アイソレーションアンプ

アイソレーションアンプとは

アイソレーションアンプ (英: isolation amplifier ) とは、入力・出力信号の間を電気的に絶縁しつつ、信号を伝達できる増幅器です。

アイソレーションアンプは、マイコン制御ボードのようなプリント基板の入力回路や出力回路に組込まれ、外部から入る信号を直流的に絶縁して、正確な計測が可能です。そのため、一般的に計測器や医療機器などに使用されます。

また、使用者の安全を確保する役割も果たします。感電防止、信号分岐、高アース電位対策、ノイズ対策などが特徴です。

アイソレーションアンプの使用用途

アイソレーションアンプは、高アース電位による逆走電流を取り除き、電源を保護します。また、ノイズの発生源が多い環境でも設置できます。具体的な使用用途は、以下のとおりです。

  • 電車車両
    架線電圧、電流の監視、駆動動力系の監視、車両間の制御信号インターフェースなど
  • 発電設備
    発電部・制御部間のインターフェース、直列接続された各バッテリーセル・太陽電池セルの端子電圧の監視、パワーコンディショナー制御信号の伝送用途など
  • FA関連
    各種センサ・制御機器間のインターフェース、大型電源の制御信号の伝送用途など
  • その他
    医療機器、半導体製造装置、通信機器、計測機器など

回路の要所に組み込むことで、機器が故障した場合も、使用者が感電しないよう安全対策として機能します。

アイソレーションアンプの原理

アイソレーションアンプは、回路が接地や電源共通によって双方影響を与えないように、回路を完全に切り離して絶縁しつつ、回路動作を行うタイプのアンプです。主な信号伝達方式は光、磁気、静電容量式などがあり、そのうち磁気方式の動作は以下の通りです。

アイソレーションアンプへの入力信号は、まず入力側のバッファアンプ1へ入ります。このアンプは、高い入力インピーダンスと低い出力インピーダンスの特性を有しています。アイソレーションアンプの出力側に設けるものは、同様のバッファアンプ2です。

2つのバッファアンプの間に絶縁回路がありますが、入力側と出力側とは直流的に完全に絶縁されています。絶縁回路には、信号トランスがあり、1次側と2次側のコイルに各々スイッチング素子が接続されています。2つのスイッチング素子を同時にオンオフを繰り返すことで、同期整流が可能です。

次に、同期整流により、1次側に入った信号電圧と等しい電圧が、2次側に伝わります。したがって、信号トランスの1次側と2次側は、完全に絶縁されても、信号を2次側から取り出すことが可能です。

アイソレーションアンプの特徴

アイソレーションアンプには、以下のような特徴があります。

  • 出力側から入力側への電流の漏れがないので、感電することがなく安全が確保可能。
  • 入力と出力間に高電圧が存在しても動作するため、高電圧部の信号増幅が可能。
  • 入力と出力間に極めて大きなノイズがあっても動作し、同相ノイズの除去が可能。
  • 耐電圧が高い。 (数千ボルトの製品が多い)

アイソレーションアンプのその他情報

1. アイソレーションアンプの電源

アイソレーションアンプの絶縁トランスには、信号トランスの他に、電源トランスが設けられています。電源トランスの1次側は、発信器からの矩形波が加えられ、2次側にも同じ矩形波が発生します。

発振器の発振周波数は、アイソレーションアンプの周波数特性に合わせて設定されます。50kHz~100kHz程度の矩形波発振器です。電源トランスの電圧は、1次側・2次側とも各々スイッチング素子を駆動します。

電源トランスも、1次側と2次側が直流的には絶縁されています。1次側と2次側のバッファアンプの電源も、電源トランスの1次側及び2次側からの供給です。

2. アイソレーションアンプのフォトカプラ

アイソレーションアンプの信号伝達が光式の場合、フォトカプラを使用します。このフォトカプラは、入力と出力をお互いに完全に浮かせた様な絶縁回路にする時や、異電位の信号を検出する時などに使われているアイソレーションアンプ回路に使用する光ICです。

参考文献
https://jp.rs-online.com/web/c/semiconductors/amplifiers-comparators/isolation-amplifiers/
https://toshiba.semicon-storage.com/
https://ednjapan.com/edn/articles/1809/05/news018.html

超音波加工機

超音波加工機とは

超音波加工機とは、超音波を使用して切削や研磨などの作業を行う機器のことです。

超音波加工機を使用した加工方法は、工具と工作物の間に切削油やスラリー状の砥粒を提供し、工作物の表面を少しずつ脆性破壊させて材料を除去することで行われます。硬脆材料に対して三次元形状の加工が可能であり、材料の導電性がなくても加工ができる点が特徴です。

超音波加工機は、超音波振動する振動子、振動子を駆動する発振器、刃物から構成されています。振動子は、高周波の電力を超音波振動に変換できる素子であり、工具と工作物の接触部分で高周波振動が発生します。高周波振動によって、工具が工作物に接触する瞬間に高いエネルギーが発生し、材料の加工が可能です。

