屈折計についての概要、用途、原理などをご説明します。また、屈折計のメーカー5社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。屈折計関連企業の2022年4月注目ランキングは1位:和研薬株式会社、2位:株式会社アタゴ、3位:株式会社オプトサイエンスとなっています。
試料の屈折率を測定する装置です。光源波長・温度・圧力が一定のとき屈折率は物質固有の値をとるため、物質の同定や純度試験に使われます。
また、果汁や飲料の糖度測定に使われる「Brix糖度計」も屈折計の一種とみなせます。Brix糖度計は、試料溶液中の糖類の濃度が屈折率に影響することを利用しています。
屈折計を使用する際は、温度や試料濃度が影響するため、安定した温度条件のもとで精密に試料調整をおこなってください。
物質の屈折率を定量的に測定できます。屈折率は物質の種類により変わるため、純度の目安となります。そのため食品や医薬品では、純度を確認するために品質規格に屈折率を設けているものもあります。より詳細に純度を調べるにはHPLCやGCによる分析が必要ですが、簡便に素早く測定するには屈折計が適しています。
果汁や飲料の糖度を計る「Brix糖度計」も屈折計の一種とみなせます。Brix糖度計は測定部に果汁や飲料を乗せて屈折率を測定しています。屈折率は糖類(グルコース、フルクトース、スクロースなど)の濃度と相関するので、屈折率をBrix糖度(単位:°Bx)に変換して表示します。
ハンディタイプや卓上タイプの屈折計が販売されています。圃場や工場に持ち込んで使用する場合はハンディタイプが使いやすいでしょう。
屈折計はプリズム、光源、検出器から成ります。光源と検出器は装置内部にありますが、プリズムは装置表面に露出しています。このプリズムの上に試料溶液を乗せ、測定スイッチを押すと屈折率(Brix糖度計の場合は糖度)が表示されます。このとき屈折計の中ではたらいている測定原理は以下の通りです(屈折計で一般的に用いられる「臨界角法」を解説します)。
光源波長・温度・圧力が一定のとき、屈折率は物質固有の値をとります。よって食品や医薬品の品質管理では、各品目の屈折率に管理範囲を設けて純度を管理していることがあります。測定値が管理範囲から外れた場合は、不純物の混入や成分の変性が疑われます。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年4月の注目ランキングベスト5
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 和研薬株式会社 | 44.4% |
2 | 株式会社アタゴ | 16.7% |
3 | 株式会社オプトサイエンス | 16.7% |
4 | 株式会社吉野計測 | 11.1% |
5 | 株式会社佐藤商事 | 11.1% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年4月の屈折計ページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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