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全固体電池
メーカー9社一覧【2024年】

全固体電池についての概要、用途、原理などをご説明します。また、全固体電池のメーカー9社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。全固体電池関連企業の2024年3月注目ランキングは1位:日本電気硝子株式会社、2位:株式会社オハラ、3位:鋼鈑商事株式会社となっています。

全固体電池とは？
全固体電池のメーカー9社一覧
全固体電池の製品4件一覧

全固体電池とは

全固体電池とは、リチウム電池の電解質に固体を使用した電池のことです。

リチウム電池は液体電解液を使用して正極、負極、セパレータ、電解液で構成されています。スマートフォンや電動工具、電気自動車などに使われますが、全固体電池は液体ではなく固体の電解質を使用します。また、リチウム電池にはセパレータが搭載されていますが、全固体電池では固体電解質がセパレータの役割を果たします。

現在のリチウムイオン電池は液体の電解液を使用しているため、温度変化による膨れや外力による漏液などの電池破損のリスクがあります。

しかし、固体電解質を用いた全固体電池は、電解質に液体では無く固体を使用しているため、高温状態においても安定性が向上しています。また、仮に電解質が損傷しても形状を維持するため、高い安全性を担保することが出来ます。

全固体電池の使用用途

近年、電気自動車が注目されていますが、搭載するバッテリーの容量は未だ不足しています。それを解消するための一案として、全固体電池が挙げられます。そのため、現代の自動車業界では全固体電池が盛んに研究されています。電気自動車に搭載するバッテリーをリチウム電池から全固体電池に変更することで、車両の航続距離の向上、充電時間の短縮、バッテリー火災のリスクの排除を実現することが出来ます。

将来的には、自動車より大型の輸送機器である電車、飛行機、トラックも全固体電池を使用する可能性があります。

全固体電池の原理

リチウム電池と比較すると、全固体電池の構造はアノードとカソードの間の構造が大きく異なります。従来のリチウム電池では電解質は液体であるのに対し、固体電池は次のもので構成されています。

カソード
リチウムイオン電池と同じ化合物 (LFP、NMC、LMOなど) で作ることができるカソード (または正極)
セパレータ
一般的にはセラミックまたは固体ポリマーで、電解質としても機能します
アノード
リチウム金属 (純リチウム) でできた負極
電解質
全固体リチウム金属電池

固体電解質は、それ自体がアノードとカソードの間のセパレータ、および電解質の両方の役割があります。したがって、固体電解質はイオンが移動する媒体となり、電気絶縁特性を持ち、アノードとカソードの間の機械的セパレータとしても機能します。この固体で耐性のある支持体があることにより、アノード部分のグラファイト構造を取り除き、リチウム金属をアノードに直接蓄積できます。

また、リチウムイオンと比較すると、全固体電池は、電解液部分の密度の増加により、リチウム電池の2～10倍の容量を保持することができます。

全固体電池の種類

全固体電池は製造方法や電解質の素材によって種類を分類することができます。

1. 製造方法

製造方法では「バルク型」と「薄膜型」に大別され、蓄えられるエネルギー量が異なります。

バルク型では、電極や電解液の材料にはパウダー（粉末、粒状物などからなる物質）が使われており、たくさんのエネルギーを蓄えることが出来ます。そのため、電気自動車など大型の機器に使用されることが予想されます。

薄膜型は、真空状態で薄膜電解質を電極上に積層させた全固体電池のことを指します。蓄えられるエネルギー量は少なく、大きな容量を生み出すことはできませんが、サイクル寿命が長く、製造が容易であるなどの利点があります。薄膜型全固体電池は小型のため、IoT機器やセンサーなどの小型機器への使用に適しています。

2. 電解質の素材

電解質の素材によって全固体電池を分類すると、カソードに使用される素材は酸化物、硫化物、リン酸塩、ポリエーテル、ポリエステル、ニトリル系、ポリシロキサン、ポリウレタンなど、25種類以上に及びます。これらの素材は、「無機/セラミック」と「ポリマー」に分類できます。

無機/セラミックとポリマー固体電解質の主な違いは、使用される素材の機械的特性です。無機/セラミック固体電解質では、セラミックスの高い弾性率により、剛性を高めます。その結果、高温などの過酷な環境条件により適した電池にすることが可能です。

ポリマー固体電解質では、ポリマーはセラミックよりも弾性率が低く加工しやすいため、製造コストを削減することができます。

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各社全固体電池のカタログを無料一括ダウンロードできます。

全固体電池メーカー 9社

*一部商社などの取扱い企業なども含みます。

全固体電池用負極材/負極集電材/リチウム金属(箔)、リチウム金属複合材(クラッド) 注目製品
鋼鈑商事株式会社

・全固体電池向け負極材、負極集電材の検討品としてリチウム金属(箔)、リチウム金属複合材、
　リチウム金属クラッドとして提供致します
・リチウム金属(箔)、リチウム金属複合材(Cu箔、SUS箔、PET)を提供致します
・リチウム厚み最小1μ、両面、片面、全面、ストライプ、間欠品に対応致します