金属加工やセラミックス加工などの分野で広く使用されており、高精度な加工が必要な場合にも適しています。また、導電性のない材料に対しても加工が可能であるため、難削材料や高価な材料の加工にも有用です。

超音波加工機の使用用途

超音波加工機は、硬脆材料や切削が難しい材料の加工に威力を発揮し、セラミックやカーボン繊維の切断、石英ガラスの加工、金型の研磨などに使用されています。また、超音波振動による微細な切断が可能なため、パンやケーキ、ピザの切り分けなど、超音波フードカッターとして商品化されています。超音波振動により刃と食材の摩擦抵抗が小さくなり、綺麗な切断面に仕上がります。

また、医療分野も用途の1つです。骨や歯の切削や摘出、白内障の手術において、超音波を利用した加工が行われます。また、超音波振動により組織や細胞を破壊する効果があり、がん治療や脂肪吸引などにも応用されています。

さらに、食品加工では、超音波振動を利用した乳化や分散、抽出、殺菌などが行われ、乳製品や調味料、ジュースや酒の生産でも、超音波加工は欠かせない技術です。

超音波加工機の原理

超音波加工機の原理は、超音波振動を利用して切削抵抗を低減させ、大きな加工スピードと高精度な切断をすることで成り立ちます。超音波振動を刃物に加えることで、摩擦抵抗を小さくし、硬い材料や一般的な機械加工では加工が難しい材料の加工が可能です。

超音波加工には、スピンドル加工と砥粒加工という2つの方式があり、それぞれ異なる原理で動作する点が特徴です。スピンドル加工は超音波振動を加工ジグに与え、ジグを回転させながら加工を行います。砥粒加工は超音波振動している加工ジグに砥粒を流し込み、少量ずつ粉砕加工します。

発振器は電力を超音波振動に変換する装置であり、振動子の作動周波数は刃物や砥石で変わるため、最適周波数に調整する電子回路が搭載されている点も特徴です。振動子は超音波振動を発生させるBL振動子や、振幅を拡大させる固定ホーン、振動を伝える刃物等で構成されています。刃物は用途に応じて使い分けることができます。

超音波加工機の種類

超音波加工機には主にカッター型超音波加工機、研削・研磨用超音波加工機、溶着用超音波加工機の3種類が存在します。

1. カッター型超音波加工機

カッター型超音波加工機は、刃物に超音波振動を与えて材料を切削する方式です。食品加工やプラスチックの裁断、医療器具の加工など、幅広い用途に利用されています。超音波振動によって、材料が溶着したり、熱変形したりすることが少なく、精度の高い切断が可能です。

2. 研削・研磨用超音波加工機

研削・研磨用超音波加工機は、砥粒を超音波振動させながら砥石を回転させることで、材料表面を研削・研磨する方式です。砥粒を微小に振動させることで、研削・研磨の効率を高め、表面粗さを減らせます。金属加工やセラミック加工などの精密な研削・研磨に利用されます。

3. 溶着用超音波加工機

溶着用超音波加工機は、超音波振動を利用してプラスチックや金属を溶着する方式です。接着剤を使用しないため、環境負荷が低く、接着剤を使用した場合よりも高い強度が得られます。自動車部品や電子部品などの組立に利用されます。

参考文献
http://usmaj.o.oo7.jp/kezuru.html
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jasj/74/4/74_219/_pdf/-char/ja

超音波顕微鏡

超音波顕微鏡とは

超音波顕微鏡とは、超音波を入射して被観察物である試料からの反射波の強さや位置などを検出し、これを元に試料の状態を観察する顕微鏡です。

工業分野でよく用いられる電子顕微鏡と比較すると分解能は低いものの、光学顕微鏡よりも高分解能で微小領域を計測、観察できることが大きな特徴です。

超音波顕微鏡の使用用途

超音波顕微鏡は、工業分野での製品検査によく利用されています。超音波顕微鏡は、超音波を試料に入射して観察を行うため、入射深度を変更すれば試料の表面だけでなく、内部や底面まで非破壊で観察できることが特徴です。

具体的には、電子部品などの内部検査や一般的な材料の内部検査、粘着剤の密着性の確認、貼り合わせ面などのクラックやボイド、剥離などの検出に使用されます。電子部品などの内部検査や一般的な材料の内部検査、粘着剤の密着性の確認などにも有用です。いずれも、貼り合わせ面などのクラックやボイド、剥離などの検出に使用されます。

超音波は物質が連続している部分では減衰しながらも波が伝播していきますが、隙間などの連続していない部分では伝播できず境界面で大部分が反射する性質があります。そのため、剥離した部分やボイドなどで反射した反射波を検出できます。

超音波顕微鏡の原理

超音波顕微鏡は、超音波が異なる物質が隣り合う箇所に伝播した際に、その一部は反射され一部は透過する特性を利用しています。そして、反射波を検出して観察する場合が反射型、透過波を検出して観察する場合は透過型です。

