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カネテック株式会社

【2021年版】サイクロンセパレータ5選 / メーカー16社一覧

サイクロンセパレータのメーカー16社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。


目次


サイクロンセパレータとは

サイクロンセパレータとは流体中に混ざり合っている粒子を分離するものです。流体中に存在する微粒子ごみの密度と流体自体の密度との差を利用し、それぞれに生じる遠心力の差から流体中の微粒子ごみを分離します。

固形物や砂などの摩耗成分が混ざった液を吸う場合、ポンプではスタフィングボックス内に液が入らないようにしなければいけません。また摩擦に強いポンプを選び、検知装置などが必要となるため高価になります。それらの課題はサイクロンセパレータを利用することで解決します。

サイクロンセパレータの使用用途

排ガスから生じた汚染物質の除去、研磨後の廃液に混ざった研磨粉の回収、微粒子の分級・分離、工場排水・排水処理槽等からの沈砂・化合物の除去、食品・薬品・化学工業の製造プロセスに生成された結晶・原材料の回収・分級、超音波洗浄液・高圧洗浄機の循環洗浄液からのバリ・異物の除去、ブラストやウォータージェット等の砥粒の回収、サンプリング液からの固形物除去などに使用されています。また、正確な粒子分離の前処理として産業界で広く使用されています。

サイクロンセパレータの原理

サイクロンセパレータ(以後、分離装置)は一般的には円錐形状となっています。微粒子ごみが混ざり合った液をポンプの出口から分離装置のハウジング内へ流し込み、分離装置の内部で螺旋流を発生させます。流体中に存在する微粒子ごみの密度と流体自体の密度に差があるため、螺旋流によって発生する遠心力にも違いが生じます。この違いを利用することで油水分・固形物はハウジング内壁に叩きつけられ、そのまま内壁に沿って落下します。清浄になった液が分離装置の上方から吐き出されて、スタフィングボックスへ送られます。その他の油水分・固形物は下方へ落下し、ポンプの吸込側へ送られます。このように、分離装置は微粒子ごみを混ざり合った液に利用されますが、微粒子ごみを含まない液の場合でも、万一微粒子ごみが侵入しており、問題生じることがないように安全対策として使用されることがあります。また、その分離方法から圧縮空気の脱水器とも言われます。

サイクロンセパレータのメリット

サイクロンセパレータは、液体または気体の流体中に相の異なる異物を分離する装置です。たとえば、家庭用掃除機では気相と固相(ゴミ)、圧縮空気の脱水機では気相と液相(水分)、研磨液では液相と固相(研磨剤)の分離に使われています。サイクロンセパレータのメリットは、作用するらせん状部自体には動力源を持たず、すでに流れている系内に設置して遠心力の差により分離するため、低コストで稼働できます。そしてらせん構造のみなので、余程の悪条件が重ならない限りメンテナンスフリーになります。
対してデメリットは、微細な粒子は流体の流れに乗ってしまい分離できないこと、そして圧力損失が大きく、流体スピードを維持するために大きなエネルギーが必要になることです。サイクロンセパレータを採用している集塵器の能力は、ブロア能力の影響を最も受けることになります。

サイクロンセパレータの設計

メンテナンスの手間が少ないためダスト集塵設備として幅広く採用されていますが、一般的にダスト集塵の場合、重要なのはブロア圧力であるといわれています。風量風速が半減してしまうと集塵能力は大幅に低下してしまうため、サイクロンセパレータの設計は、ブロア圧力が律速ということになります。マルチサイクロンなど組み合わせのアイデア次第で、新しく設計する余地はまだまだある素材です。

バグフィルタとサイクロンセパレータ

粉体製品の製造工程では、製品の分級や回収でサイクロンセパレータを複数段で使用すること、更に後段にバグフィルタを組み合わせる場合があります。また焼却炉でも、どちらか単独の設備では規制値を守ることができない場合は、同様に組み合わせて設計されることもあります。これはサイクロンセパレータの欠点の一つである、微細粒子が集塵できないことを補うための処置です。また組み合わせることによりバグフィルタへの負担を軽減し、ろ布の交換間隔延長による交換作業費の削減、交換ろ布の廃棄費用削減などランニングコストを抑えることが可能であり、連続運転期間延長から生産性の向上も見込まれます。

参考文献
https://www.nikuni.co.jp/equip/coolant/vdf.html
https://www.rccm.co.jp/development/fluid/lapple_dpmdiscrete_phase_model.html
https://www.monotaro.com/s/pages/readingseries/pumpjissen_0214/
https://www.fukuhara-net.co.jp/product_af_cyclone.html
https://www.rccm.co.jp/development/fluid/lapple_dpmdiscrete_phase_model.html
https://www.kochi-tech.ac.jp/english/admission/img/5fff9db770d7adc90c75d3c3f6a0952a_2.pdf
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kakoronbunshu1953/17/9/17_9_357/_pdf

サイクロンセパレータのメーカー情報

サイクロンセパレータのメーカー16社一覧


サイクロンセパレータのメーカーランキング

社員数の規模

  1. 1 株式会社ノリタケカンパニーリミテド
  2. 2 株式会社テイエルブイ
  3. 3 株式会社ヨシタケ

設立年の新しい会社

  1. 1 株式会社クア・ソリューション
  2. 2 株式会社シーシーエス
  3. 3 Xinxiang Hexie Feed Machinery Manufacturing Co.Ltd.

