比重計のメーカー14社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
比重とは、水を基準とした時の物質の密度の比のことです。
ここでは液体の比重を測定するための装置を紹介します。
水を1とし、1より大きければ水に沈み、小さければ浮きます。
比重計とは、溶液の比重を算出するためのもので、浮ひょう(浮き秤)の一つです。
浮ひょうとは、液体に浮かせてその目盛りを読んで濃度を測定する秤です。
浮ひょうには比重計の他に密度計、ボーメ計、酒精計、ショ糖計があります。
また、これらの他にもエイ・ピー・アイ度浮ひょう、トワッデル度浮ひょう、軽ボーメ度浮ひょう、牛乳度浮ひょうなどがあります。
浮ひょうは、ガラス製やプラスチック製のものが主流ですが、最近では、浮き秤タイプのもの以外に、ロードセル方式、振動式、差圧式、放射線式などもあり、表示もデジタルで従来のものよりも簡単に計測できる製品も開発されています。
比重計は、塩分濃度、糖分濃度、工業用薬液の濃度、牛乳の脂肪分、アルコールの含有率、石油製品の品質などを確認するのに使われます。
主な用途としては、
などがあります。
比重計の基本的な構造は、胴部とけい部で構成されています。
胴部は浮力を保ち、けい部には目盛りが入れられています。
胴部の底には鉛の玉が入っています。
胴部を測定したい液体に入れると、液体の中に沈んだ体積に応じた重さの浮力を受けます。
浮ひょうは、自重と浮力が釣り合う分だけ沈みます。
その時の液面から目盛りを読み取った値が比重となります。
この浮ひょうのほとんどはガラスで作られていますが、プラスチック製のものもあります。
用途に合わせて選ぶことができます。
また、工業用途で使われているものは、ロードセル方式、振動式、差圧式、放射線式などがあります。
ロードセルとは、力の大きさを電気信号に変換する機械で、これを用いて重さを比重に変換します。
振動式では、おもりの部分を振動させ、その振動周期を測定することで比重を算出します。
差圧式では、測定漕の2点間の圧力の差が液体の比重に比例するという原理が用いられています。
放射線式では、液体の密度の差により放射線の透過率に差が生じるという原理が用いられています。
なお、金属など固体の密度を測定することのできる比重計も販売されています。
参考文献
https://yokotakeiki.co.jp/contents/resource/various_hydrometers.html
https://www.andokeiki.co.jp/hizyuukei/hizyuukeitop.html
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社