1. 透過型

透過型の超音波顕微鏡は、試料を挟むように2個の音響レンズを向かい合うように配置された構造です。そして、一方の音響レンズには超音波を入射する圧電素子、もう一方の音響レンズ側には超音波を受信する圧電素子が配されています。

測定の際には、一方の音響レンズ側から超音波を入射し、焦点に置かれた試料を透過した超音波をもう一方の音響レンズ側の圧電素子で受信しています。

2. 反射型

反射型の超音波顕微鏡では、一方にのみ音響レンズと圧電素子が配置された構造です。この圧電素子が超音波の入射および資料からの反射波を受信しています。透過型および反射型のいずれも受信した超音波の強度や位相を解析して試料の表面や内部の状態の測定および観察が可能です。

超音波顕微鏡としては、透過型よりも反射型の製品が多く市販されています。その大きな理由は、反射型は試料を音響レンズで挟み込む必要がなく試料の厚さに制限がないからです。また、音響レンズを共焦点に設置する操作が不要のため、操作がより単純で取り扱いが容易なこと、画像形成と伝播速度の測定が可能であることなども反射型超音波顕微鏡の大きなメリットです。

超音波顕微鏡のその他情報

1. 反射型超音波顕微鏡の強み

反射型超音波顕微鏡を使用した測定法であるパルス反射法は、試料内部の剥離やボイドの検出に強い方法です。この方法では、水浸させたサンプルにパルス波形の超音波を照射して、内部で反射されたパルスから物体内部の情報を得ています。

このパルス反射強度は、境界面となる2つの物質の音響インピーダンスの差に依存しています。音響インピーダンスとは、材質の密度と音速の積で定義される量であり、空気層の反射はほぼ100%です。このため、このパルス反射法は試料内の剥離やボイドの検出に強い方法となります。

2. 超音波顕微鏡を用いた細胞観察

近年、超音波顕微鏡に使用分野として、これまでの工業分野以外に生物学分野が注目されています。100MHz~200MHzなどの高い周波数で用いて細胞の中を可視化できる超音波顕微鏡が開発されています。測定時に高周波数を用いても水中の細胞に悪影響はなく、このような超音波顕微鏡を用いれば細胞が生きた状態で観察可能です。

そのため、これまでのように色素染色しなくても細胞内の構造たんぱく質の変化を確認できます。現在では、細径ファイバーに高周波超音波を伝搬させる技術が確立されていることに加えて、ファイバー先端を凹面上に加工して超音波を収束させ、方位分解能を細胞レベルまで高めています。

超音波顕微鏡では、細胞内の物質の密度や粘弾性をもとに画像化しており、細胞増殖などをコントロールする細胞骨格の観察に非常に好適です。この特質を活かして、がん細胞集団からがん細胞を識別する技術も開発されています。この技術を用いて、正常な細胞が識別できるように蛍光たんぱく質を発現させ、抗がん剤がん細胞にどのように作用したかを確認できます。

参考文献
https://www.honda-el.co.jp/hb/3_12.html
https://www.jstage.jst.go.jp/article/gomu1944/61/4/61_4_260/_pdf
http://optronics-media.com/news/20151120/37380/
https://www.tut.ac.jp/docs/PR151111.pdf#page=2
https://www.jstage.jst.go.jp/article/oubutsu1932/60/3/60_3_266/_pdf
https://www.japanlaser.co.jp/technology/ksi_ultrasonic_principle/
https://www.mst.or.jp/method/tabid/1335/Default.aspx
https://www.olympus-ims.com/ja/applications/high-temperature-ultrasonic-testing/

方向制御弁

方向制御弁とは

方向制御弁

方向制御弁は、油圧回路において作動油が流れる方向を制御するバルブです。シリンダやモーターなどの動きをコントロールします。油圧アクチュエータがシリンダの場合は伸縮方向、モータの場合は回転方向、掴み式のアタッチメントの場合はクラウド・ダンプ方向を決めます。

方向制御弁は、主にチェック弁(逆止弁)と方向切換弁が主流です。方向切換弁の制御方法には、機械式、油圧式、電磁式があります。電磁式の出現により、制御の利便性が向上しています。

方向制御弁の使用用途

方向制御弁は、主に建設機械業界で使用されています。油圧ショベルをはじめ、ブルドーザーやホイールローダーなどの製品で、油の流れをコントロールする部品として重要な役割を担っています。

油圧ショベルの場合、1つの油圧ポンプでシリンダ、モータに加えて様々なアタッチメントを駆動させる必要があります。方向制御弁は、油圧ポンプから入力した油の方向を制御し、各アクチュエータへ分配する役割を担っています。方向制御弁は機械の複雑な動きを可能とします。

