ドレンセパレーターのメーカー5社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
ドレンセパレーターとは、圧縮空気及び蒸気中に含有している、無駄な水分となっているドレンという空気が熱を失って凝縮した水を、分離及び排除する装置のことで、汽水分離機とも呼ばれています。
コンプレッサと配管の間に、組込むことで使用するインライン式と、配管中に邪魔板などを装着して枝管からトラップに流入するドレンを排除する2タイプがあります。
インライン式のドレンセパレーターでは、除去が困難である空気中に含有する浮遊ドレンを、高速回転の遠心力を用いることで分離する、サイクロンセパレータが有名です。
ドレンセパレーターの適用流体は、蒸気や空気などで、空調設備や各種工業設備に用いられます。
具体的には、冷凍式のドライヤーにおいて、直前に装着することで、圧縮空気のみがドライヤーに入ることになり、その結果熱交換器の負荷を軽減します。
また、エアフィルタの前段において、粗取り用に用いると、圧力損失が軽減可能です。
そして、冷凍式のエアードライヤーにおける、ドレントラップが排出不能になると、水分がエアーラインへ出てしまうことが多々起こりえます。
このようなケースでも、エアードライヤーの後に、スーパーサイクロンセパレータを設置すると、機能を発揮可能で、エアフィルタへの負荷を軽減可能にします。
また、ドレンセパレーターを、配管の立ち上がりの直前部分に接続すると、水および水滴を効率良く分離可能です。
端末空圧機器の直前に装着すると、スーパーサイクロンセパレータから排出される、2次側の圧縮空気が冷却されると、配管内にドレンが生じて、端末から水が出てしまうケースが考えられるため、できる限り直前に装着します。
ドレンの素となる、水分及び湿分は、大気の一部であるため、圧縮空気システムからの凝縮液発生は、避けることは不可能です。
圧縮プロセスの間中、空気は加熱され続けます。
その後、ホースや、バルブや、配管などを通って冷却されていきます。
周囲温度(アプローチ)に近づいていくにつれ、蒸気は液体に凝縮していき、機械的な分離により除去することが可能になります。
空気がさらに冷却されていくにつれ、より多くの凝縮物が発生していきます。
水分だけが、プロセスにとって好ましくない物質とは限りません。
圧縮空気中には、油潤滑の空気圧縮機から流出する潤滑油や、空気圧縮機で吸入した大気腐食性のガスや、エアロゾルや蒸気、パイプシステムや圧力容器からの固体粒子や錆、圧縮機によって空気より吸入される固体粒子なども考えられます。
これらの大部分の不純物を、圧縮空気から除去することは、プロセスにとって非常に重要になってきます。
サイクロン式のドレンセパレーターでは、圧縮空気から発生していく、凝縮液を強制的に排出することを目的として、遠心分離動作を利用しています。
回転することで、凝縮液は遠心分離器の壁に結合していきます。
凝縮液はドレンセパレーターにより、プロセスシステムから除去されていきます。
参考文献
https://www.tlv.com/ja/steam-info/steam-theory/other/1004separator2/
https://www.ipros.jp/monosiri/term/%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%91%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC
https://www.omega-air.si/jp/products/condensate-separators
https://www.fukuhara-net.co.jp/product_af_cyclone.html
社員数の規模
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