絶縁被覆付圧着スリーブのメーカー6社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
絶縁被覆付圧着スリーブは圧着スリーブの表面部分に絶縁被覆が施されているものを指します。主に塩化ビニルやナイロンによる被覆が一般的です。絶縁被覆が付いてあることから、端子間で触れてショートするリスクを減らしたり、手が触れて感電するリスクを減らしたりすることができます。
圧着スリーブは圧着スリーブと違って両端が差込口になっているのが特徴です。形状は筒状もしくはリング状の2種類が存在します。その中でも特殊な形状としてCE型があり、帽子の形をしています。
一般的に配線をつなぐのはハンダ付けですが、技術が必要であったりハンダ付けできない機器も存在したりします。そんな時に圧着スリーブを使用します。絶縁被覆付圧着スリーブは圧着スリーブですので、電気の配線同士を圧着して接続します。
絶縁被覆付圧着スリーブにもP型、E型、CE型と種類があります。これらは使用する規格や種類により直線的に接続するのか、並列で接続するのかが変わってきます。見た目をすっきりさせるためにも直線的な方が望ましいです。
圧着スリーブを取り付けるのには圧着工具を使用します。圧着工具で圧着することをかしめると言います。圧着スリーブの接合部分の大きさに合った圧着ペンチを用いることで正しいかしめ量でかしめることができます。圧着スリーブと絶縁被覆付圧着スリーブはともに大きさは変わらないため、同じ圧着工具でかしめることができます。
絶縁被覆付圧着スリーブは塩化ビニルやナイロンといった絶縁被覆を用いていることで絶縁性能を実現しています。原子には原子核と電子が存在します。電子が移動することで電気が流れる仕組みです。ただし原子核と電子の引き合う力が強いと電子が移動できずに電気が流れません。これが絶縁のしくみです。
絶縁体で注意しないといけないのは高い電圧が加わった場合です。絶縁耐力を超える高い電圧を加えてしまった場合、絶縁体は破壊されて電気が流れるようになってしまいます。代表的な例として雷が挙げられます。空気は絶縁体なのですが、絶縁耐力を超えてしまうがために雷が落ちます。
参考文献
https://www.fujiterminal.co.jp/products/cp/terminal/insulation/
https://kurashi-no.jp/I0020746
https://www.capsulesdebieres974.com/news/20190405-2.php
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社