方向制御弁の原理

ここでは、方向制御弁の主流であるチェック弁(逆止弁)と方向切換弁の原理を解説します。

  • チェック弁(逆止弁)
    チェック弁は、主にポペット、ばね、入力部および出力部で構成されています。
    入力部から入った油がばね力以上になった時、ポペットがばねを押しつけ、出力部に油が流れます。出力部から油が入った場合は、ポペットをばね方向へ押し付ける力が加わらないため、油は入力部へ流れません。
  • 方向切換弁
    方向切換弁は、主にスプール、入力部のAおよびB、出力部のAおよびBで構成されます。
    例えば、方向切換弁の方向の切り替えにより、方向切換弁の先にあるシリンダの伸縮を制御します。

何も入力の信号がない場合、スプールは中立の状態を保っており、出力部A・Bは経路が塞がっているため、シリンダへ油が流れません。次に入力部のAから信号が入力された場合、このA方向からスプールが動き、出力部Aから高圧の油がシリンダへ流れます。シリンダからの戻りの油が出力部Bから入り、油が格納されている容器へ戻されます。入力部のBからの動きも同様で、このようにして方向切換弁が作動します。

参考文献
https://www.ascojp.co.jp/recruit/denjiben03.html

アルミブリッジ

アルミブリッジとは

アルミブリッジ

アルミブリッジ (英: Aluminum bridge) とは、軽量のアルミ素材でできており、大型トラックや軽トラックなどの運搬車両の荷台にトラクター、建機、乗用車、バイクなどを積み下ろしする時に使う梯子です。

アルミブリッジには、作業中にブリッジが外れないように荷台に固定できるフックが付いており、ツメ式フックとベロ式フックがあります。選定する際は、有効長さ、有効幅、最大積載荷重、積載する機械や車両の足まわりなどを考慮することが大切です。

アルミブリッジの使用用途

アルミブリッジは軽トラックや大型トラック、バン、福祉関連車両などに様々な機械や車イスなどを載せる用途で使われています。

具体的な使用例は以下の通りです。

1. 農業・工業

耕うん機、草刈機械など小型農機の軽トラへの積み込み、小型のトラクターやコンバインの積み下ろし、ゴムまたは鉄クローラーの重機や建機の積み下ろし、マイクロユンボの軽トラへの積み込み積み下ろしに利用されます。

2. 歩行者用橋

歩行者や自転車のための橋として使用されます。軽量で頑丈な構造を持ち、歩行者やサイクリストが川、道路、鉄道などの障害物を安全に渡るために利用されます。

3. 仮設橋

災害や建設現場などで一時的に道路や川を横断するためにアルミブリッジが使用されます。これらのブリッジは設置が迅速で耐荷重性が高いため、非常に便利です。

4. 舞台のブリッジ

イベントや公演のための舞台セットとして、アルミブリッジが使用されることがあります。軽量で運搬や設置が容易なので、音楽コンサートやフェスティバルなどに適しています。

アルミブリッジの特徴

アルミブリッジはアルミニウム製の橋構造物で、以下のような特徴があります。

1. 軽量性

アルミブリッジはアルミニウムの軽量性を活かして設計されており、持ち運びや設置が容易です。これにより、急なアクセスや緊急時に迅速に展開できます。

2. 耐腐食性

アルミニウムは腐食に対して高い耐性を持ち、錆びにくい特性があります。湿度の高い環境や海岸地域でも優れた耐久性を発揮します。

3. 迅速な設置

アルミブリッジはモジュール式で組み立てや分解が簡単で、仮設橋として急な必要性に対応できます。災害時や建設現場での一時的な橋として活用されます。

4. 多目的

アルミブリッジは歩行者、自転車、車両、農業機械など、さまざまな用途に適しています。また、ブリッジの設計によって、異なる荷重要件に対応可能です。

5. 安全性

アルミブリッジは段差のある梯子状の構造を持ち、滑り止めの表面が設計されています。これにより、安全かつ効率的に高所にアクセスできます。

 

アルミブリッジはその軽量性、耐腐食性、設置の迅速さ、多目的性、そして安全性から、さまざまなシーンで広く利用され、特に非常時や建設現場でのニーズに応える頼りになる構造物です。

アルミブリッジの選び方

アルミブリッジには通常、農業機械用、自動二輪車用、建設機械用の3つの主要な種類が存在します。

1. 足の種類

農業機械や建設機械の足の種類に応じて、アルミブリッジのハシゴ部分の形状が異なります。具体的には、ゴムクローラー、鉄クローラー、タイヤ、または振動ローラーに対応する形状があります。

したがって、アルミブリッジを選ぶ前に、使用する車両や機械の足の種類を確認してください。

2. 金具の有無や積載物の重量

アルミブリッジを使用する車両に取り付ける金具がある場合、フック式 (ツメ式) のアルミブリッジを使用します。一方、金具がない場合はベロ式のものが適しています。

また、過積載を防ぐために載せるものの重量を調べることが大切です。

3. 長さ

アルミブリッジの長さは、安全性を確保するために重要です。短いブリッジは傾斜が急になり、適切なサポートが難しくなります。

したがって、ブリッジの長さを慎重に選択し、安全性を最優先に考えると良いです。

参考文献
https://www.hasegawa-kogyo.co.jp/product/list.php?cat=8
https://alumis.jp/wp-content/uploads/2019/02/819e3bf53932ae2e56a8cec4663feb73.pdf

