ダウンコンバータのメーカー8社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
ダウンコンバータは、テレビ、ディスプレイのような表示デバイスを内蔵する機器やDVD、ブルーレイレコーダーやプレーヤーなどのように、映像出力を持ちディスプレイデバイスに接続して使用する機器の中に組み込まれて機能します。また、ダウンコンバータというユニット単体で存在するものもあります。
目的は入力された映像信号に対して、自身のディスプレイデバイスが画面上にこれを表示できる画素数まで減らすことにより表示できるようにするデバイスもしくはデバイスを内蔵する機能ユニットです。
放送信号では、従来のアナログ放送の場合、画素数は水平720×垂直480です。画面の縦横のアスペクト比は4:3です。従来の放送をSD放送またはSDTV(Standard Definition Television)放送と言います。
BSデジタル放送と地上デジタル放送において初めてHD放送またはHDTV(High Definition Television)放送が開始されました。HD放送の画素数は水平1920×垂直1080です。画面のアスペクト比は16:9です。
HD放送はその画素数の数が約2000個あることから2K放送と呼ばれることもあります。
更に、現在では4K放送が既に始まっており8K放送もすぐそこまで来ています。これらの放送も全て
画面の画素数のことを言っており、これまでのHD放送に比べて、飛躍的に高画質化が実現されています。
この様に従来はSD放送のみが行われていましたが、現在では、高画質化が進み2K放送、4K放送、更には8K放送と止まることなく、画素数の増加による高画質化が進んでいます。
放送側もしくは映像コンテンツ側がこのように進化するに伴い、これを受信して映し出すテレビもしくはディスプレイ側は、新たな放送もしくはコンテンツが現れるたびに、これを映すためのテレビを買い替えなければならないとしたら利用者への負担は大きくなります。
この様な状況に対応するため、テレビの内部、もしくは専用の機能ユニットとしてダウンコンバータが用意されています。
例えば、SD放送のみを受信して表示させることのできる受信機があったとします。新たにHD放送が始まっても、HD放送を受信することはできません。ダウンコンバータを使えば、入力されたHD放送の信号を内部でダウンコンバートしてSD信号に変換してくれます。このSD信号の出力をSD放送用テレビにつなぐことによりHD放送が受信できるようになります。
この様に、新たな放送もしくは新たな映像コンテンツが出てきた過渡期において、特にダウンコンバータの必要性が高くなります。なんとなれば、新たな放送を受信できないディスプレイが世の中のほとんどだからです。
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社