BTA加工のメーカー7社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
BTA加工とは、Boring & Trepanning Association(ボーリング・トレパン加工)の略称のことです。
金属加工での重要な行程の1つである、深穴の切削加工のことを指しています。
この加工方法には、高速で奇麗な深穴を掘れる(深孔加工)というメリットがあります。
1942年にDr.Beisnerによって発明された、この深穴加工の機械は、既存の物とは全く異なるものでしたが、高速で美しく深穴を開ける事ができました。
その後世界各国でこの方式が発展したのちに、規格化が統一され、これをBTA方式と呼ぶようになりました。
BTA加工は、材料に深穴をあけるために用いられています。
適用事例としては、構造用鋼、ステンレス鋼、プリハードン鋼、軸受鋼(ベア鋼)、工具鋼(炭素・合金・高速度工具鋼等)、耐蝕・耐熱合金、チタン系、アルミニウム系、銅系、樹脂系などの素材に用いることができます。
また、φ10~φ200位の中~大径穴に向いているという特徴があります。
まず、ポンプで切削油を高圧に加圧した後に、加工物に接しているプレッシャーヘッド(圧力頭)へ送ります。
送られた切削油は、開けられた穴とボーリングバーの間隙を通って刃物に達します。
そして、刃物に達した切削油は、切粉と共にボーリングバーの内部を通り抜け、切粉受とマグネットフィルタを通過して、切粉が取り除かれた後に、タンクに戻ります。
そのため、切粉は開けられた深穴の内面に触れません。
それゆえに、深穴の内面を傷つけるのを防ぐことが可能になるので、非常に美しい穴をあけることができます。
また、ボーリングバーはシリンドリカルであるため、捩りおよび曲げに対して極めて強くなっているため、非常に大きな効率を発揮することができます。
参考文献
https://www.sakkou.co.jp/BTA/BTA_machinery.html
https://fujishin.jp/page-115/page-185/
http://www.fukaanaake.com/btaex.html
http://fujiwara.m78.com/BTA/BTA.html
社員数の規模
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