非接触回転計のメーカー4社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
非接触型回転計は産業機器の回転機器の回転を測定するために使用されます。
回転機器はいろいろなもので測定されていますが、その回転により機器の能力が決定する事もあるので非常に重要です。
しかし、常時モニタリングする必要が無い場合にいちいち接触型回転計で図るのは手間がかかるし、高速で回転している場合は危険です。
その為、回転機器の性能試験の場合などは簡単に測定できる非接触型回転計が使用されます。種類としては、ハンディタイプから常設タイプまでいろいろなものがあります。
モーターを使用している機器でその回転数は非常に重要です。
例えばルーツブロワなどであれば回転数からその能力が求められますので、客先出荷の試験の前に必ず性能試験を行うことが必要です。その際に回転数を測定する為に非接触型回転計は使用されます。
基本的にこのような機器は常時モニタリングする必要が無いので、非接触型で十分です。ただし、常時モニタリングが必要な機器でも非接触型が好まれます。
接触型の回転数だと長年の仕様による摩耗などで、正確な回転数が検知できなくなるからです。
非接触型回転計はいろいろなタイプがあります。昔からあるのがストロボタイプとなります。
これはカメラのストロボのように光が点滅しますが、その光の周期を回転数と合わせる事により回転数を検知します。ストロボの点滅回数と回転数が同期すると、物体が止まって見えます。
この時に表示されている回転数により回転数を測定できます。
他にも赤色可視光を発光する事で回転数を測定するタイプの非接触回転計もあります。これらは回転機器のシャフトやプーリーに目印となる反射板のようなものを貼り付け、そこに赤色可視光が当たるようにします。
これにより一定周期で光が反射するので回転数を測定する事が出来ます。
他にも非接触型回転計は自分で作ろうと思えば作る事も出来ます。例えば近接センサーと鉄の板を組み合わせる事です。プーリーなどに鉄板を貼り付け、その鉄板に反応するように近接センサーを取り付けます。これにより一定周期で近接センサーは反応しますので、非接触回転計として使用する事が出来ます。
このように非接触回転計はいろいろなタイプもありますが、ほとんどの物は事前にプーリーやシャフトの直径、つまり周長を知ることが重要です。同じパルスでも周長が変われば回転数も変わるからです。
参考文献
https://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/category/h_revo.htm
https://www.webshiro.com/syouhinsetumei/MD34T-477S.html
https://www.webshiro.com/p04-25sokukaiten.htm
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