ADコンバータのメーカー18社・74製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
実世界での情報は殆どが連続的なアナログ量ですが、これを機械に入力して処理するには0と1のデジタル量に変換する必要があります。adコンバータはアナログ信号をデジタル信号に変換するための電子部品です。逆にデジタル量をアナログに変換するものをDAコンバータと言います。
adコンバータは、さまざまなアーキテクチャ(変換方式)があり、サンプリングレートや分解能が異なります。これらの性質の違いは、目的に応じて適切なものを選択することができます。
さまざまな電子機器では、アナログ信号を入力情報として利用する必要がありますが、内部の処理はデジタル信号で行われます。そのためアナログ-デジタル変換を行う必要があります。
光や音声や、温度など、身の回りの信号は典型的なアナログ量であり、これらを扱う機器には必ずといって良いくらいadコンバータが搭載されています。
デジタルカメラやビデオ、オーディオ機器や光学メディアの読み込み機器などでは高速伝送がもとめられるため、高サンプリングレートの高速adコンバータが開発されています。
adコンバータがアナログ信号をデジタル信号に変換するには、大きく分けて3つの段階を踏みます。
第一に、連続的なアナログ信号を周期的に切り出して標本化(サンプリング)を行います。
第二に、サンプリングされた信号の振幅を離散的な値に近似する量子化が行われます。
そして第三に、量子化された信号を0と1のバイナリで表現する符号化が行われます。符号化を行う回路をエンコーダと呼びます。
adコンバータの性能を表す指標として、サンプリングレートと分解能があります。サンプリングレートは、変換スピードを表しており、値が大きいほど高速な変換ができます。分解能はどこまで細かく表現するかという指標で、ビット数(符号化の際の2進数の桁数)で表現されます。この値が大きいほど、高精度でなめらかな表現ができます。
一般に、サンプリングレートと分解能はトレードオフの関係にあり、高速にサンプリングできるものは分解能を犠牲に、逆に高分解能を達成するにはサンプリングレートを遅くするといったことが必要になります。
参考文献
https://www.marubun.co.jp/service/technicalsquare/a7ijkd000000bogr.html
https://www.cqpub.co.jp/dwm/Contents/0093/dwm009301230.pdf
社員数の規模
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