動力制御盤のメーカー10社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
動力制御盤は、ポンプやファンなどの動力機器の電源供給、保護、制御を目的とした電気設備です。
類似の設備に、分電盤、動力盤、電灯盤、制御盤などがあります。
一般家庭やビル、工場など至る所に設置されている分電盤は、各部屋や各設備への電源供給を目的としています。
動力盤は三相交流の動力機器、電灯盤は単相交流の照明器具やコンセントに電気を送るのが主な役割です。動力盤と電灯盤は電気の送り先をわかりやすくしただけで、分電盤でもあります。
運転・停止、点灯・消灯などの操作を電気信号で行うのが制御盤です。監視制御盤や自動制御盤などさまざまな種類があり、動力制御盤はこの中の一つとなります。
動力制御盤は、ビルやマンション、工場、遊園地、機械式駐車場など動力設備が不可欠な施設で用いられています。
動力設備には、空調設備、防災設備、給排水設備、エレベーター設備、コンベヤ・リフト設備など複数の種類があります。いずれの設備にも電動機(モーター)が設けられています。
電動機の役割は、電気エネルギーを機械エネルギーに変えて給水ポンプや排気ファンなどの動力機器を動かすことです。
動力制御盤では、動力設備を効率よく運用するために、シーケンスやフィードバックなどさまざまな制御システムが構築されています。
動力制御盤の形状は、高さ2m・幅1m・奥行き0.5m前後の直方体です。素材に鋼、ステンレス、アルミなどの金属が用いられています。
動力制御盤は配置方法や操作方法の違いにより、自立型、壁掛型、デスク型などに分類されます。また、屋外、屋内などの使用環境で、盤に施される防塵、防水、防湿などの耐性が変わってきます。
動力制御盤の盤内や盤面には、動力機器を動かすため数多くの電気部品が取り付けられています。それぞれの部品を電線で接続したのが電気回路です。動力制御盤の電気回路は、動力回路と制御回路の2つに大きく分かれます。
動力回路の主な役割は、電動機を駆動させるのに必要な電気を供給することです。大きな電流が流れることから主回路とも呼ばれ、配線用遮断器、電磁接触器、サーマルリレーなどの主回路機器で構成されています。
制御回路の主な役割は、中央・現場、自動・手動などさまざまな条件に従って電磁接触器を入・切することです。スイッチ、表示灯、補助リレー、タイマ、カウンタ、シーケンサ、タッチパネルなど多種多様な制御機器が使われています。
参考文献
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ieiej/26/9/26_693/_pdf/-char/ja#:~:text=%E5%8B%95%E5%8A%9B%E5%88%B6%E5%BE%A1%E7%9B%A4%E3%81%AF%EF%BC%8C%E7%AE%B1,%E3%81%AE%E6%A9%9F%20%E5%99%A8%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82
https://www.denso-osaka.com/news/181072.html
http://www.seigyo-ban.jp/column/post-3/
https://www.betsukawa.co.jp/solution/electric/ban/
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社