入されて使用されます。
VMEボードにおいて使用されるデータ転送は、非同期式インタークロックという方法がとられています。これはシステムのクロックに同期してデータを送受信する方式とは異なります。
マスタ側からのデータ転送に対して、スレーブ側がデータの受信完了を示す確認信号を返答するまで、マスタ側はデータ送信を繰り返し、データ転送サイクルを終了しません。スレーブデバイスのタイミングに応じてデータの送受信が可能であることから、転送速度に余裕のない周辺デバイスにとっては有利であり設計しやすい仕様です。
ただし、マスタからの転送サイクルが無限に続くことを回避する必要があります。このために、VMEバスではタイムアウト機能が実装されています。VMEバス上におけるデバイス間のデータの衝突が発生した場合への対応も考慮されています。
衝突を検出して対応するための専用の機能モジュールとしてアービトレーションモジュールが定義されており、VMEバスシステム上には必ず存在します。衝突を検出して対応する方法として、2つの方法が決められています。ラウンドロビンという方式と優先順位方式です。いずれの方式を採用するかは、システムの用途や特性に応じて決められます。
ラウンドロビンとは、VMEバス上のデバイスに振られた数字に基づき、各デバイスが順次割り振られていくという方式です。例えば、A,B,Cのデバイスが存在したとして、1周目はA、B、Cだとすると、2周目はB、C、A、3周目はC、A、Bというように優先順位を逐次均等に入れ替えていくというルールに基づき、衝突が発生した場合にいずれを優先するか決めます。
優先順位方式とは、各デバイス固定的に決められた優先順位に基づき衝突が発生した場合にいずれのデバイスを優先するか決める方式です。
上述の説明で出てきているバスとは、コンピュータ内部でデータや信号を伝達する回路のことです。コンピュータ内部では、CPUやメモリ、IO装置などの各装置が共通のバスで接続されています。
メモリアドレス信号を伝送するためのアドレスバスや、CPUとメモリ・IO装置でデータ転送を目的とするデータバスが存在します。また、これら2つのバスを制御するためのコントロールバスがあります。コントロールバスでは、アドレスバスやデータバスが実際に入出力を行うタイミングの制御等を担当します。
開発当初の標準は、Eurocardのコネクタに収まるために16ビットバスの規格でした。その後、拡張を経ることで現在のVME64では64ビットバス規格と32ビットバス規格が存在します。
参考文献
https://www2.denshi.numazu-ct.ac.jp/mirsdoc2/mirs9805/tech/num0004a/vme.html
https://www-he.scphys.kyoto-u.ac.jp/
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | エムアイエス株式会社 |
16.1%
|
2 | サンリツオートメイション株式会社 |
12.9%
|
3 | 株式会社電産 |
9.7%
|
4 | 株式会社ジェピコ |
9.7%
|
5 | 株式会社アンペール |
9.7%
|
6 | 株式会社アバールデータ |
6.5%
|
7 | イノテック株式会社 |
6.5%
|
8 | ケル株式会社 |
6.5%
|
9 | 株式会社アドバネット |
6.5%
|
10 | Kontron AG |
6.5%
|
28 点の製品がみつかりました
28 点の製品
株式会社エスアールシー
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■特長 ・電源パターンは4電源まで確保可能 ・各端子間全てにGNDパターンを配置しインピーダンス特性を考慮、高速回路に最適 ・回路を高密度に実装する場合に...
株式会社エスアールシー
60人以上が見ています
■特長 ・電源パターンは4電源まで確保可能 ・各端子間全てにGNDパターンを配置しインピーダンス特性を考慮、高速回路に最適 ・基板中央部にPGA、LCCタイプの...
株式会社エスアールシー
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最新の閲覧: 1日前
■特長 ・コネクタのa・b・c列は全てBus状 (パラレル) 接続の為、任意にBusが設定可能 ・コネクタのa・b・c列への電源供給は、スロット両端に設けられた+5V・G...
株式会社エスアールシー
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■特徴 VME64 Extensions Draft 0.8仕様に適合 高速タイプのドライバでのデータ転送に最適
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■特徴 ・Compact PCI規格サイズのユニバーサル基板で試作評価に最適 ・面倒なコネクタはすでに実装されているので作業性良好 ・フロントパネルとハンドル付き...
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■特徴 ・IEEE規格P1014に基づいて設計された16/32ビットVMEバスバックボード ・信号間にGNDパターンを配置し、信号間クロストークを最小限に抑制 ・電源の安...
