回転ステージのメーカー15社・53製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
回転ステージは、装置や物体を取り付けた状態で回転させ、向きや角度を任意の状態にするためのものです。
動作方法には手動や電動のものがあり、制御方法もオープンループやフィードバック制御といったもの、大きさも大小さまざまあるので、用途によって使い分けが重要です。
また、回転動作は加工や計測など、その後に何らかの動作が伴うという目的があって行うことが多いため、回転テーブル単体で使用される場面は少なくなっています。
回転ステージは、装置や物体の向きや角度を意図した状態に調整するために使用されます。
回転ステージ自体の取付方向もさまざまな向きに取り付けて使用できるので、加工や測定の対象物と装置の機構部品どちらを回転させる方が効率が良いか考えて使用されます。
大まかな角度が必要な場合は手動による粗回転、細かい角度調整が必要な場合は微動回転といったように、用途に応じて高精度なものが必要になります。
椅子などに使用されている回転機構も広義の回転ステージに分類されますので、製造だけでなく家庭用での使用用途もあります。
回転ステージで広く使用されている構造として、クロスローラベアリングを使用したものがあります。
クロスローラベアリングとは、内輪と外輪の間にローラを配列した構造の軸受けです。ローラは45°の接触角を持って直行に配列されているため、ボールベアリングにおける背面受け構造を1列で実現でき、多方向からの荷重を同時に受けることが可能な構造となっています。回転テーブルとクロスローラベアリングは直結させることができるので、構造部品を少なくすることもできます。
回転テーブルの回転精度はローラの精度に直結されるため、ローラの精度等級によって高い回転精度を得ることができます。また、クロスローラベアリングは摩擦力が小さく軽い力で動作させることができるので、微動回転機構にマイクロメータヘッドなどが使用でき、高い位置決め精度を得ることもできます。
回転機構にステッピングモータを接続することで、回転の角度や方向、動作手順などを自動化することもできます。
参考文献
https://www.thorlabs.co.jp/newgrouppage9.cfm?objectgroup_id=12958
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