コンパレータについての概要、用途、原理などをご説明します。また、コンパレータのメーカー15社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。コンパレータ関連企業の2022年4月注目ランキングは1位:東芝デバイス&ストレージ株式会社、2位:日本テキサス・インスツルメンツ合同会社、3位:Microchip Technology Inc.となっています。
コンパレータとは、2つの入力信号を比較し、その結果によって異なる出力を行う素子です.一般的には測定したい信号の入力と、基準となる信号の2つを入力します。
これによって、基準値を上回る信号(電流や電圧)が入力されたときに特定の動作をさせるなどの条件分岐を回路上で行うことが可能になります。
コンパレータの入力はアナログですが、出力される信号はデジタルです。したがって、コンパレータはアナログ回路とデジタル回路のインターフェースとして利用されることもあります。
コンパレータは、入力信号(電流及び電圧)と基準信号を入力して比較を行う論理回路を組むことができます。
例えば電圧の過剰な上昇や低下をモニターして範囲外になるとアラートを出したり、装置の運転を制御するといったことができます。他にも、冷蔵庫やエアコンの温度を自動的に調節したり、携帯電話やPCでバッテリー残量が少なくなったらパフォーマンスを制限する、といったようにif/thenの条件分岐を行うことができます。
コンパレ-タは5つの端子を持っており、正・負それぞれの電源端子と2つの入力、それと1つの出力端子からなります。これはオペアンプとほぼ同じ構成をしており、反転増幅を行うかどうかの違いでしかありません。もともとオペアンプは入力電圧に差がある場合、供給電源の電圧を出力するという性質を持っており、コンパレータはこの性質を利用しています。逆に言えば、コンパレータの出力端子から負の入力端子にフィードバックをかけるような回路を組めば、オペアンプとして利用することも可能です。
コンパレータは反転増幅を行う機構を持っていないので、オペアンプのように発振防止のための位相保証を行っていません。そのため、コンパレータは、オペアンプに比べてコンパレータは応答性が高いというのが最大の特徴です。
また、複数のコンパレータを使用して、基準値を段階的に設定すれば、ADコンバータとして利用することができます。このような構造のADコンバータは非常に高速に変換を行うことが可能です。
参考文献
https://www.electronics-tutorials.ws/opamp/op-amp-comparator.html
https://www.rohm.co.jp/electronics-basics/opamps/op_what1
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コンパレータのカタログ一覧はこちら企業
株式会社小野測器*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年4月の注目ランキングベスト10
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 東芝デバイス&ストレージ株式会社 | 28.1% |
2 | 日本テキサス・インスツルメンツ合同会社 | 9.4% |
3 | Microchip Technology Inc. | 9.4% |
4 | ローム株式会社 | 9.4% |
5 | オン・セミコンダクター | 6.3% |
6 | Cystech Electronics Corp. | 4.7% |
7 | アナログ・デバイセズ株式会社 | 4.7% |
8 | Lision Technology Inc. | 4.7% |
9 | Diodes Incorporated | 4.7% |
10 | 新日本無線株式会社 | 4.7% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年4月のコンパレータページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
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電源が単電源と両電源の両方に対応しており、単電源の場合1.8V~7V 、両電源の場合は±0.9V~±3.5Vで使用できます。
消費電流は10uAと少ない電流で動作します。
出力がプッシュプルタイプで、TTLとCMOSの両方のタイプに対応しているため、ロジック回路に直接接続して使用できます。
出力電圧範囲は0.1V~VDD-0.1Vと幅広く、出力電流も5mAと、比較的大きなファンアウトがあります。
同相入力電圧幅が広く、VSSレベルからVDD-0.9Vまで可能となっております。
パッケージサイズはSSOP 5pinと小型で使いやすいコンパレータです。
AEC-Q100認定を受けているため、車載用アプリケーションにも使用できる、2回路入りのコンパレータです。
電源は単電源または両電源に対応しています。
消費電力はコンパレータ1回路当り0.4mA、入力インピーダンスも高く、入力バイアス電流は25nA程度で動作します。
入力オフセット電流は5nA。出力オフセット電圧は2mVと誤差が少なく、判定精度の良いコンパレータです。
出力タイプはTTLMOSとCMOSに対応しています。
電源電圧が2V~14Vと単電源で動作する2回路入りのコンパレータです。
入力回路にダーリントンPNP回路を採用することで、Low側の入力電圧が0Vでも比較できるようになっています。
低いオフセット電圧と低いバイアス電流、低消費電力でありながら、0.5usecと速い応答性があります。
パッケージ種類が多く、DIP、DMP、EMP、SSOP、VSP、TVSP、SIPの7種類がら選択でき、基板サイズや部品レイアウトに応じて選択できます。
AEC-Q100認定取得済でカーエレクトロニクスや産業、民生品など様々なアプリケーションで使用できます。
電源電圧範囲が単電源で3V~36V、両電源では±1.5V~±18Vまでの範囲で動作します。
オープンコレクタ出力で、Low側出力飽和電圧は130mVと低いON抵抗がキープできます。
ESD耐性は、人体モデルで2000Vと優れた静電気保護性能があります。
1パッケージに4回路搭載されており、パッケージは、DIPタイプ、SOPタイプ、SOICタイプの3種類が選択できます。
電源電圧が1.4V~18Vと乾電池1本の電圧で動作できる低電圧回路対応のコンパレータです。
400mVのリファレンス電圧を内蔵し、スレッショルド誤差が1.25%と低いため、高精度な判定動作が期待できます。
ヒステリシス電圧が6.5mVでり、動作に安定性があります。
パッケージは、DFNタイプと高さmmのSOT-23タイプがあります。
出力タイプはオープンコレクタで、電源電圧よりも高い電圧での制御も可能です。
消費電流は5V時に6.5uA程度で、入力バイアス電流が±10nA以下と消費電力低減に貢献できます。
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