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【全固体電池】固体電解質LICGC™PW-01 注目製品
株式会社オハラ

■LICGC™は、高いリチウムイオン伝導性を有する固体電解質材料です。この材料は酸化物系固体電解質であるため、大気中で取り扱い可能であり高い安全性を有します。
■用途例：次世代のリチウムイオン電池の電解質、正極添加材、セパレーター、CO₂センサー、次世代キャパシタ、海水中のLiイオン回収等。

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- - 鋼鈑商事株式会社商社・代理店
    ぶりきをはじめとする各種表面処理鋼板電池用材料サイクルハウス・サイクルラック光ダクト
  - 会社サイト創業: 1989年従業員数: 50人資本金: 160,000,000円会社詳細
  - 住所: 東京都品川区東五反田二丁目18番1号
- 表面処理鋼板専門商社金属加工の提案新製品開発
  
  鋼鈑商事は、表面処理鋼板のパイオニア・東洋鋼鈑グループの中核をなす商社です。お客様のニーズをキャッチし各種表面処理鋼板はもちろん、建築分野、農業分野でオリジナルの製品も展開しています。
  
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- - 株式会社オハラメーカー
    【全固体電池】固体電解質LICGC™PW-01
  - 会社サイト上場(東証スタンダード) 創業: 1935年従業員数: 478人会社詳細
  - 住所: 神奈川県相模原市中央区小山1丁目15番30号
- 添加剤全固体電池空気電池
  
  株式会社オハラは1935年に設立され、神奈川県相模原市に本社を構えています。オハラの持つ結晶化ガラス技術を進化させ、高い耐衝撃性、高透過率を実現したガラスセラミックスです。
  
  製品をみる会社サイトをみる
- - 日立造船株式会社メーカー
    全固体リチウムイオン電池
  - 会社サイト上場(東証プライム) 創業: 1934年従業員数: 11,540人会社詳細
  - 住所: 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89号
- - 日本電気硝子株式会社メーカー
    オール酸化物全固体ナトリウム(Na)イオン二次電池
  - 会社サイト上場(東証プライム) 創業: 1949年従業員数: 1,687人会社詳細
  - 住所: 滋賀県大津市晴嵐二丁目7番1号
- - 日本ガイシ株式会社メーカー
    チップ型セラミックス二次電池「EnerCera（エナセラ）」シリーズ
  - 会社サイト上場(東証プライム) 創業: 1919年従業員数: 4,382人会社詳細
  - 住所: 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号
- - マクセル株式会社メーカー
    全固体電池
  - 会社サイト創業: 1960年従業員数: 1,396人資本金: 12,200,000,000円会社詳細
  - 住所: 東京都港区港南2-16-2太陽生命品川ビル21階
- - TDK株式会社メーカー
    全固体電池
  - 会社サイト上場(東証プライム) 創業: 1935年従業員数: 116,808人会社詳細
  - 住所: 東京都中央区日本橋二丁目5番1号
- - FDK株式会社メーカー
    全固体電池
  - 会社サイト上場(東証スタンダード) 創業: 1950年従業員数: 1,644人会社詳細
  - 住所: 東京都港区港南一丁目6番41号
- - GTC-Power株式会社
    高品質な「硫化リチウム」の製造・販売
  - 会社サイト従業員数: 30人会社詳細
  - 住所: 神奈川県神奈川県横浜市神奈川区新浦島町1-1-32　ニューステージ横浜ビル16階

全固体電池 2024年3月のメーカーランキング

*一部商社などの取扱い企業なども含みます

2024年3月の注目ランキングベスト9

注目ランキング導出方法

順位	会社名	クリックシェア
1	日本電気硝子株式会社	30.0%
2	株式会社オハラ	18.6%
3	鋼鈑商事株式会社	11.9%
4	日立造船株式会社	8.8%
5	マクセル株式会社	7.3%
6	日本ガイシ株式会社	7.1%
7	FDK株式会社	6.6%
8	TDK株式会社	6.4%
9	GTC-Power株式会社	3.3%

注目ランキング導出方法について

注目ランキングは、2024年3月の全固体電池ページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。

社員数の規模

TDK: 116,808人
日立造船: 11,540人
日本ガイシ: 4,382人

設立年の新しい会社

鋼鈑商事: 1989年
マクセル: 1960年
FDK: 1950年

歴史のある会社

日本ガイシ: 1919年
日立造船: 1934年
オハラ: 1935年

全固体電池の製品 4点

4 点の製品がみつかりました

株式会社マップエレクトロニクス

バッテリー全固体二次電池

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返信の早い企業

100.0% 返答率

17.8時間平均返答時間

■概要台湾の全固体電池メーカー、Prologium Technology (輝能科技) で開発した破損・温度変化・過充電などがあっても安全な電解液を使...

4種類の品番

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全固体電池ピエゾ素子ガスセンサーキャパシタ +8

2023年6月21日

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