グリッププライヤー

グリッププライヤーとは

グリッププライヤー

グリッププライヤー(Grip pliers)は握り部分にネジ式のロックがあって、物をつかんだ状態のままロックすることができるプライヤの一種で「ロッキングプライヤー」とか「バイスグリッププライヤー」とも呼ばれます。

形によって、カーブタイプ、ストレートタイプ、ロングノーズタイプ、Cクランプタイプなど様々です。

モンキレンチ、ニッパーペンチ、万力などの代わりに使える便利な工具で、物を固定した状態を維持したまま、曲げたり、回したりできるので、作業内容によって適切な製品を選ぶと効率をアップさせることが出来ます。

グリッププライヤーの使用用途

グリッププライヤーは木工や鈑金、溶接、機械工作、整備、配管、DIYの作業など分野を問わず、幅広い現場で作業効率化のために使われています。

具体的な使用例は以下の通りです。

  • 配管作業、ドライバーの補助、グラインダー作業
  • 車や機械、バイク、船舶のメンテナンス作業
  • 小径パイプの回り止め
  • 折れたビスの取り外し
  • 角鉄材やパネル類の固定
  • 金物の仮固定、溶接作業
  • ワイヤカッターとしての使用
  • 破損ネジ、小ネジ類、割りピンなど小物の保持作業

グリッププライヤーの原理

グリッププライヤーの構造と使い方はシンプルです。挟みたい物の厚みに合わせて口を開け、後端の調整ネジで幅を調整し、ハンドルを強く握るとロックがかかって口幅が固定されます。作業後にはハンドルの解除レバーを下げてロックを解除し、固定物をリリースします。

口の開き幅は対象物に合わせて自由に変更できますが、無理な使い方をすると途中で外れることもあります。また、調整ネジを締め付ける際の強度が適切でないとロックがかからなかったり、グラつきが生じたりするので、対象物を確実に固定するためには注意が必要です。

口の開き幅の調整が不要なオートマチックタイプのグリッププライヤーを使うと力も必要なく簡単にガッチリくわえてくれるので、サイズ調整不要、締付強度調整も可能です。

ロック解除機構は小さな力で大きな力を得るてこの原理を利用したもので 、適度な力を加えることでスムースにリリースが出来ます。

参考文献
https://www.takagi-plc.co.jp/products-handled/electric/category?genre=2&category=203
https://www.toptools.co.jp/products/280/
https://www.lobtex.co.jp/products/tabid/139/catid/15/pcatid/1/Default.aspx

チューナ

チューナとは

チューナ

チューナとは、テレビやラジオにおいて放送される複数のチャンネルの中から任意のチャンネルを選択する装置のことです。

一般的にはテレビやラジオの中に内蔵されています。しかし、受信したい放送波の受信機能を機器に内蔵していない場合は、外付けで専用のチューナを接続することもあります。

例えば、地上デジタル放送とBSデジタル放送の受信機能はテレビに内蔵されていても、CSデジタル放送の受信機能を内蔵していない場合があります。そのとき、CSデジタル放送を受信する専用のチューナを別途用意して、テレビの外部入力に接続することが可能です。

チューナの使用用途

チューナを内蔵する機器としては、テレビ、ラジオに加えSTBやDVD/BDレコーダーやHDDレコーダー等があります。一口にチューナと言っても、テレビなどに内蔵されたタイプのもの以外に、テレビの外側に用意して放送波を受信して、その出力をテレビに出力するタイプも存在します。

このタイプのチューナは、STB (Set Top Box) と呼ぶこともあります。テレビの上において使うという意味からつけられた名前ですが、現実的にはテレビの下側のラックの中に収納して使う場合も多いです。

チューナの原理

チューナで受信した信号は、RF部と呼ばれる回路に入力されます。RF部とは、取得したい波長範囲の信号を選択して次の回路へと出力する機能を持つ回路です。

RF部の中身は複数のフィルタ回路から構成されます。RF部に入力された信号は、まずバンドパスフィルタを通ります。バンドパスフィルタは、選択したい信号の周波数領域だけを通過させるフィルタ回路です。

地上デジタル放送受信用などの信号のチューナかは、このバンドパスフィルタで決まります。他にはローパスフィルタ等を使用して、選択波長領域以外の信号をノイズとして排除します。その後、アンプで信号の増幅を行い、信号出力する回路がRF部です。

