ネジプライヤーのメーカー2社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
ネジプライヤーとはてこの原理を利用して少ない力でものをつかみまわすことのできるプライヤーをベースに開発された取れないねじを抜き取るための専用工具。ねじ頭の変形やねじ山のつぶれ、さびなどねじの状態が悪く通常のドライバーでは除去できないねじや、特殊形状のねじ穴のねじをねじ頭を直接つかんで回しぬくことができる。
ねじ頭の大きさや形状に合わせたプライヤーサイズや先端形状の異なる製品が多数販売されている。ネジザウルスが有名。
もともとボルトやナットを回すためのプライヤーに、外せなくなった(外すことが困難な)ねじを外す機能を付加したもの。先端を特殊加工することで小さなねじも保持しやすなっており、さびたねじやねじ山がつぶれたねじ、特殊なねじ山のねじなど通常のドライバーでは取り外せないねじをしっかりつかみ、回して抜き取る。
先端に縦溝がありねじを縦につかんで回すこともできるため、プライヤーを横にかまえるスペースのない狭い場所での作業に有用。
プライヤーはもともとてこの原理を利用して少ない力でものをつかんだり挟んだりするための工具。このプライヤー先端のアゴを特殊形状にしたりタテ溝を作ることで小さなねじをしっかりホールドできるように加工してある。一般的なプライヤーによる作業と比較して、ねじの滑りがないためしっかりとつかんで回すことができる。
ねじプライヤーとして有名なネジザウルスではプライヤーの先端の形状やサイズ、溝の深さやピッチが異なるものが複数ラインナップされており、使用するねじの形状やサイズに合わせて選択可能。
スペースがある場所で使用する場合はねじ頭を本体加え部で挟み、プライヤーを寝せた形で回すことで支点からから力点までの距離が延び、同じ力でより大きなトルクを得られる。
ねじプライヤーの構造上ねじを外す際にねじ頭をつかむ必要があるため、皿ねじのように完全に埋め込まれたねじには使用できない。あくまで先端をつかめるトラスねじやナベねじ用。皿ねじなどつかめないねじにはバズーカと呼ばれるプライヤーとは形状の異なるねじ外しが使用される。
参考文献
https://www.engineer.jp/special-page-nejisaurus
https://ktc.jp/kiso/lesson/pliers.html
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社