歴史のある会社

  1. 1 株式会社ノリタケカンパニーリミテド
  2. 2 株式会社ニイミ
  3. 3 株式会社ヨシタケ

サイクロンセパレータ5選

サイクロンセパレータ

株式会社フクハラ サイクロンセパレータ 画像出典: 株式会社フクハラ公式サイト

特徴

スーパーサイクロンセパレータは、目詰まりが起きないシンプルな構造になっており、圧力降下が0.5kPa以下に抑えられたサイクロンセパレータです。

圧縮空気や窒素ガスから電源不要・高効率で水分や油分を分離できます。冷凍式エアードライヤーの前段・後段やエアーフィルターの前段などに設置して、熱交換器やフィルターにかかる負荷の軽減することが可能です。

レベルゲージが付いており、ドレンの排出状況が容易に確認できます。

株式会社フクハラの会社概要

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サイクロンセパレーター SPC型 シリーズ

株式会社ノリタケカンパニーリミテド サイクロンセパレーター SPC型 シリーズ 画像出典: 株式会社ノリタケカンパニーリミテド公式サイト

特徴

サイクロンセパレーター SPC型は、スリムで軽量タイプのサイクロンセパレータです。水溶性クーラントから異物を分離したり、クリーンタンクにおいてSS濃度を安定化させたりする目的で利用されています。

特許技術を用いた独自の発泡抑制機構を備えているため、従来のサイクロンセパレータで課題となっていた液の泡立ち防止が可能です。サイクロン部にはステンレス・鋼材以上の耐摩耗性を持つナイロン樹脂、リジェクト部にはセラミックスを採用しており、高い耐久性を誇ります。

株式会社ノリタケカンパニーリミテドの会社概要

  • 会社所在地: 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番36号
  • URL: https://www.noritake.co.jp/
  • 創業: 1904年
  • 従業員数: 5,120人

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サイクロンセパレータVDF

株式会社ニクニ サイクロンセパレータVDF 画像出典: 株式会社ニクニ公式サイト

特徴

サイクロンセパレータVDFは、工場排水や工作機械のクーラント液・超音波洗浄液などにおける固液分離処理に利用されているサイクロンセパレータです。

クーラント液の清澄化は加工精度を保ち不良率を下げるのに有効で、液交換およびタンク清掃の回数を減らすことにもつながるため、代表的な使用用途として挙げられます。

高い効率でスラッジを取り除くことができ、捕集効率は25µmで99%、10µmで90%以上です。アンダーフローの方式を工夫することによって液の泡立ちが起こりにくく、ポンプの動作不良や泡の飛散が生じません。

株式会社ニクニの会社概要

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SL型 大流量サイクロンセパレーター

株式会社シーシーエス SL型 大流量サイクロンセパレーター 画像出典: 株式会社シーシーエス公式サイト

特徴

SL型 大流量サイクロンセパレーターは、クーラント液中のスラッジ除去に特化して設計されており、インラインで使うことも可能な液体ろ過用サイクロンセパレータです。

ポンプによる加圧で発生させた渦を用いて比重分離する機構を採用しているため、比重さえ液よりも大きければ材質に関係なくスラッジを分離できます。エレメントを使用しないため、廃棄物の発生を最小限に抑えつつ、交換にかかる手間を削減することが可能です。

株式会社シーシーエスの会社概要

  • 会社所在地: 埼玉県北葛飾郡杉戸町大字下野823番地8
  • URL: https://kk-ccs.com/
  • 創業: 1997年
  • 従業員数: 18人

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サイクロンセパレータ付き濾過装置 CSシリーズ

カネテック株式会社 サイクロンセパレータ付き濾過装置 CSシリーズ 画像出典: カネテック株式会社公式サイト

特徴

CSシリーズは、研削液中のスラッジや砥粒を回収できる、サイクロン部とタンクが一体になったコンパクトなサイクロンセパレータです。

サイクロン部の前段に磁性スラッジの回収に適したマグクリーンを設置したタイプは、回収操作を2段階に分けたことで効率よく不純物を除去できます。また、バグフィルターに集めた不純物を脱水できる特殊な機構が採用されており、スラッジの廃棄が容易です。

タンクはクリーンタンクとダーティタンクの2層式構造になっており、従来機と比べてクリーンタンクへの不純物混入が抑えられています。

カネテック株式会社の会社概要

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