RF部から出力された信号はADコンバータ回路等を通り、テレビが受信できる信号に変換して出力されます。

チューナのその他情報

1. レコーダーにおけるチューナの役割

レコーダーでは地上デジタル放送受信用、BSデジタル放送受信用、CSデジタル放送受信用を1セットにして、複数セットのチューナを内蔵するものもあります。各種レコーダーの場合、裏録に対応する必要があります。地上デジタル放送のあるチャンネルを見ながら、他のチャンネルの同時間帯の番組を録画したい場合には、2つの地上デジタル放送チューナの内蔵が必要です。

さらには、地上デジタル放送のあるチェンネルを見ながら、2つの異なる地上デジタル放送を同時に録画できるようなレコーダーも存在します。加えてBSデジタル放送チューナ、CSデジタル放送チューナも同様の理由で複数個同時に内蔵するレコーダーもあります。

2. 受信できる信号

テレビの場合、現状では地上デジタル放送受信用、BSデジタル放送受信用、CSデジタル放送受信用に合計3種類のチューナを内蔵しています。1つのチューナでは、これら3種類の放送を受信することができないからです。

地上デジタル放送は、従来アナログ放送においてUHF放送が行われていた周波数帯を利用して放送されています。470〜710MHzの範囲での放送です。BSデジタル放送はパラボラアンテナで受けた受信波が、アンテナ内で変換されBS-IFと言われる周波数帯1022〜1522MHzにダウンコンバートされた信号がBSデジタル放送用のチューナに入力されます。

テレビに内蔵されるCSデジタル放送は、110度CSデジタル放送と呼ばれます。BSデジタル放送同様に、CSデジタル放送受信用のパラボラアンテナで受けた受信波が、アンテナ内で変換されCS-IFと言われる周波数帯1572〜2072MHzにダウンコンバートされ、CSデジタル放送用のチューナに入力されます。

参考文献
https://www.sun-ele.co.jp/support/how/bs_freq.html

喰い切り

喰い切りとは

喰い切り

喰い切り (End nipper) は配線や針金をきれいに切断できるニッパーの一種です。刃がハンドルに対して直角になっていて釘の頭を切れるタイプのニッパーです。喰い切りニッパー、エンドニッパーとも呼ばれます。
喰い切りは奥まった箇所での切断に最適なニッパーで、釘の頭や鉄線、ステンレス線、真鍮線、銅線など金属線を切断し、切断面を平面に作り出すために使用されます。喰い切りの先端部の刃渡りの長さや形、刃部の硬度、切断能力、本体とグリップ部分の材質、ばねの有無、大きさなど多様なスペックのものがあります。

喰い切りの使用用途

1. 配線や針金の切断

喰い切りは配線や針金をきれいに切断できます。刃がハンドルに対して直角になっており、釘の頭を切れるタイプのニッパーであるため、金属線を切断して切断面を平面に作り出せます。

2. 突起物切断

試作品などで突起物をきれいに切り落とすのに喰い切りを使用できます。

3. 密集した箇所・奥まった箇所での切断

喰い切りは刃渡りが短くて切断面を平面にできるため、密集した箇所や奥まった箇所でも切断できます。

4. 電子部品やリード線の切断

喰い切りは細かい部品や線を切断するのに適しています。特に電子部品やリード線の切断に用いられます。

5. アルミ板の切り欠き

アルミ板などの薄い板状の材料に対して、喰い切りを使用して切り欠きを作れます。

6. ハリガネの切断、締付

喰い切りはハリガネの切断や締め付けにも使用できます。

9. 壁面に突起している釘などの切断

壁面に突起している釘などを切断するのにも喰い切りを使用できます。

10. ステンレス鋼線の切断

喰い切りは特殊合金鋼を使用しているため、ステンレス鋼線などの硬い素材を切断できます。

11. ワイヤーをねじる作業

喰い切りは、細い金属線をねじるのにも使用できます。

12. その他

チェーンを切ったり、バネホックやカシメ、ハトメを外したり、ファスナーの長さを調整するのにも使えます。

喰い切りの構造

1. 刃先の構造

喰い切りの刃は持ち手に対して垂直で、刃先はくさび型になっています。持ち手に力を入れて刃を閉じたとき、二つの刃がお互いがぶつかってすぐに潰れない構造です。

2. ガタ防止の構造

喰い切りの刃は、一般的なニッパーと異なり、左右合わせた二枚合わせの構造ではなく、三枚合わせ構造になっています。このため本体を挟み込むような形状となっており、長期間使い込んでもガタが生じないメリットがあります。

喰い切りの原理

喰い切りによる切断の原理は以下の通りです。

1. 切断対象を固定する

二本の持ち手を軽く握って、刃先で切断する対象物を挟みます。

2. 「てこ (梃子) の原理」の応用

次に二本の持ち手を握る力を増加させて、口の部分に挟んだものを切断します。その際「てこの原理」により,持ち手を握る力よりも口の部分で挟む力の方が大きくなることを利用します。

喰い切りは、刃先を素材に対して垂直にあてがうことで、素材を切断します。刃先を素材に押し付けながら切り進めることで、素材をきれいに切断できることが利点です。また刃先がくさび形状になっていて素材の一部を切り落とせるため、奥まった箇所での切断できる便利な工具です。

