ネジ締め機のメーカー12社・37製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
ねじ締め機とは、工場における組み立ての工程などで、ねじ締め作業を一部または全てを自動化する装置です。
位置やトルクの制御によって、手動で行うよりも早くで正確なねじ締めができます。
ねじ締め機の種類としては主に3つの種類があります。
ねじ締め機は、工場の組み立て工程で、自動化を目的に主に利用されます
工程をどの程度自動化させるか、ねじ締め作業の複雑さなどを考慮して、ねじ締め機を選択する必要があります。
自動化を進めずに作業員が手動でねじ締めを行う場合はハンディタイプのねじ締め機を使用します。
工程の自動化を進め、簡単なねじ締め作業の場合は自動ねじ締めタイプを使用します。
工程の自動化を進め、ねじ締め対象を持ち上げるなどして、複雑なねじ締めを行う場合はロボットタイプを使用します。
ねじ締め機の使用例をご紹介します。
ねじ締め機は、制御装置とトルクを生み出すモータ、ねじ穴にはめ込む工具であるビットで構成されています。
自動ねじ締めタイプでは、ビットなどが軸を移動するための設備が、ロボットタイプではロボットアームが追加で必要になります。
ねじ締め機の多くがトルク計測器が一体となっており、自動ねじ締めタイプやロボットタイプはねじ供給機が一体となっていることが多いです。
それぞれの動作原理について解説します。
ねじ穴にビットを当てて動作ボタンを押すと、モータの回転によってねじ締めを行います。トルク計測器がついているタイプは、ねじ締めが完了するとねじ締め動作が停止することで、ねじやねじ締め対象への不要な負荷を低減できます。
ねじ締め時の動作はハンディタイプと同様ですが、ねじ締め対象まで、ビット部分が軸を介して移動してねじ締めを行います。移動の自由度は軸の数に依存し、軸が回転可能であれば斜め方向からのねじ締めも可能になります。
ねじ締め時の動作はハンディタイプや自動ねじ締めタイプと同様です。ねじを締める箇所にビットを移動する際に、ロボットアームを使用します。また、ねじ締め対象を持ち上げ、ねじ締め部をビットがある向きに移動させることで、自動ねじ締めタイプでは不可能な面のねじ締めにも対応しています。移動の自由度はロボットアームに依存し、複雑なねじ締めが可能です。
参考文献
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kikai1938/38/315/38_315_3017/_pdf
http://www.osakaseiki.com/product/nejishimeindex.html
http://microscrew-tightening.com/
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
Metoreeに登録されているネジ締め機のカタログ一覧です。無料で各社カタログを一括でダウンロードできるので、製品比較時に各社サイトで毎回情報を登録する手間を短縮することができます。
対応するネジのサイズやトルクの範囲はドライバ-により異なるが、ドライバ-のセット・ネジの供給機や専用の締め付けソフトを搭載し、X・Y・Z軸を持つ卓上型の自動ネジ締め機です。
標準パッケージされる専用のネジの締め付けソフトは、各種トルク制御ドライバ-搭載も可能でありながら、多種多様なネジ締め動作や、ネジの浮き・供給・空転エラー・落下検出など各種エラー検出機能により、生産性と品質を向上させます。
長寿命のブラシレスDCサーボモーターと高分解能エンコーダを搭載した手持型で、高い信頼性と多機能性を兼ね備えたネジ締め機です。
付随するコントローラーには、8種類のプリセットメモリーを備え、ネジの締め付けトルク値を直接設定するだけで、ネジやワークの種類、特性の違いを問わず、常に安定した繰返し精度と正確性を兼ね備えた最速のネジ締めが可能です。
クラストップレベルの小型・軽量化でありながら、締付けトルクを制御して微細ネジを正確に締めることが可能なネジ締め機です。
クラス業界トップレベルの小型・軽量化のため、直行ロボットや多関節ロボットなどへの搭載が容易となり、自動化に貢献できます。
制御技術では、ネジの締め経過や結果、トルクの設定と管理が行え、上位コントローラーの通信により簡単に制御もできるため、早期のシステム構築にも貢献できます。
ネジが瞬間的に先端チャックまで自動供給され、片手で楽にネジ締めが完了するネジ締め機です。
多種多様なネジの形状に対するため、独自の水平なレール方式を採用し、整列したネジを1本毎に分離すると同時に、エア圧力によって短時間でドライバ-先端までネジを供給する機構により、確実な供給を実現します。
充実した機能によって、1分間に最大30本のネジを締めることが可能です。
卓上型でバランスアーム付きのため、締付け時に発生する締付けトルクの反発力をアームが受けることにより、作業者への負担を軽減し確実な締め付け作業を支援するネジ締め機です。
バランスアームの形状は、垂直締め(T型)、水平締め(V型)の2タイプをラインナップしており、ボールブッシュとリニアガイドを採用するバランスアームの可動部により、ドライバ-などの吊り下げ物を容易に動かすこともできます。