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■特徴 ・PICMG2.5規格適合品 ・システムスロットのP3/P4/P5は、リヤーI/Oモジュール実装可能 (IEEE1101.11) ・ペリフェラルスロット (①~⑦) のP3 は、ユーザ...
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■特徴 ・VME32bit拡張バス対応バックボード ・コネクタのa・c列は結線無しになっており、ユーザー定義が可能 ・信号間にGNDパターンを配置し、信号間クロスト...
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■特長 ・a・c列はモトローラ社I/Oチャンネルバスとコンパチブル ・信号間にGNDパターンを配置し、信号間クロストークを最小限に抑制 ・電源の安定化の為、+5V...
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■特徴 ・IEEE規格P1014に基づいて設計された16/32ビットVMEバスバックボード ・信号間にGNDパターンを配置し、信号間クロストークを最小限に抑制 ・電源の安...
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■特長 ・パラレル接続タイプは任意に電源ピンの接続が出来、各種バスに対応 ・信号間にGNDパターンを配置し、信号間クロストークを最小限に抑制 ・電源の安定...
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■特徴 ・市販の32bit対応のPCI カードを簡単にコンパクトPCI と使用することが可能 ・奥行き最大130mm まで。高さはラックサイズに因る ・IEEE1101.1/.10 ハ...
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■特徴 ・ANSI/ VITA 46.0&46.1 VMEバス規格準拠 ・VPX:4スロット対応の6Uバックボード ・リアI/O対応 (RJ3~RJ6にコネクタを搭載) ・高速対応マルチギガコネ...
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■特徴 ・IEEE規格P1014に基づいて設計された16/32ビットVMEバスバックボード ・信号間にGNDパターンを配置し、信号間クロストークを最小限に抑制 ・電源の安...
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■特徴 ・信号ラインの特性インピーダンスは 65Ω ± 10%に設定 ・信号のターミネーションはチェック端子部にオフボードターミネータSTB-64CM (オプション) を...
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■特徴 ・ANSI/VITA 46.0&46.1VMEバス規格準拠 ・VPX:5スロット/VME64:3スロット対応の6Uバックボード ・リアI/O対応 (RJ3~RJ6にコネクタを搭...
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■特徴 ・PICMG2.0R3.0 規格に適合 ・SPB-△△CR/Lシリーズと外観寸法共通のため機械的互換性有 ・CLKラインはシステムスロットから各ペリフェラルスロットへ1対...
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■特徴 ・VME32bit拡張バス対応バックボード ・コネクタのa・c列は結線無しになっており、ユーザー定義が可能 ・信号間にGNDパターンを配置し、信号間クロスト...
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■特徴 ・信号ラインの特性インピーダンスは 65Ω ± 10%に設定 ・信号のターミネーションはチェック端子部にオフボードターミネータSTB-64CM (オプション) を...
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■特徴 ・IEEE規格P1014に基づいて設計された16/32ビットVMEバスバックボード ・信号間にGNDパターンを配置し、信号間クロストークを最小限に抑制 ・電源の安...
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■特徴 ・IEEE規格P1014に基づいて設計された16/32ビットVMEバスバックボード ・信号間にGNDパターンを配置し、信号間クロストークを最小限に抑制 ・電源の安...
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■特徴 ・IEEE規格P1014に基づいて設計された16/32ビットVMEバスバックボード ・信号間にGNDパターンを配置し、信号間クロストークを最小限に抑制 ・電源の安...
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■特徴 ・セコンダリ側の拡張は最大7 スロットまで可能 ・GND層は、プライマリーセコンダリ間でベタ接続 ・スロット犠牲無しでのスロット拡張可能 (SPB-△△CER/...
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■特徴 ・VME32bit拡張バス対応ユニバーサルバックボード ・コネクタのa・c列は全ピンパラレル接続 ・コネクタのa・c列への電源供給は、スロット両端に設けら...
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■特徴 ・セコンダリ側の拡張は最大7スロットまで可能 ・GND 層は、プライマリーセコンダリ間でベタ接続 ・スロット犠牲無しでのスロット拡張可能 (SPB-△△CER/...
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■特徴 ・VME64/VME64Ex構造に対応したエクステンダーボード ・J0コネクタの搭載選択可能 (ファミリー構成参照)
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■特徴 ・バスラインの反射ノイズを防止 ・バスラインのアンダー/オーバーシュート対策 ・バスラインは 65Ω ± 10%インピーダンスコントロール
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■特徴 ・32ビット仕様 ・SBB-64HR3と外観寸法共通 ・GND層は、プライマリーセコンダリ間でベタ接続 ・スロット犠牲無しでのスロット拡張可能 (SPB-△△CER/SPB-...