喰い切りの特徴

長所

(長期間使い込んでもガタが生じない構造)
喰い切りは三枚合わせ構造の刃を持ち、本体を挟み込む構造になっています。そのため左右合わせた二枚合わせ構造の一般的なニッパーと比べて、長期間使用しても切断精度が保たれ、ガタが生じにくいメリットがあります。

(突起物の切断に最適な刃形状)
喰い切りの刃は、刃がハンドルと直角に交わる形状であり、くさび形状の刃先を持っています。この形状により釘の頭や金属線の突起部分を効果的に切断できます。

(切れ味がよく切断できる)
喰い切りの刃には特殊合金鋼を使用し、高周波焼入れによる硬化処理が施されているため、非常に切れ味がよく、針金や金属線を綺麗に切断できます。

(美しく正確な切断ができる)
喰い切りの刃が突起物を垂直に切り取るため、切断面が平面的になります。そのため正確で美しい切断面を作り出せます。

(容易に切断できる)
喰い切りの刃には高硬度な特殊合金鋼が使用されており、切断能力が非常に高いため、硬い金属線や釘の頭なども容易に切断できます。また刃部には高周波焼入れ処理が施されているため、耐久性にも優れています。

短所

(丸いものや細いものの切断には不適)
喰い切りの刃先がくさび形状であるため、丸いものや細いものを切断する際には、刃先が入りにくい場合があります。

(細かい作業には向かない)
喰い切りは刃先が太く、力強く切断できるため、大型の針金や金属線を切断する際には適していますが、刃先が太いため、細かい作業には向いていません。

(柔らかいものを傷つける可能性がある)
喰い切りは特に金属製品の切断に威力を発揮しますが、刃先が頑丈すぎるため、柔らかい素材の切断には向かない場合があります。特にプラスチック製品などの場合、刃先が切断箇所以外の部分を傷つける可能性があるため注意が必要です。

喰い切りのその他情報

喰い切りは、用途に応じた適切なサイズや形状・材質のものを選ぶことが重要です。

一般的に切断する素材の硬度や厚さに合わせて、刃渡りの長さや形状を選びます。またグリップ部分の材質や形状も重要で、握りやすさや滑り止め効果を考慮して選ぶことが大切です。

喰い切りには、ばね付きとばねなしのタイプがありますが、ばね付きの方が切断後に自動的に開くため、作業効率が良くなります。さらに、刃の硬度にも注意が必要で、硬度が高いほど耐久性が増し、切れ味がよくなりますが、同時に刃研ぎが難しくなる場合があります。

精密ニッパー

精密ニッパーとは

画像出典元: Amazon

精密ニッパー (英: Micro nippers) とは、配線や針金をきれいに切断できるニッパーの1種です。

マイクロニッパーとも呼びます。精密機器や電子工作などの細かな作業に適しており、薄い刃を持ち、小型で軽量であるため、すき間が少ない場合に使用されます。

中には、繊細な作業に特化したプラモデル専用ニッパーなどもあります。

精密ニッパーの使用用途

精密ニッパーは、精密なエレクトロニクス関連や通信機器関連の作業に適しており、細かいものをカットをする時などに使用されます。

使用例は以下の通りです。

  • 細い配線や基板の組み立て時のリード切断
  • ジャンパーワイヤーやテフロン被覆ワイヤーの切断
  • プラスチック模型やラジコンの製作時の、プラ部品ランナー切り離しやバリ取り
  • タイラップの後処理
  • 家庭でのDIYや3Dプリンター出力品のサポート材切断
  • アクセサリー製作

限られたスペースの中で、細かいものをカットする時に使用されます。

精密ニッパーの原理

精密ニッパーは、支点を介して刃の部分とグリップの部分が交差する構造になっています。ハサミやペンチなどと同様、てこの原理を利用することで、大きなせん断力を作る仕組みです。

精密ニッパーの原理は、シーソーと同じで、支点 (回転軸) から離れたグリップ (力点) に力を加えることで、支点に近い刃 (作用点) に大きなせん断力が働き、金属線などの丈夫な素材を切断することが可能になります。精密ニッパーはハサミなどと比べ、支点から刃までの距離が近いため、コンパクトな形状でも、より大きな力を作ることができます。

精密ニッパーの構造

精密ニッパーは、一般的に刃先・グリップ・スプリング (戻しバネ) の3つで構成され、刃は主に「両刃構造」と「片刃構造」に分けることができます。

両刃構造は左右どちらにも切刃がついているため、中心に切断痕ができます。刃の角度が大きいほど痕が目立ちます。 片刃構造は切れないまな板と切断刃がついており、端に切断痕ができます。刃が薄く欠けやすいため、取り扱いに注意が必要です。

