ホールソーのメーカー7社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
ホールソーは、電動ドリルかインパクトドライバーに取り付けて木材や薄めの金属板に穴をあける工具です。円形でジグザグとした刃がついていて、刃を対象に向けて取り付けます。電動ドリルが回転するスピードでホールソーも一緒に回転して穴をあけるので、作業が早いです。ドリルよりも大きな穴をあけることができ、径の大きさは最大で60㎜程度です。径の大きさよりやや大きめの穴があくので、対象の素材等によって調整する必要があります。
ホールソーは木材やFRP、鉄、アルミといった金属板等に穴をあける用途で使用します。
特に電気工事での金属等の穴あけ加工には欠かせません。露出配管のプルボックスや、配電盤、分電盤、自立盤にケーブルを取り込むための穴や、ボックスコネクター用の穴をあけたりします。多くは電線を引き入れるための穴あけ加工です。
また、水道、ガスの配管工事、空調工事等の配管作業でもホールソーが使用されます。
使い方が簡単なので、電動ドリルがあるご家庭ではDIYの工具としても使用することができます。
ホールソーの原理は、電動ドリルやインパクトドライバーと同じです。円形の刃を回転させることで対象の板を切り出します。ダイカストと刃、センタードリルに分かれていて、使用するときは、まず適切な大きさの刃ををダイカストに取り付けて電動ドリルにセットします。対象の板も固定して、ホールソーのセンタードリルを穴の中心に合わせて削りだします。ホールソー自身に厚みがあまりないので、40㎜以上厚い板に穴をあける用途には向いていません。ホールソーの取り付けが電動ドリルなのかインパクトドライバーかによって取り付け部分の形状が異なるので注意が必要です。
ホールソーの種類は3種類です。
参考文献
https://diyclip.roymall.jp/tool/1088258
http://benrikougu.com/hole-saw/
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
ダイヤモンドホールソー 湿式は、硬質磁器タイル及び石材の孔あけ用のホールソーです。
ホールソーの金属表面にダイヤモンドを電気メッキ(電着)を施すことにより、硬質磁器タイルや石材に対して鋭い切れ味と抜群の耐久性を実現しています。サイズはΦ38~Φ60、有効切削深さは18mm~22mmです。
加工時に振られない様に固定する補助具として、スーパーユニバーサルガイド(UG-80)と給水ポンプ(CP-900)が用意されています。
ホールソー278Pはボディのふところが深く設計されており、金属製のパイプなど曲線への穴あけ加工が可能であることが特徴のホールソーです。
ふところの深さは、ø16~ø55が35mm、ø60~ø100が60mm、ø105~ø120が85mmとなっています。
用途はステンレス製のパイプ・鋼管・銅管など曲面形状を持つ材料や、平板の場合は板厚が4mmまでの鋼板・ステンレス板・アルミ板・銅板などへの穴あけ作業に使用する事ができます。
ドッチーモ超硬ホルソーは、ワンタッチ作業でボディ交換を可能にするカチットシャンクシリーズにより、替刃が容易であることが特徴のホールソーです。
用途は、厚さ12mmまでの鋼板、ステンレス板、鋳鉄、アルミ板等の他に、鋼管、ステンレスパイプ類及び曲面、サイディング(窯業系・金属系)、FRP、塩ビ板、合板(15mm以下)などへの穴あけ作業が可能です。
電動機は、電気ドリル、振動ドリル(回転モード)、SDS軽量ハンマードリル(回転モード)を使用します。
鉄板はもちろんですが、特にステンレス鋼板の穴あけに対して高耐久性で最適な能力を発揮する鋼材用のホールソーです。電気ドリルやボール盤などで使用が可能です。
制御盤や配電盤など、バリが発生することを抑えたい場所での穴あけに適しています。鉄板・ステンレスの他、鋳鉄・アルミ・真鍮・FRP・合成樹脂・木材・合板などへの加工が可能です。
刃先材質は超硬チップで、有効切削能力は5mm(Φ14は4mm)再研磨が可能です。
センタードリルの先端を2段構造とした新開発のセンタードリルの採用により、センタードリルが材料を貫通する時の衝撃を緩和して超硬チップが破損することを防ぐことが特徴のホールソーです。
刃先の超硬チップに独自の研摩を施すことにより、切削作業時の抵抗を低減しています。用途は、ステンレス板(3mm以下)、ホーロー引き鋼板、アルミ板(2mm以下)・FRP板・塩ビ板・樹脂板などの穴あけ作業に使用する事ができます。