KVMスイッチのメーカー10社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
KVMスイッチとは、1組のキーボード(Keyboard)・ディスプレイ(Video/VisualUnit)・マウス(Mouse)で複数台のコンピュータを操作するためのハードウェアであり、CPU切替器・PC切替器という名称でも呼ばれる。基本的に1組のKVMから複数台のコンピュータを制御するが、一部機種では1台のコンピュータを複数台のKVMで制御できる機能を備えた製品もある。多機能なKVMスイッチは、KVMとしての機能だけでなく、USBデバイスやスピーカーの共有機能を備えたものもある。
KVMスイッチは、キーボード・マウス・ディスプレイのケーブルをKVMスイッチに接続し、USB・VGAが組み合わさった特殊ケーブルで各コンピュータとKVMスイッチを接続する。
これにより、1組のキーボード・マウス・ディスプレイで複数台のPCを切り替えて操作できるようになる。
KVMスイッチには受動スイッチ型と能動スイッチ型があり、PCやOSの特性によりKVMスイッチとの相性があるため適切なKVMスイッチを選択する必要がある。また、より長距離でのKVM制御ができるリモートKVM機器もある。
KVMスイッチの利用例
ここではKVMスイッチの原理について説明をします。KVMスイッチには2つのタイプがあります。
①機械式KVMスイッチ
ノブや押し釦で複数台のPCを切り替えていきます。電気的に回路を切り替えているため、選択中のPCからは物理的にKVMが接続されており、選択外のPCからは物理的にKVMが切り離されているように見えます。
機械式KVMスイッチは構造が簡便ゆえに非常に安価で販売されています。しかし、機械式のためそれほど多くのPCを接続することはできず、多くて12台が上限です。また、選択外のPCからは物理的にKVMが切り離されているように見えるため、PCやOSによっては周辺機器が接続されていない状態ということで、起動に失敗したりマウスレス状態でOSが立ち上がってしまうことがあります。
②能動KVMスイッチ
電子式KVMスイッチとも呼ばれ、PCの切り替えは特定のキーを素早く押下することによって切り替えることができるため、わざわざKVMスイッチ本体に手を伸ばして操作することが無いため利便性に優れます。
能動KVMスイッチは、機械式KVMスイッチとは違って、選択外のPCに対しては電気的に周辺機器が接続されたままであるように信号をエミュレーションしています。これにより、選択外のPCからはいつも周辺機器が接続されているように見えるため、PCやOSの起動に失敗することはありません。PCやOSによっては継続的に周辺機器が接続されている信号を監視していることがあり、そのような機能を持つ場合においても、能動KVMスイッチは有効に働きます。
これらのKVMスイッチは近距離での操作を想定した製品であり、さらに長距離からの操作を行う場合において、「リモートKVM機器」があります。
リモートKVMには制御方式によってアナログKVM、デジタルKVMというタイプが存在します。
参考文献
https://ja.wikipedia.org/wiki/KVM%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%83%83%E3%83%81
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社