ティグ溶接についての概要、用途、原理などをご説明します。また、ティグ溶接を提供する会社・業者21社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。ティグ溶接関連企業の2022年4月注目ランキングは1位:ケービック株式会社、2位:崇和株式会社、3位:株式会社大畠製作所となっています。
ティグ溶接とは「Tungsten Inert Gas」の頭文字の略称です。 タングステン電極を工具に用い、不活性ガスをシールドガスとして溶接火花を覆いながらアーク放電の高熱を利用して工作物(ワーク)を溶接する方法です。
尚、このティグ溶接によって起こるアーク放電の高熱は火花中心温度で11,000℃に達しどのような金属も加工が可能です。 シールドガスには、アルゴンや、ヘリウムガスを使用し溶接加工中の飛散物防止や引火防止を行います。
ティグ溶接は、通常の放電加工に比べ火花が出ない加工方法です。 また、溶接の仕上がりが非常に美しく、盛り上がった模様(溶接ビード)が現れます。
ティグ溶接は、使用する電流とその電極極性の組み合わせにより2種類があります。
直流溶接(または、直流正極性)の場合、電極側(陰極)から発射された電子はワーク側(正極側)に到達してワーク表面は非常に高い温度になります。 その高熱により全ての金属に対して溶接可能な方法になります。
直流正極性では、加工できないアルミニウム、マグネシウムの加工を可能とした溶接方法です。 この加工はワーク表面温度が高くなる為、上記の両金属では金属表面に高融点の酸化皮膜(2000℃以上)が形成されます。 そのため、金属表面と金属内部の温度差が大きくなり過ぎてワークの溶接ができないのです。
その欠点を解決するため、電極の極性を反転し電極側を正極(⊕極)、ワーク側を負極(⊖極)とする方法が直流逆極性です。 この方法は、ワーク側が負極となり電子がワーク表面から電極側へ発射されます。 そのため、ワーク表面に存在する高融点の酸化物が還元され溶接が可能となります。(クリーニング作用)
ところが、極性を逆にすると電極側が高熱になり電極の消耗が激しくなります。 この電極消耗の欠点を交流駆動で改善した方法が交流溶接法です。
交流のティグ溶接は、アルミニウム、マグネシウムの金属板加工に特化して使用されます。
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