ロードセルのメーカー18社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
一般的に荷重(力)の強弱を表わす単位として、kg重とかN(ニュートン)といった単位が用いられています。
ロードセル(荷重変換器)とはこのような力の強さを検知して、電気信号に変換・出力するための部品(センサー)です。
電気信号に変換されたデータを元にセンサーが検知した力の大きさを表示したり、記録されます。
ちなみに電気信号に変換しないアナログな方法で荷重を測定する装置に、「バネばかり」があります。これはバネが荷重に比例して伸びるという性質を応用したもので、バネの長さを測定することで力の大きさを知ることができます。
ロードセルは多くの分野で使われていて、私たちの身の回りにある電気製品の内部にも組み込まれています。
例えば家庭用の製品であれば、体重計・デジタル式のはかり・シャワートイレの便座、などがあります。
産業用であれば重量物用のはかりのほかにも、引張試験器・粘弾性測定装置・プレス機・糸やフィルムの巻き取り装置、などに使われています。
これら以外にも一部の航空機の操縦桿(サイドスティック)にもロードセルが使われていて、パイロットが手でスティックに力を入力するとコンピュータが荷重の大きさを検知して飛行機をコントロールします。
ロードセルが荷重の大きさを検知して電気信号に変換する仕組み(原理)ですが、物体が応力を受けると力の大きさに応じて歪みが起こるという性質を利用しています。
内部には応力の大きさに比例して形状が変化するような片持梁や円筒形などのセルに、ひずみゲージと呼ばれるものが貼り付けられています。ひずみゲージは、形状が変化すると電気抵抗の値が変わるという性質があります。セルに一定の荷重が加えられた時にひずみゲージの電気抵抗が変化することから、力の大きさを電気信号に変換して出力するという仕組みです。
使用するセルのサイズや材質を変えることで、測定したい力のスケールを大きくしたり小さくすることができます。これにより、数グラムからトン単位の巨大な力まで、幅広い範囲で重量を知ることができます。
ちなみに、最近はmNオーダーの微小荷重の測定が可能な高精度のロードセルが開発されていて、人工筋肉の研究開発などに使用されています。
参考文献
https://www.unipulse.tokyo/techinfo/loadcetthowto/
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
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