ミストセパレータのメーカー13社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
ミストセパレーターは空気中のミスト状(細かい霧状)の水分や油分を取り除くために使用されています。
一般的にミストセパレーターと呼ばれるものが使用されるのは、コンプレッサーで圧縮された空気を送るラインです。
コンプレッサーは大気よりも何倍も空気を圧縮するので空気中の水分が凝縮します。これらの水分や油分は機器の故障などに繋がるので、ミストセパレーターにより分離してから必要な箇所に圧縮空気を供給します。
圧縮空気の品質を上げる為にも、ミストセパレーターは無くてはならない存在なのです。
ミストセパレーターは圧縮空気の品質を向上させるために使用されますが、主として計装空気として用いられる圧縮空気に用いられます。
圧縮空気で動作するシリンダー等に水分が入ると錆などの原因になるので必ずミストセパレーターで細かい水分を除去します。ただし油分が必要な場合は、ルブリケーターと呼ばれる別の部品で油分だけを供給する事もあります。
また、食品工場でもミストセパレーターは重要です。圧縮空気の品質はJIS B 8392に規定されていますがその中で食品工業に使用する圧縮空気の品質も定められています。
その為にもミストフィルタは非常に重要なものとなってくるのです。
ミストセパレーターはミストを除去するための細かいフィルターと除去したミストを溜めるボウルからできています。
ミストセパレーターの性能を決めるのは細かいフィルターの部分なので、フィルターのろ過度によりその性能が決定します。もちろん細かいほど性能は高いのですが、その分詰まるのも早いので選定の際は圧縮空気の品質を見極めて慎重に選定する必要があります。
特に一般的には目の粗いフィルターと段階的に組み合わせていく事で、効率的に圧縮空気の品質を上げる事が可能です。
また、フィルターが細かすぎるとその分機器の値段も高く、メンテナンスコストもかさむのでJIS B 8392を参考に圧縮空気を使用しているラインで、どの程度の品質が求められているのかよく確認する必要があります。
ただし注意しなければならないのはミストセパレーターはあくまでもミストを分離するだけの機器であるので、圧縮空気中の匂いは除去できません。
例えば食品工場などでその匂いも気になる場合は、活性炭フィルターなどを使用する必要があります。
参考文献
https://www.tlv.com/ja/contact-us/faq/100000/100000-008/no-60042/
https://www.smcworld.com/products/ja/s.do?ca_id=321
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