ラインモニタのメーカー4社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
ラインモニタと通信ラインに流れるデータをモニタします。
シンプルな通信の例として、装置①と装置②が通信ラインで接続されており、この通信ラインによって装置間で通信データが授受されています。通信をするためには通信仕様を決めて、その仕様に合ったデータを授受する必要があります。この場合、仕様が曖昧なため通信できなかったり、通信ライン上に問題があったり、バグがあったりなど様々な理由で失敗します。装置①と装置②の間に流れるデータをモニタするためにラインモニタを接続します。
通信に関係する企業のほとんどがラインモニタを使用しています。ラインモニタを使用することで通信ラインに流れるデータを確認できるためです。
ラインモニタを使用せずに通信トラブルを避ける手段はあります。例えば、デバッガを使用することで的確なブレークポイントへ対処したり、通信状態を確かめるデバッグルーチンを使用したりなどが挙げられます。これらの手段は優秀な技術者と時間を要するため、ラインモニタの接続は時間短縮にも貢献しています。
ラインモニタが担っている役割はロジックアナライザやオシロスコープ等により通信ラインを電気的に確かめることで代用はできます。それらとは異なり、ラインモニタは電気信号を文字列へ変換する機能があるため、電気信号を確かめるより確実かつ容易にデータをモニタします。
コンピュータ同士の通信のほとんどはシリアル通信を使用しています。コンピュータの理解できるデータ単位(8bitや16bit単位等)のデータを1bitずつ送信する通信方法をシリアル通信といいます。コンピュータにとってのシリアル通信は人にとってのモールス信号に似ています。モールス信号はトンツートンツーでアルファベットや言葉を表現します。精通した人同士ではトンツートンツーにより会話が可能となります。コンピュータ同士のシリアル通信も電気的な信号をモニタしても、その意味は分かりません。その電気信号を文字列に変換してモニタすることをラインモニタは可能します。
シリアル通信には、多数のプロトコルや種類があり、ラインモニタもそれぞれに対応するために多くの種類があります。
参考文献
https://www.fukufukudenshi.jp/v2/LineMonitor/
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