ブレッドボードについての概要、用途、原理などをご説明します。また、ブレッドボードのメーカー9社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。ブレッドボード関連企業の2023年1月注目ランキングは1位:シグマ光機株式会社、2位:サンハヤト株式会社、3位:株式会社山崎電子技研となっています。
ブレッドボードは、手軽に電子回路を組めるよう作られた基板です。
半田を使用するタイプと半田不要のタイプがあります。電子工作で広く知られているタイプは半田不要のタイプで、ソルダレス・ブレッドと呼ばれています。国内でブレッドボードという時はソルダレス・ブレッドを指します。
また、半田を使用するタイプはユニバーサル基板タイプがほとんどであるため、一般的に半田を使用するタイプのブレッドボードというときはユニバーサル基板タイプを指します。
各種電子部品やジャンパー線をボードの穴に差し込むだけで、半田付け無しで手軽に電子回路を組むことができます。半田付けをしないため部品の取り換えが容易です。大電流や高周波の回路では使用できません。
形状は一般的なユニバーサル基板ですが、ソルダレス・ブレッドのように最初からパターンが繋がっています。大電流や高周波を流す場合はユニバーサル基板タイプを使用します。パターンは仕様によって様々ですが、配線工数が削減できます。
絶縁体上に、導体が縦横に並んだ構造でプリントされています。これらは穴が開いたプラスチックで覆われています。穴は導体上に開いており、穴が開いた導体上には金属ソケットが付いています。そのため、穴から端子を差し込むとソケットに刺さり導体に導通します。端子間を接続する場合には、同導体上の別な穴から別な端子を差し込むことで、半田付けをしたように端子間を接続することができます。
穴間隔は、DIP部品をそのまま取り付けることができるように、DIP部品の端子間隔である2.54mmが一般的です。
ユニバーサル基板の穴周囲にはんだ付けするための銅薄膜が付いていますが、ユニバーサル基板タイプのブレッドボードは、複数個の穴が銅薄膜で繋がっています。穴に端子を刺しただけでは繋がらないため、半田付けをする必要があります。
端子間を接続する場合には、銅薄膜上の別な穴から別な端子を差し込んで半田付けをすることで、端子間を接続することができます。
ブレッドボードのサイズは様々ですが、蟻溝 (ありみぞ) によって結合ができるため全体の大きさは比較的自由に変えることができます。蟻溝とは断面が逆ハの字状になった溝のことです。
溝に合う出っ張り (凸型の直方体) と結合して外れないように出来ています。しかし、メーカーによって蟻溝の位置やサイズは異なるため、型番やメーカーは揃えた方が使いやすいです。粗悪品のブレッドボードは蟻溝自体が緩い場合や抜き差しがしづらいものもあるため注意する必要があります。
ブレッドボードを利用するメリットは、半田付けが不要なものがほとんどのため、組み立てが簡単であること。変更や分解をする際も再利用が簡単にできる点です。反対にデメリットとしては、扱える部品が限られている点や回路が複雑になると混乱するため規模が大きい回路には向いていない点があります。
ブレッドボードに回路を組み立てる時に用いるのが、回路図や実態配線図です。回路の部品の配置や配線を描いた設計図のようなものです。回路図と実態配線図の違いは以下の通りです。
回路図は、部品や電気的接続等を記号で表現する、より専門的な図になります。記号は規格としていくつか標準化がされています。いずれかの規格に従い、正しく表現することで、誰でも正しく同じように読むことができます。
実態配線図は、部品や配線をより詳細に表現する図になります。実物の部品や全体の構造と同じように描くため、図よりも絵のような表現に近いものもあります。
実態配線図の方が分かりやすく、はじめて組み立て作業をする人に向いています。一方、回路図自体が大きく複雑な構造の場合、実態配線図で表現すると複雑で分かり辛くなってしまうため、回路図の方が向いています。組み立てる回路の構造などを考えながら回路図を作っていく必要があります。
回路図や実態配線図を描くためのエディタやソフトなども活用していくと配線ミスなどの減少に繋がります。
参考文献
https://iot.keicode.com/electronics/what-is-breadboard.php
http://www.ee.ibaraki.ac.jp/09student/Lectures/KisoDenki/BB/BB-intro.html
https://ht-deko.com/arduino/breadboard.html
http://maicommon.ciao.jp/ss/Hardware/adFunc/Diagram/index.htm
https://shimatake-web.com/entity-wiring-diagram/
http://miqn.net/introduction/216.html
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/musashino_proto/517061.html
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2023年1月の注目ランキングベスト7
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | シグマ光機株式会社 | 40% |
2 | サンハヤト株式会社 | 30% |
3 | 株式会社山崎電子技研 | 10% |
4 | ソーラボジャポン株式会社 | 5% |
5 | 株式会社ナラハラオートテクニカル | 5% |
6 | 株式会社ティー・イー・エム | 5% |
7 | 株式会社オプトサイエンス | 5% |
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注目ランキングは、2023年1月のブレッドボードページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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