精密ニッパーの選び方

精密ニッパーは、サイズや刃の形状などによる特徴や違いを理解し、目的に合ったものを選ぶ必要があります。

1. サイズ

精密ニッパのサイズは100〜200mm程度まであり、サイズにより特徴が異なります。小型の精密ニッパーは、小さな部品や細い配線を切断するのに適しています。

大型の精密ニッパーは、切断能力が大きい分狭い箇所に刃が入らない場合があるため、精密な作業には向きません。精密ニッパーのサイズは、切断能力や作業性に大きな影響を与えるので、作業目的や予算に応じ、適切なサイズを選ぶことが重要です。

2. 刃の形状

ニッパーには「ストレート刃」と「ラウンド刃」の2つの刃の形状があります。ストレート刃は、曲線状の部品を切断するのには不向きですが、直線的な部品を正確に切断することができます。

また、刃先がまっすぐであるため、作業スペースが限られている場合にも、切断する部品に近づけることができます。ラウンド刃は、刃先が丸くなっているため、部品の形状に合わせてスムーズに切り進めることができます。

また、刃先が細いため、繊細な部品を簡単に切断することができます。切断した後に生じる切り残しも少なく、切断面も滑らかで綺麗に仕上がります。作業する内容により、「ストレート刃」と「ラウンド刃」を使い分けることで、作業効率がアップし、綺麗に仕上げることができます。

3. バネの有無

ニッパーにはバネ付きとバネなしの製品があります。バネがつけられているものは、刃が自然に開くようについているため、作業後開き戻す手間がかからないため便利です。ただし、収納する際に、スペースをとるというデメリットがあります。

4. グリップの種類

手に合わないグリップを使用すると、作業能率が下がるだけでなく、力を入れすぎてケガをしてしまうことがあります。グリップにも長さや形、素材などさまざまな種類があるため、自分にあったグリップを選ぶことが大切です。

変換ケーブル

変換ケーブルとは

変換ケーブル

映像、音声やデータ等の入出力端子の信号を取り出して他の機器と接続する際に使われるのが変換ケーブルです。

送受信双方の機器間で、信号自体はそのままで、コネクタのみ変換する場合と、信号自体の中身まで変換する場合、およびこれらの組み合わせの3つのケースがあります。

また、変換ケーブルと似た働きをするものに変換コネクタがあり、信号の変換もしくは物理的なコネクタの変換を行うのみで離れた機器間どうしをつなぐためのケーブルはついていません。

変換ケーブルの使用用途

変換ケーブルとして比較的良く利用されるものに映像や音声および制御信号を伝送するHDMI端子やPCやその周辺機器に接続しデータの送受信のために使われるUSB端子を有する変換ケーブルがあります。

色んな端子のものがありますので、HDMI端子の場合、異なる端子形状を有する機器間に変換ケーブルを使用することがあります。

上記に加え、異なる信号形式に変換する変換ケーブルも用意されています。アナログの映像信号を伝送するVGA端子やRCA端子、映像信号をデジタル伝送するDVI端子、デジタルの映像および音声信号を伝送するDisplayPortなどを有する機器との間で信号の橋渡しを行うことが多いです。片方がHDMI端子とVGA端子、RCA端子、DVI端子、DisplayPort用端子の変換ケーブルが存在します。

USB端子の場合も、複数の端子形状を有するものがHDMI同様に数多く存在しますので、これら端子の形状変換を行うために変換ケーブルを使用します。

変換ケーブルの原理

以下ではHDMIおよびUSB変換ケーブルのベースとなるHDMIとUSBの各技術規格の概要を説明します。

HDMIはデジタル家電用のインターフェース規格で、映像、音声および機器間の認証を含む制御信号を1本の信号で伝送することが可能です。HDMI規格が生まれるまでは、これらの信号は、夫々別々に伝送する必要がありました。

HDMIには、複数のコネクタ形状のものが存在するのと同時に、複数の規格が存在し、タイプA~Eまでに分類されています。タイプAはピン数19で標準的なサイズのものでPCやノートPC、BDプレーヤなどで使われています。

タイプCは19ピンでミニHDMIとも言われカメラやデジタルビデオカメラなどで使われています。更にマイクロHDMIと言われるタイプD、車載機用として使われているタイプEがあります。

他方、USBにもHDMI同様に複数の規格が存在します。タイプAは標準的なサイズのものでPCやノートPCに使われています。

タイプBは少し大きめのサイズで正方形に近い形をしており、プリンタやスキャナで使われています。タイプCは、上下どちらの方向に差し込んでも大丈夫なタイプでスマホやPCなどで使われ始めており、今後増えてくるものと思われます。

更にmicroUSBがあり、これはタイプAをコンパクトにした形状のものでPCやデジカメで使われています。

参考文献
https://www2.elecom.co.jp/cable/adapter/?category=client-personal
https://sakidori.co/article/259227
https://hytec.co.jp/useful/video5122
https://www.biccamera.com/bc/i/topics/osusume_hdmi_cable/index.jsp
https://xn--pc-mh4aj6msdqgtc.com/column/video-output-types.html
https://smartlog.jp/163540